それはある日突然やってきた | 平坦なところを走らない半世紀メタルサブカルパンダ

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あ(ら)ほーでしたがアラフィフになりましたどうですか半世紀ですよ!人生いちどきり。やったる。犯罪以外はやったる。

SUTATA


兵エビリワン、
超へさすぶりです。
ですから長文です。

ゴールデンウィーク最終日だぜ
まったりひるめし食いにどっかつれてけブライアンとか
いっていたら
ブライアン妹から電話があり
ちちが熱出したらしく、病院連れて行ってほしいんだってという。
まぁ珍しいことではない。もうじいさんなので
病院はしょっちゅう。
ということで、じっかに連絡いれて
午後2時に病院につれていくねとやくそく。

じっかに到着。ちちはコホコホコホコホコホコホとずっと咳。
やーな感じだなと思ったが、思ったとこでどうにもならんので
病院へ。
診察の結果、肺炎だと。結構ひどいと。
がしかし、病院ベットに空きがなく
今日一日抗生物質点滴でしのぎましょうとのこと。
その後2時間ちょっとおとなしく点滴を受けていた模様。
(家族は一度お帰り下さいと言われたので離れてました)
さて帰りましょうとなったが
もう歩くのもままならない状況。
とにかく車に乗せたが苦しそう。血の混じった痰をはく。
「やばい。これはやばい」と思ったので
再度車中で病院に電話したが、どうにもならない。

家に着き、とにかく横になってというも
几帳面なお父さんは外出着のまま横になれない人なので
脱ごうとするも呼吸困難ではいつくばる。
呼吸困難て、わかりますか?
ひとりだけ宇宙にいるみたい。超高い山の頂上にいるみたい。
目をひんむき、ヒハー!!!ヒハーー!!!!!
それでも酸素が入ってこない。
そして、指先が真紫。
やばいほんとうに時間の猶予がない!
ブライアン!救急車呼んで!!はやく!!
いえが消防署のすぐ裏で本当によかった。
速攻酸素吸入したら、おちついた。

がしかし、連休最終日。
どこの病院も一杯。
西東京消防のおにいさんおねえさんが必死で病院をさがしてくれる。
救命士「ごめんなさい、がんばってるんですけど。もうちょっとがんばって」
ぺも「だいじょうぶです。御社に友人いますのでわかってます」
色々なルールにのっとって半ギレでやりとり。
そして最良の病院をみつけてくれた。
車内で落ち着いた父を観察しながら優しく話してくれた救命士さん。
ありがとう。

処置室に入り、わたくしはそとに。
ブライアンたちも到着。
(足の悪い母をつれてあとからきました。行き先を告げる間もなく発車したので
病院着いてから病院名をメールで通知した次第)
その日の夜のことを思い出せません。

それからはたいへんだったです。
状態はよくならない。血中酸素の濃度を上げるために
酸素量は最大値。でもあがらないので「なんとかフロー」で強制的に酸素を取り入れ。
心不全、肝臓状態悪い
心臓の鼓動でベットが揺れる
夜、薬の影響で暴れる。苦しくて動けないだろうに暴れる。
一秒も、本当に一秒でも目を離すと
点滴抜く、酸素抜く。

父が苦しくないように。ということで
モルヒネを使った。
ギリギリの量を使った。
それでも夜は一度暴れる。
本人は覚えていないと思うでしょう?
覚えてるんです。苦しいのも、怖くて暴れたのも、暴言も。
拘束しました。辛かった。
きっと覚えてるんだろな。

がしかし。
がしかしですよ。
徐々に肺の状態がよくなったんですよ。
すげえよおとうさん。
ぎりぎりぎりの状態で戦ったんですよ。

昨日、じぶんでリハビリ計画書にサインをしました。
筒の竹かんむりのノの字書くのに5分くらいかかった。
うれしい。激レアサインだぜ。
誤飲ないように注意しながらゼリードリンクのんだ。
おいしそう。

あとはお父さんのやる気スイッチに期待です。
がんばれおとうさん。
これからは介護に向き合う日々がはじまるようです。

老人の肺炎はある日突然やってきます。
状況の変化は猶予がありません。
前日まで熱もなく、ただだるいだけ。
もし、老人・肺炎などでここに辿りついた方がいたら
こんな状況になること知っておいてください。
そしてどうか、良くなりますように。

では御機嫌尿。