✿はな視点✿
私、城岡華歌(じょうおかはなか)
みんなにははなって呼ばれてるの♪
今とても悩み事があって・・・
親友に相談中デス
「さやちゃん、それでねっ」
親友の名前は
笛吹沙綾香(うすいさやか)
「私、涼雨のこと好きみたい!」
真田涼雨(さなだりょう)
涼雨とは高校で知り合ったばっかりの・・・
でも涼雨には彼女がいて・・・
私が涼雨のこと好きってわかったのは・・・昨日のこと・・・
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「ねぇねぇ涼雨~聞いてー・・・」
私の声はかき消されていくかのように
彩奈ちゃんの声で消えってった
彩「涼雨~♪」
涼「お、彩」
きゅう・・・何かに締め付けられるように胸の奥がきゅうっとしまった
私「あ・・・ねぇねぇりょ・・・」
彩「ちょっとごめんね」
私「あっうん・・・」
彩「でねでね~」
彩奈ちゃんと涼雨は
小学校からの幼馴染でマンガではよくあるパターン
まぁ、結ばれるべき相手なんだろうけどな、
でも・・・この頃は涼雨への好意には気づいていなかった・・・
(やっぱ彩奈ちゃんと仲いいなぁ・・・ってカレカノだしねぇ・・・)
ってあぁダメだ・・・ここにいたらしんどいなぁ・・・
私「あっ、お昼さやちゃんとご飯!」
タタタタタタタタ・・・
~屋上~
私「まぁたやっちゃった・・・お昼もう食べたのにお昼いくね作戦・・・」
??「ほほぅ・・・」
私「びくっっ」
??「それはだめじゃあないか!」
私「だ、誰?」
??「ふふふふふふ・・・」
私「お、お姉ちゃん!?」
私の姉城岡春歌(じょうおかはるか)
私の1個上、あ、言ってなかった
私いま15歳ですっ
春「それは恋だねっ」
私「は?いきなり何?え、なんの話ししてんの今?」
春「いやだから涼雨くんだっけかな、その子に嘘ついちゃうんでしょう。」
私「ギクッ」
春「図星☆彡」
私「恋なんてしたことなかったから・・・」
春「あー。もしかして胸が痛くなったりする?」
私「え、涼雨のことならよくあるよ・・・?」
春「ホラ、それ恋ってゆーんだよ?」
私「え・・・?」