東京の夏の風物詩「第36回隅田川花火大会」(隅田川花火大会実行委員会主催、読売新聞東京本社など協賛)が27日夜、墨田、台東両区の2会場で開かれた。

 だが開始後まもなく土砂降りの雷雨となり、風も強かったため約30分で中止になった。始まってからの中止は初めて。再開催はない。

 今回は2020年東京五輪招致の成功を祈願し、例年より2800発多い2万2800発が打ち上げられる予定だったが、実際に打ち上げられたのは約7900発にとどまった。五輪の輪や金メダルの色をイメージした「オリンピック花火」は、上流の第1会場でのみ予定通り打ち上げられた。

 会場近くの東京スカイツリーも赤や緑、黄など五輪の色にライトアップされた。

 主催者発表によると、両岸には約78万8000人の見物客が集まった。