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こっとんの夫です。
前回の記事の翌日から妻の体調が落ちてきて少しづつ意識混濁が出始めてました。再度往診ドクターの勧めで11/14からホスピスに入院する事になり点滴等で状態のコントロールをしてもらってました。


16日の土曜と17日の日曜には友達が面会に来てくれて天気も良かったので屋上へ散歩(車椅子でしたけど)。⬆️

当初鼻チューブを鎖骨下か胃の横からに置換する予定でしたが今の状態では置換はリスクがあるとドクターに言われ、家に帰る決断をして19日に退院する事にしました。

19日の昼過ぎに家に帰って来て間もなく往診ドクターが状態観察に。診察と点滴や皮下注射のコントロールをしてもらってからの帰り際玄関先で、「状態は良くないです、いつお迎えが来てもおかしくないのでまだ意識があるうちにもう一度寮生活で離れている長男さんを呼んではどうか」と。

意を決して長男に連絡、20日の水曜日の夕方から1泊して朝まで来てくれる事に。その時の様子です。

ピースする余裕はあったかと。

21日の朝長男は直接学校へ戻り娘も登校。この日は朝から口を動かすのもままならなくなってきました。水分も欲しがらなくなりました。夜になって何か訴えたがっていましたが何せ口が上手いこと動かせないのと、手も振れだしていたので理解してやれませんでした。

日が変わり妻の横に添い寝しながら「今日は11月22日だからいい夫婦の日やね〜〜」と言うと小さくうなづいてくれました(そう見えました)。
3時半くらいから次第に呼吸が乱れ始め顔も少し険しくなってました。

そして、

8時前に娘が家を出てしばらくするとゆっくり胸呼吸が小さくなって程なくして息を引き取りました。。。。(何回か妻の名前を呼びかけましたが反応は無かったです)

直ぐに往診ドクターに連絡「そうですか、直ぐに向かいます」と。娘の学校に電話して帰宅を促してもらいました。まだ寮から出てないだろう長男にライン電話「お母さんが呼吸停止したので学校、監督に報告して家に帰って来て」。妻の母親と妹さん、私の親にも連絡。9時40分くらいにドクターが来られ臨終確認、9時45分でした。

今まで平静を保っていた娘はとうとう堰が切れて号泣。ドクターからは「見事な最後でした、奥さんの強い生命力をみせつけられました」と褒めて頂きました。程なくして長男と妻の妹さんも到着。悲しみをあらわにしました。

⬆️の長男との2ーショットが最後の写真となりました。

11/23土曜日に通夜、翌24日の午前中に告別式を行う事に。親戚への連絡は各両親に任せて友達や知り合い、その他方面は私と妻のLINEとFacebookで行いました(会社関係は電話で)。両日とも150〜200人の参列を予想したのですが自宅周辺の葬儀会館はキャパの大きい所がなく80席MAXの会館を選びました。

22日から23日の夕方までは自宅で家族でまったり過ごしました。途中何名か妻と懇意にしてくれていたママ友達が家に来て手を合わせて頂きました。16:30に寝台車がお迎えに来て家を出発していきました。

通夜式が行われました。最大200人を想定してましたがなんと550超えの人が来てくれました。妻の人望の厚さを実感しました。葬儀屋の方々も驚愕されてました。

今日の告別式の参列者も250人を超えたそうです。これだけのたくさんの方々に見送って頂き妻も大層喜んでると思います。今はどこかしらで穏やかに眠っている事でしょう。



約3年半前に病気が発覚してからの妻は本当にアップダウンの激しい闘いをしていました。昨年末にイレウスになってからは食べる事が大好きだった妻がロクに食べれなくなって本当に可哀想でした。それでも私や他の人達が食べてるのを見て「美味しそう〜」って言って楽しんでくれたり、限られた食事をめいっぱい堪能したりホント頑張り屋さんでした。体調が上向きになっていかないのと並行して満面の笑みも減って行ってたように見えました。
それでも9月に入院先の病院で余命宣告を受けるまでは絶対に諦めていませんでした。凄い精神力の持ち主でした。自身の身体の方が絶対に辛いはずなのに自分以外の人の心配ばかりしていました、健気でした。息を引き取る瞬間まで1度も後ろに引き下がることはありませんでした。

今は「本当に本当にお疲れ様でした。色んな事を教えてくれて残してくれて有難うございました。しばらくはゆっくり休んで下さい。いつまでも私達の心の中で生き続けてます。」と声をかけたいです。

妻の最後を出来るだけ細かく伝えたかったので脈略のない長文になってしまい申し訳ありません。

最後に、妻のブログを通して病気と闘っておられる方や様々な悩みや苦痛を抱えておられる方の励みになってくれることを切に願いブログの終了とさせて頂きます。長い間有難うございました。



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