富士通課長の過労死認定
富士通の課長だった飛田野達也さん=当時(42)=が昨年4月、急性心不全で死亡したのは東日本大震災対応の仕事に追われたのが原因として、三田労働基準監督署(東京)が労災認定していたことが21日、分かった。遺族側の弁護士が明らかにした。認定は今年8月30日付。弁護士によると、飛田野さんは震災後、震災対応業務を担い、死亡直前2カ月間の時間外労働は、自宅での作業も加えると月300時間を超えたという。


ヤマト運輸社員の労災認定
ヤマト運輸の営業担当だった男性=当時(47)=が死亡したのは長時間労働による過労が原因として、船橋労働基準監督署(千葉県船橋市)が労災認定していたことが21日、分かった。代理人の弁護士によると、男性は昨年4月船橋主管支店営業企画課長に就いて以来長時間労働が恒常化し昨年8月、くも膜下出血で死亡した。
労基署は死亡直前1カ月間の時間外労働を86時間と認定し、長時間労働と過労死の因果関係を認めた。