ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
2013年4月18日(木) 19時開演 サントリーホール
指揮:ロリン・マゼール
ワーグナー/歌劇「タンホイザー」序曲~ヴェヌスベルクの音楽
ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より 前奏曲と愛の死
*休 憩*
ブルックナー/交響曲第3番 ニ短調 (1889年第3稿 ノーヴァク版)
アンコール:ワーグナー/「マイスタージンガー」第1幕の前奏曲
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13日の公演評を読んで、これは聴いとかねばと一大決心して購入。
超楽しみにしていました。
最初のタンホイザー序曲がゆったりと始まりました。
んん?弦楽器がちょっとバラツキ気味なのが気になる。。。
ホルンの音色が結構硬めで、トロンボーンの音とそっくりに聴こえてしまう。あれれ。
ゆったりだけど、安定感が足りなくてなんだか坐りが悪い、アンサンブルの問題なのか?・・
ところがヴェヌスベルクの音楽に入ってからは、まとまりもでてきて
熱も入って迫力満点。マゼールの気合も違うような気がしました。
なるほど。
「トリスタンとイゾルデ」
弦楽器にもう少し粘りが欲しいところでしたが、
寄せては返す波の応酬はみごと。
金管楽器のパワーがハンパない。
後半のブルックナー3番
1楽章始まって間もなくのユニゾンのところの語尾、キメテ欲しかったなぁ
うーん、いきなり残念な感じだったが気を取り直す。
1楽章までは前半の雰囲気を引きずっていたような気がしますが
2楽章から違うオケのように、一体感が出てきて、弦楽器の艶も増しました。
ヴィオラのメロディーもよかったです。
4楽章まであっという間でした。
それにしてもこの曲の4楽章出だしはほとんどSFだなぁ。
当時は皆さぞかしビックリしたのでは。
4楽章の金管楽器は圧巻。
コーダでは、直管群のぶっとい音がどんどんクレッシェンドするのに仰天
曲が終わるとすかさず会場のあちこちからブラボー
そのスキ!?に管楽器と打楽器とハープの追加が入場、おおお、きっとこれは・・・
期待通りにマイスタージンガー前奏曲!
これがまたさらに仰天のド迫力演奏。
コーダに入る前の盛り上がりで、あんなに溜めて伸ばすのは初めて聴いた
それでも管楽器が全くへばらない。バケモノのようなスタミナ。
演奏終了後も疲れたふうでもなく、涼しい顔してましたね。
テンポが若干ゆったりめだったためか
各声部のからみが良く聴こえて、新鮮でした。
管楽器がスゴすぎて弦楽器がかき消えそう(笑)
16型でしたが、ここの管楽器には足りないかも。
とても喜劇の前奏曲とは思えない、渾身の演奏
お客さんはほとんど狂喜乱舞の様相でした。
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個人的には好きなところと、そうでないところが結構はっきりするオケでした。
これは好みの問題なので仕方ないのでしょうが。
全体的にカラッとした明るい音がします。南ドイツってそうなの?
もっとウェットでしっとりという部分では多少物足りなさもあるかな。
しかし、とにかく金管が凄い。
トランペットはブル3の最後の音なのに
これからマラ5を吹き始めそうなほど元気いっぱい。たまげます。
ホルン1番のおじさんも、前後半通して吹きっぱなし。
まろやかな響きももっと聴けると良いのですが、これは無い物ねだりかしらん。
それ以外では弦楽器のキレがもう少しあるといいなぁ。
管楽器があれだけ咆哮しているのに、タメが揃わないのはもったいない。
木管はあまり印象に残っていません。。。。
ヴィオラの5プルトのウラのおじ様がやたらカッコ良かった
弾き方に貫録があって、もしかして前トップ!?
目が釘付けでした![]()
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マゼールらしさは最後のマイスタが一番出てたような気がします。
ワーグナー、もっといろいろやってくれるのかと思ったら意外と普通な感じだったので。
演奏終了と同時にブラボーの嵐、マゼールも「コワイ顔でニコニコ」してました。
スタンディングオベーションも多くて、マゼールはカーテンコール。
なかなか聴けない演奏で面白かったです。
でも、会場の熱狂ほどには今回は同化できなかったなー。
野球でいえば5回のウラまでは負けていたけど、挽回して9回に同点
延長戦で特大の一発が出てサヨナラ勝ち、という感触
きっと圧倒的な大勝を期待しすぎたのでしょう。。。。
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BMWがスポンサー。ホール前に何台も車の展示が。
そんだけ気合入ってるなら、お願いだからプログラムもっと安くして~
1500円だったから買うのやめちゃいました。









