10月3日3時49分

天秤座の新月(日食)を迎えました。


日食は「大きな変化、変容」を表します。



目的意識である太陽が、感情の月によって

一時的に隠される現象であり

「人生の目的に向き合い、見つめる」という

期間となりそうです。



 ***




【天秤座の新月(日食)】

「バランス」と「怒り」

人生の目的に向き合い、見つめる




今回の新月は天秤座。

天秤座は、バランスを意識する星座です。


2つの天秤の皿を、左右に見ながら

あなたとわたし。

内側と外側。

いろいろあるけれど、ちょうどいい

バランスはどこなのか…



しかし、そんな調和を大切にしたいと新月と今回直接関わるのは、蟹座の火星と過去の経験を表すドラゴン・テイルと、未来を表すドラゴン・ヘッドといわれる点です。



蟹座は月を支配星にもち、過去の記憶も表しています。その蟹座に怒りや衝動を表す火星が滞在しています。



眠っていた「過去の怒り」が再燃するかもしれません。



また、過去の経験を表すドラゴン・テイルは

そんな怒りに揺さぶられる新月と重なり気味。



牡羊座の「とにかくやってみる」という未来を表すドラゴン・ヘッドとは、新月ともに向き合い、緊張感を漂わせています。



『あの時、やらなかった』という記憶。

そのことがモヤモヤやイライラを呼び起こしてくる…



新月はいつも、はじめる緊張感のエネルギーが漲っていますが、今回のはじめるためのキーワードは「バランス」と「怒り」のようです。






今回の天秤座の新月(日食)は、前回3月25日の天秤座の満月(月食)からの流れです。






「ワクワクを意識する」


本当はやってみたいことがある。


けれども人の目が気になったり…


つい周りに合わせてしまったり…


流されそうになったら、本音を見つめてみる。

心にある理想を思い描き、現実化していくこと。

ワクワクやウズウズを言語化して、自分の外側に出していくことが大切です。






…この半年間。

ワクワクやウズウズを出してきたでしょうか?





今回の新月のホロスコープの初動を表すACのサビアンシンボルは

乙女座17度「噴火している火山」

思い込みが壊される。

心の奥底に抑えていた衝動が吹き出し、傷だらけに。けれど自らを炎に委ねることにより、自分の本当の姿を知る。




あの人のためにとか…


周りのためにとか…


あの時は我慢したけれど…とか。


こんなことで怒るなんて

「大人にならなきゃ」…とか?



いろいろ浮かんでくるかも知れません。



本当に?


本当のところはどうなのか。




どうしていつまでも腹が立っているんだろう?


どうしてまだモヤモヤするのだろう?



誰に腹をたてているのか?



もしも今

ワクワクを出してきていなかった、

感じているなら…




今回の新月では、過去にそうやって背を向けてきた、もう一人のあなたが「聞いてほしい!」と衝動や怒りとなって溢れ出てくるかもしれません。



もちろん影響は人によりますが、ワクワクする心のままに行動してきた方も。そうでない方も。気にしない方も。



今回は大きな変化、変容の日食を伴う新月です。人生の目的に向き合う。見つめる。ということを充分に意識されるとよいのではないでしょうか。




 ***




怒りは悪いものではなく…



とはいえ、もちろん荒ぶる気持ちのままに、のべつ幕無し誰かを攻撃してもいいということではありません。


 

ですが、怒りは「自分の本当の気持ち」を確かめるためのセンサーでもあるのでは?とも思います。



特に今回の新月では、センサーに引っかかったあなたの「本当の気持ち」をスルーしないことが大切です。




蟹座の火星は、蠍座の金星と魚座の土星とトラインという調和的な三角形を作り、水のチームを組んでいます。



怒りの嵐や思い込みの行き過ぎを、土星先生がうまくセーブしてくれそうです。落ち着いて、感情をよ〜く見つめてみることが大切です。



そうして納得感を得ていくことが「人生の目的に向き合い、見つめる。」ということに繋がる新月となっています。



また、このシンボルは、衝撃的な変化が定期的に訪れることを示しています。



怒りによる衝撃…

というと、なんだかネガティブなイメージが湧くかもしれませんが、そうではありません。



同時に、このことによって視野が開ける。

この体験があなたを活性化させる起爆剤となることも表しているのです。

元気になるらしい…。




それは「新陳代謝」のようにも思えます。


そして、痛みを経験して、わかることもある。



転んだら、痛いよ。








刺さったらイタイヨ…


注:今回火星と天王星のアスペクトはありません。






そして、太陽と月(新月)のサビアンシンボルは。


【月と太陽(新月)】天秤座11度

「眼鏡越しにじっと見つめる教授」

自らの豊かな知識や経験から、物事を分かりやすいように説く人。

偏見で見ることなく相手に合わせて教え伝えることを表しています。




また、新月に重なる水星

天秤座12度「鉱山から出てくる炭坑夫」

集中して物事を追求し、知識を開発したり発見することを表します。



痛みを知ったら、これは痛いよ、と人に伝えられますね。


わかりやすく伝えることは、調和にもつながる。




発展・拡大の木星は双子座にあり、魂の傷と癒しの星カイロンと調和の角度をとっています。



また、天秤座の新月も水星も人と繋がることが得意です。そして水星は言語化も表しています。



気持ちや経験をシェアすることで、誰かの視野が広がることもあるかも知れません。



そして、納得感が得られたら。

目標を言語化すること、つまり誰かに伝えてみることも「はじめる」ことに繋がっていきます。



話すことで前向きになったり、気持ちも安らぐということもありそうです。また繋がることで、応援が得られるということも。



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自分にとってのバランスとは。


怒りの先の自分の本当の気持ちは。




日食は「大きな変化、変容」を表します。



人生の方向性を見つめる大きなキッカケとなるかもしれません。





ご参考に。ニコニコ

ありがとうございました。