エアガンを、特に長物を選ぶときに全長(≒バレル長)の選択は非常に悩むものです。
カタログや通販を利用する際には自分も次のような基準を設けていました。
フルサイズ(例:M14、FAL、G3、64式小銃、M16、G36他)
世にアサルトライフルという考えが現れた時期の長さで、主に平野や山間部での射撃を企図したもの。
カービン(例:M4、HK416、G36C/K他)
騎兵銃の意味を持ちますが、車両等での携行のしやすさや、建造物の多い(=射程がさほどいらない)場所での使用を企図したものです。
フルサイズを短くしただけのものという乱暴な認識でいいと思います。
AKや89式小銃はフルサイズとカービンの間くらいでしょう。
またブルパップ系のライフルも全長としてはこちらに入ります。
SMG(例:MP5、UZI他)
拳銃弾をバラ撒くための物で、主に閉所や近距離での射撃に用います。PDWと呼ばれる銃種もありますがここに入れちゃって差し支えないと思います。
で、
フルサイズのものでも更に長大なマークスマンライフルや、
短くしたはずのカービンを少し長くするMIDレングス、
カービンを更に切る詰めたショートカービン、
SMGをできる限り切り詰めたVz61やminiUZIなどそのカテゴライズはキリがありません。
本来の銃では銃身長が銃弾に及ぼす影響があります。
小銃弾(ライフル弾)は銃身が長ければ飛翔距離や精度が得られやすく、短かったとしても14インチ前後(M4くらい)がその銃弾が持つ実力を出せる範囲内と言われています。
とはいえエアガンたるもの撃ち出せる弾は...
直径6mmのボール弾。8mm?ちょっと何言ってるかわからないです
マルイ基準であれば200mmちょっとの銃身長(MP5くらい)があれば充分な加速と精度が得られます。(剛性は考えないものとする)
まぁ何が言いたいかというと、内部機構やら銃身長やらとごちゃごちゃ考えなければならない実銃に比べて、どうせ外観以外で性能に大幅な差が出ないのであれば自分にあったものを選んでもいいということ。
本題です。
そこでSが提唱したい方法が、
構えたときにサポートハンドで銃口を握れるかどうか
です。
※サポートハンド…銃を持ったときにグリップを握った手と反対の手
自動車や航空機など乗り物の分野では、その乗り物と自分の体が一体化するような感覚を得ることがあるそうです。
本来脳は手足が伸びて振り回せる範囲を、自分が自由にできる範囲と認識しています。
乗り慣れたベテランはこの範囲がタイヤの先や翼の先にまで延長しているということでしょう。
足の小指をよくぶつけるのは、この部位があまり使われていないことによって脳が小指をこの範囲から除外してしまっているのだとか。
よって、
構えたときに銃口がつかめる
=その銃の全長は自分の範囲内
という考えに至りました。
Sは一般的な体格だと思っていますが、
M4では指で銃身がつまめる程度、
89式では到底届かず、
MP5では手首から手のひらくらい
となりました。
M4は自由に取り回せる最低限度、
89式は取り回しに注意、
MP5は自由にぶん回せる
ということになります。
もちろん人間には体格差がありますから、どのような体格の人でも自分の身体を基準に使ったフィッティングなら問題ないというわけです。
さぁやってみましょう。
1, 利き手で銃を持つ
2, 銃をしっかりひきつけてストックを鎖骨あたりへ
3, サイトを覗き込んだ姿勢でサポートハンドを目一杯伸ばす
できましたか?
なに、重くて1・2ができない?
その銃はあなたの筋力に対して重すぎます。翌日腕と背中の筋肉痛に悩まされるでしょう。もしくは銃か骨を折ることになります。
LMGを振り回したい変態を除く
なに、ストックがない?
ご丁寧に構えて撃つ銃じゃありません。軽快な脚を活かしてバラ撒きまくってください。
もしくはMP7やVz61など、サポートハンドを使用せずとも大型の拳銃感覚で片手射撃できてしまうものもあります。
走り回るだけなら最高です。
腕もバランスを取るのに必要な部分ですから、左手が自由になることは大きな利点です。
しかし、往々にして長物たちに比べると性能が劣る傾向があります。
世に言われているカテゴリー分けから解放されて、自分にピッタリの一丁を選びましょう。