福島県だけでなく、首相までもがこの漫画に対して苦言を呈した事にぞっといたしました。

この問題は以前に国会で取り上げらた事もありますが、その際首相も他自民党議員

もなんら批判せず、ましてや風評被害であるなどというおかど違いのコメントなどはいっさい飛び交いませんでした。

なぜならその問題を定義した議員がきちんと数字でそれを示したからです。

つまり、この問題はこの漫画家が扱う前に国会で問題提議をされていたのに首相は放置していました。

それを今回、一漫画化が取り上げたから問いってこの騒ぎなんでしょうか。

民間人だからバッシングで袋だたきにして、都合の悪い事をつぶしてい前という事でしょうか。

本来ならば世界でもまれに見る稼働中の原発事故が発生した地域ですから

国会で問題が定義された時にしっかりとした調査を始めるのが政府の役目でしたが

それを怠り、一人の漫画家を行政がバッシングするなど今まで聞いた事がありません。

原発事故前、日本では企業が毒をばらまいたりした場合に個人や週刊誌などの小さなメディアがその周辺地域で多発している健康被害を掲載してもその地域の行政や大臣や首相から苦言をていされまして風評被害の原因を作っているなどという事はいわれませんでしたし、いう事はできませんでした。

なぜなら、それは表現の自由を侵害する恐ろしい行為である事。

そして、実際に事故がおきて周辺に変化が発生している通報を受けている場合は、調査を開始するからです。

今回のケースで言えば、この漫画家が問題を定義する前に国会議員から既に同様の問題を国会の場で政府は突きつけられていました。

首相はそんなに風評被害が心配であれば実際に、この地域の小学校にここ三年で何人鼻血を訴え保健室にきた子供がいるか調査し事故前と比較をすればよい話です。

学校の保健室はきちんと症状と訪れた子供の記録を取っていますから、さほど大掛かりな調査ではありません。

福島県知事もそんなに不評被害が心配であれば、それを否定するデータきちんと出すべきですが、事故からなんと3年もの時間が過ぎているのに一度もそのような事はしていません。

不誠実なのは、人から福祉まで間までよりも鼻血が出る人が増えたと聞いてそれを漫画にした人なのか、事故から3年以上も時間があったのに何も調査せずに黙認している行政でしょうか。

行政のこのような理不尽な弾圧にたいして抗議するどころか、それにのってバッシングをしている人たちが多いように思います。

この人たちは、自分たちの権利が政府機関によって脅かされている事には何も危機感を感じないのでしょうか。

この漫画家さんは鼻血が出ている人たちが実際に増えているなんて調査をしなくても、この内容の漫画を書いてよいのです。

鼻血を出す住人達と原発事故の因果関係を立証する義務もありませんし、立証しなくても今回の内容で漫画を書く事がこの国では許されていて、それに圧力をかける事は禁じられています。


ここで皆さんに考えてほしいのです。

政府、福島県は3年という長い時間がありながら、なぜ子供達や住人が鼻血を出している事に対し調査を全くしないのでしょう。

なぜ、事故前と事故後の比較データをこの鼻血の問題だけでなく、他の事についても公表しないのでしょう。

風評被害とは全く事実でない事が噂になって被害を被る事ですから、そんな事実はないと調査をして結果を公表すればよいのになぜしないのか、考えてください。