コロナ軽傷者受け入れの仕事を始めてから感じること・・・
やっぱりコロナとの戦いはメンタルです。
患者さんの生活環境・・・
基本的に部屋から出られないし、差し入れも必要最低限のものだけ、洗濯はコインランドリーを使えるわけではないので手で洗って自分の部屋に干さなければなりません。お弁当は出るけど自分の好きなものが食べられる訳ではありません。
多くの部屋はいわゆるビジネスホテルのシングルルームで広い空間とは言えません。
お弁当は食中毒などおこさないようにお弁当が納品されてから配布されるまで冷蔵庫で保管されます。ビジネスホテルの環境で各部屋にレンジがついていないので、皮のついた鶏肉がカッチンコッチンになったまま食べなくてはならない・・・という状況でした。せめて共通のエレベーターホールにレンジを置かせて欲しいとホテルに直談判して使えるようになりました。
差し入れが制限される理由については、差し入れの多くは同居者によるものが多いということが問題点となってます。同居者の家族は多くは濃厚接触者であり、1度PCR検査を受けているといえどその時は発症していなく、実は無症状で感染してる・・・可能性が高い人たちなので出歩いてもらったり、差し入れを受け渡すために間に入るスタッフの感染リスクがあるということで最小限にされているようです。
そんな生活環境が少なくとも1週間は続きます。
私のホテルは今病院で治療して軽症になったコロナ患者さんが多くを占めるので入院期間を含めると1ヶ月以上の療養生活を送っている方もいます。
家庭内感染はやっぱり多く、家族のなかで重症化して集中治療室に入っているけどお見舞いにいけません。家族で亡くなった方がいても会いにいけません。人によっては、家族に自分がうつしてしまったと自分を責めている人もいます。
ホテルで療養している方には陰性確認のためPCR検査が行われます。体調に合わせて1回目より24時間後に2回目のPCR検査をして2回連続で陰性だったら家に帰ることができます。
1〜2週間でスムーズに帰れる人もいます。しかし1ヶ月連続で陽性だったり、陰性と陽性を繰り返えす人も少なくなく結果を伝えるこちらもどのように伝えるか悩まされることもあります。
そんな中、隣に寄り添い対面で話でも聞いてあげられれば良いのですが
やはり防護服などの物品が豊富にない中むやみに患者さんに対面することはできません。
とても心苦しいです。
励ましになるかわかりませんが、折り紙やミニコメントをお弁当に添えたりします。コメントも頑張っている人に「頑張れ!」はなんだか辛くなるんじゃないかって思って書く内容も結構悩んでます。
気持ちの支えになること・・・これからも考えていきたいと思います。
ご参考までに・・・・