自民党の井上貴博衆院議員(福岡1区)が、初当選した2012年の衆院選で、自民党側から寄付を受けた1300万円を選挙運動費用収支報告書に記載していなかったことが4日、分かった。事務所の担当者は「記載を忘れていた」と釈明。外部からの指摘を受け、3日付で福岡県選挙管理委員会に修正を届け出た。

 井上氏は、安倍晋三首相に近い党若手議員が開いた勉強会で、安全保障関連法案に関連し「(報道機関に圧力をかけるには)広告料収入、テレビの提供スポンサーにならないことが一番こたえる」などと発言、党から厳重注意処分を受けた。