昨日の続きです。
水曜日の午前中に妊婦検診に行き
その日の夕方中絶の問い合わせを別の病院にして
翌日木曜日に手術を受ける病院へ行きました。
久しぶりだったので、受付で診察券と保険証を出し
渡された問診票を記入しました。
程なくして名前を呼ばれ診察室へ
現在妊娠9週で昨日行った妊婦検診で胎児に異常が見つかった為中絶したい、と話ました。
先生も淡々と
そうですか、それではまず内診しますので隣の内診室へ行って下さい
と言われ
私は隣へ移動し
見慣れた(でも何回目でも慣れない)内診台へ上がりました。
カシャカシャと器具を挿入しエコー
先生は画面に赤ちゃんが映った途端
「ああ、NTですね。前の病院で聞かれたかもしれませんが、染色体異常がある可能性がありますね。ただあくまで可能性で高いとは言い切れませんが…」
とおっしゃいました。
私は
「はい、そう聞きました。可能性がある以上は難しいので中絶を考えています」
と正直に伝えました。
「わかりました。
週数は9週と5日ですね」
と、私は内診台を降りて診察室へ戻りました。
「うちのホームページはご覧になりましたか?今の週ですと金額は7万7千円になります。
手術方法は前日に子宮内に海藻の棒を挿入し子宮を広げて翌日手術になります。
最短で明日の朝手術可能ですがどうされますか?」
と言われました。
私は既に決心は固まっていたので(前の日の電話で最短木曜日処置で金曜日手術と聞いていました)
「明日でお願いします」
と伝えました。
「わかりました。
それでは前日処置をしますのでもう一度隣の内診室へ行って下さい。」
と言われたので再度内診台へ。
処置はすぐに終わり、当日の持ち物(手術代と同意書)や注意事項を書いた紙と同意書、前日に飲む抗生物質と胃薬をもらいました。
前日0時以降は絶食で水も飲んではいけません。
同意書には保証人を書く欄がありましたが、結婚している為書かなくていいと言われました。
まさかこの歳で中絶する事になるなんて。
明日は朝9時に来てくださいと言われたところ、隣にいた奥さんが何かノートを持ってきて
コソッと先生に
「明日3件ですね。」と確認していました。
病院の診察は10時からなので
それが始まる前に中絶手術をするようで
それが3件もあるのか…とぼんやり考えてしまいました。
同じ日に同じように中絶をする人がこんなにいるのか、と。
みんなそれぞれ事情はあるんだと思います。
前日処置をもうしてしまったから、もう元には戻せない。
本当に良かったのか?
いや、でも仕方ないよね?
と色々な感情がありましたが
下腹部に違和感を抱え
気分的に沈んだまま
その日の家に帰りました。
当日の話に続きます。