<9月28日の読書>
藤崎 都〔著〕
角川書店 (2006.4)
通常2-3日以内に発送します。
(油田採掘権を得るためにリドワーン王国へと派遣された志水八尋。
恵まれない境遇で育った八尋の野望は、成功してトップにのし上がること。
その為なら、体も容姿も利用できるものは全て使ってきた。
しかし、宮殿に呼び出された八尋は、なぜか王国の第一王子であるサイードに
「他の王子にその体を差し出すつもりなら、私が使ってやろう」と襲われた挙げ句、
宮殿へと閉じ込められてしまう。
その上サイードが、母の形見である指輪と同じ細工の指輪を持っていることを知り…?
砂漠の運命が導く―アラビアンナイト・ラブ。)
あらすじ読んでさぁ
野望のためなら体も売れるのかあ。
成功してトップにのし上がるって…やる気満々すげえなあと思い、
八尋ってどんなくらい狡猾もしくは生意気なやつなのかしら?と
冷静受けとか想像してたのに
ぜんぜん野望って感じじゃないの。
っていうか、むしろいいように流されちゃってます。
悪な上司に、悪役(攻め王子様の従兄弟)のもとへ差し出されそうになって
早速気分悪くなっちゃってるし、全然カラダ使ってねー。
いやあ、元はそんな風にカラダ使ってたってあるんだけど
ホントけ?と思っちゃうくらい純情?です。
王子様(攻め)とはやけくそって感じで関係持っちゃうし。
「鉱区の権利が欲しい」って口では言ってても野心ギラギラ感が全然ナッシング。
仕事でカラダを使ってはいても、1回も快楽を得たことがなかったんですって~
それがこの王子様には啼かされちゃって…
テクニシャンなの?それとも一目ぼれだった?
いままでデープチッスが苦手だったとあるけど、
それはすごく理解できるなー。
チッスはね~やっぱ好きな人じゃないとキモイっす。
チッスの事で必ず思い出すヒャアアアな思い出。
働き始めてすぐの飲み会で、みんなが激しく深く酔っ払ってしまい(ワタクシは冷静)
ヴァカな奴が箸置き(平べったくて丸い)をそいつの隣の奴に口移しでーーー。
そしたらまわされたソイツもそのまた隣に口移しでーーー。
丸テーブルでさあ、ギャアアアアな事がおっぱじまっちゃったワケですよ。
男も女も関係なくね。隣の奴にやるんじゃと半ば強制…
そんときワタクシのとなりには職場一番のブーチャン(男)がっ!!
純なワタクシはそんときゃまだデープなのしたことなかったの。
初デープチッスがこいつ(ブーチャン)?
いやああああああっ
一人でガクブルしてたらソイツ(ブーチャン)にまわす子(女)で止まった。
神様ありがとう!
あのときほど神に感謝したことは無くってよ。
ワタクシも相当いやだったけど、ブーチャンの反対隣の子も嫌だったのねぇ。
酔っ払ってできない振りしてたけど、そうでしょ?絶対。
だって隣(女)からはデープに受け取ってたモン。
ハッ!すごく脱線しちゃったけど、
それくらいキスはメンタルなものだということが言いたかったノー。
八尋が王子様のキスは最初から気持ちよくなっちゃってたのも
きっと一目ぼれ(自覚の無い好意)だったのよねっ!
で、話はというとルビーで薄いせいか話がすごく早く進む。
すぐHしちゃうし、すぐ好きになっちゃうし、悪人の手の中に落ちても
すぐに助けられます(王子様に。)
話としてはとても読みやすいし、ラブ度は高めでいい。
あんまりアラブっぽくないけど。
王子様がそんなに尊大じゃないからなのかな?
八尋はとっても王子様に大事にされてます。
いいなー。