「イクメン」とは、日本で子育てに積極的に関与する「男性」を指す俗語である。
顔立ちの魅力的な男性を指すイケメンが転じたもの。
イケメンの語にやや遅れて2000年代から急速に普及した。
※ウィキペディア参照
最近「イクメン」という言葉はすっかり世間に根付いてきた気がします
題名にある、「イクメンプロジェクト」とは実は厚生労働省が実施しています。
育児を積極的に行う「イクメン」を応援し、男性の育児と仕事の両立を推進するということで平成22年度から実施しています
プロジェクトでは、男性の育児休業取得、仕事と家庭の両立、育児への参画を促すため、積極的に育児をしている・これからしたい男性や、企業・自治体、学生等に向けた様々な事業を実施しています。
と、いろいろ前向きなことが書かれていますが、実際の男性育休取得率は
6% ほどです
ただし、プロジェクト発足の平成22年から考えると、当時は1.3%程度だったことと、
男性が育休を取得する考えがなかった過去のことを踏まえたとしても、4%の上昇は思ったよりも伸びていないと思います
ちなみに政府は令和2年(来年)までに男性の育休取得率を13%に引き上げる目標を掲げています
現在の2倍以上の目標なので、恐らく難易度としてはぐるぞーパパが
日本人の大好きな年末ジャンボで1億当てるぐらい難しいです笑
一方、世界へ目を向けてみると
福祉先進国と呼ばれるノルウェーが90%以上
同じく北欧のスウェーデンが80%以上 と北欧組が圧倒的な数字を誇っています
じゃあ日本の制度が整ってないんじゃねーの
ってことでを調べてみたところこんな結果が出てきました
※父親が給与を全額支給された上で育児のために仕事を離れることができる期間
第1位 30・4週 日本
第2位 17・2週 韓国
第3位 12・5週 ポルトガル
どうやら日本の男性の休暇期間については他国に比べすこぶる良いらしいです
また、日本の男性育休取得率6%の中身の、大半が「名ばかり育休」である実態浮き彫りととなっています。
育休を会社制度として実質義務化し、ウチの会社の取得率は女性だけじゃなくて、なんと男性の取得率も高いんです~
と働きやすさをうたいながら実際は1日しか認めていない企業もある。ということで政府も改善に乗り出すとか
さらに、数年前の育休取得日数の本調査(27年)によると、男性の育休取得日数は
「5日未満」が56・9%と突出
次いで「5日~1カ月未満」は26・2%
「1カ月以上」は16・7%です
過半数が5日未満(1日だけもあり)で、次に多いのが1週間程度といったところでしょう
でも問題の本質は、育休を取得できる会社環境や日本の制度でもありません。
もう一つ興味深い結果があります
育児休業を取得した男性のうち3割は、家事・育児を2時間以下である
※アプリ「ママリ」のユーザーに対してインターネット調査による
ちなみに家事・育児時間が3~5時間が2割
5時間以上が3割 という結果である。
「育休中の夫の家事・育児時間が2時間以下」の女性は、夫が育休を取得していない女性よりも、夫婦間での家事・育児の役割分担に対する納得がいってないんだけどっていう調査結果も出てるみたいです。
政府が施策を促して、日本の企業さん育休取得制度を広めていってくださーい
って旗を振るのもいいかもしれませんが、数字だけじゃなくもっと中身を見ないと何も本質は変わりません
一般的に僕たちが目にする、政府が作り上げた育休取得率は年々上昇することは間違いないと思います
パパになった僕たちが向き合わなければいけないのは、
いかに休みを取るかではなく、いかにズタボロになっているママを支えてあげれるか です。
ミシェル(妻)も出産直後はそうでしたが、とても神経質になっていて、妊娠してる時の方がはるかに元気でいました
何十時間、何日間も痛みに耐えた疲れを癒す間もなく、我が子が鳴けば寝ることもできず、授乳の時間になれば我が子を起こし泣かれるといった、自分一人の時間がまるっきりなくなります。
今こそパパであるあなた番ですよ
育休を取る、取らないの前に、普段の休み、仕事終わりでもできることからやっていきましょう
普段服を脱ぎ捨てる人はせめて、洗濯機にいれて回すまでするとか
ご飯を作るのがしんどいって言った日には、妻が食べたいコンビニやスーパーの弁当やスイーツを買ってくるのもいいかもしれません
普段から手伝えることをちょっとずつ、そして徐々にできる範囲を広げていくことは、育休を取ることよりも何倍も価値があることだということを忘れてはいけません
数字ではなく、もっと本質を大事にしてくださいねっ