6日に投開票された米大統領選で再選が確定したオバマ大統領は、地元シカゴで勝利宣言を行い、集まった支持者に「いくつもの丘や谷を乗り越え、信じてくれてありがとう（Thank you for believing all the way, to every hill, to every valley）」と謝辞を述べた。
オバマ氏は演説で、「戦争と恐慌に打ち勝った精神をみなさんが再確認してくれたことで前進することができる」と語り、選挙運動のキャッチフレーズとしてきた「forward（前進）」をあらためて強調した。また、対立候補を批判するネガティブ・キャンペーンが目立った選挙となったことを踏まえ、「われわれは1つの国、1つの国民として繁栄も衰退も共にする」と述べ、国民の調和を訴えた。
同大統領は、ミシェル夫人に対しても、「君が国民に愛されるのを見てこれほど誇らしく思ったことはない」と賛辞を述べた。
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選挙戦は開票が終わっていないフロリダ州を除き、日本時間７日夕現在の獲得選挙人数はオバマ氏が過半数の２７０を大きく上回る３０３で、ロムニー氏の２０６に大差をつけた。しかし一般投票の全米得票総数は接戦で、恐ろしい事に実際は薄氷の再選だった。
とはいえ、マサチューセッツ州知事のロムニーだが同州では全く票がかせげなかった。
地元では評判がいまいちよろしくないようだ。
