みなさま、こんにちは。
Mrs.Burkeの部屋へようこそ。

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東京電力は24日、福島第1原発事故で大気中に放出された放射性物質の総放出量が昨年3月だけで90万テラベクレル(テラは1兆)に上るとの試算を明らかにした。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故では520万テラベクレルが放出されたと推定されている。

中國新聞全文

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昨日目に致しましたニュースです。

みなさん、もう、狂わんばかりにわたくし憤慨しております。

もう、どこから怒っていいのやらでございますが、
まずは保安員、原子力委員会そして経産省の方がにに申し上げたい
この方達が算出した「これまでの」大気中への放出量は、48万テラベクレルとか57万テラベクレルという計算結果でした。
今回の東京電力の計算と約二倍誤差がございます。
わたくしは物理博士でもなんでもありませんが技術を生業とする者から言わせて頂くと、この方達はこれでお給料もらってはいけませんわね
2倍の誤差がある数字なんぞ、何の意味もありません。
お役所の方達はこの数字を何にどう役立てようとなさっていたのか恐ろしくなります。それもこの一年間lこの計算をもとに除染計画とうとうを立ててきたわけでございます。「臍が茶を沸かす」とはこういう事を言うのでございましょうね。
ほんとにちゃんちゃらおかしくて、今日は歯に絹を着せる気にもなりません。

えっ、普段もたいして気を使ってないだろ?
。。。。・・・・・

そして第二に、中國新聞の記事によるとこの90万テラベクレルは事故の翌日3月12日から31日までの間の放出量。
つまり、今までの総放出量ではないんですのよ。もしこれが中國新聞さんの誤りでなかったらNHK、そして他新聞屋さんは大変な誤報を垂れ流しってことになりますわよ。多くの報道機関がこの数字が3月分だけの数値である事を記載しておりません。
意図的に文章を削除しておられるのかしら。
それもすっごく悪質だわ。特にNHKは国民からの血税を使ってるんですもの、私達にきちんとした情報を提供する義務がある事を忘れてはいけないわ。
だいたい原発関係のニュースになると一日も経たしないうちにネットから削除されちゃうんだもの。
なんかへんよ。っていうか、すごく「へん」だわ。泣

わたくしが最初に申し上げた政府の試算。
これは以前読売オンラインで見た数字です。
あの当時ですらそんなに放出されたのって、口からカエルが飛び出る思いでしたわ。でも、去年の4月に読売オンラインさんがこんな記事を出しておりました。

1日154兆ベクレル

皆さん、こちら去年の4月上旬、一日あたり154テラ・ベクレル(1テラは1兆)出てたっていう記事ですのよ。
ベクレルだとか、テラ、なんて分りづらいんですけれど、こう考えてみて下さい。
わたくしたちが歴史でならった広島の原爆。あの原子爆弾一つ分の放出量がやく106兆ベクレルくらいです。そうすると、昨年の4月1日時点まで154兆ベクレルを一日単位で放出していたと読売オンラインさんはおっしゃっていました。今回の東電さんの計算によるとおそらくこの一日原子爆弾一個分を超えることになります。

みなさん、
今回の東電の試算。色々複雑な計算がありますが、これらの試算の主なソースはモニタリングポストや施設付近の土壌汚染。
つまり事故直後から入手可能であったデータを元に計算されています。
事故から一年と3ヶ月がたとうとしています。
どうやったらこんなに時間をかけて計算できるのでございましょう。
もっと前に分っていたし、政府ももちろん東電から報告を受けていたと思って間違いはありません。
東電のみなさんの情報開示が遅すぎます。
事故後も原子力開発予算というのは出ています。
お金は持って行くけど事故が起こった時は勝手にやってね。
会社の損害は電気料値上げでまかなって、いまの赤字は二年か三年の内には黒字にするからね。。なんてどうにも納得いきません。ふん

事故は起きてはいけませんが起こしたからには速やかな情報開示と事故収束に最大限の努力をして頂きたいのです。

そして、日本のマスコミの皆さん。こんないい加減な報道を続けていらっしゃると誰もお金を払って新聞やニュースを見なくなってしまいますわよ
まず、トップで扱われないのがおかしな話です。
もう、しつこく言っちゃいますけれどNHKの職員方々。

この「福島原発事故のニュース」より「神奈川県で小学生がサルにひっかかれたニュース」の方を大きくとりあげってるってぇのはどうゆう了見でぇい。

もう、あんまりビックリして思わず文句も江戸弁になっちゃったわ。
そして、こんないい加減な書き方では今回の事故で起きたそう放出量が90万兆ベクレルに見えてしまいます。

みなさま、今回の計算で出てきたこの数字。
しつこいですが、昨年の事故翌日から3月31日までの分です。

お役人や電力会社の方は海へ流れたとおっしゃいます。
「海に流れると拡散するから大丈夫。」と一部の学者さんはいっていましたが、実はそんな事も無く結構な期間日本の海岸線付近に停滞していた事が既に明らかです。

事故から一年以上も経ってまだこんなずさんな対応がまかり通っている事にわたくしは大変な憤りを感じます。
今回の事故はちょっとした事ではないんです。
それをどうでも良い事のように扱う事によって起こる将来の負を考えると怒り狂うような思いに駆られます。

これだけのヨウ素が放出されていた事が分ったのに、どうして周辺住人への健康被害の追跡がまったく見えてこないのでしょうか。

半減期の長い核種は消えません。
大変な量を放出しましたがこれは私達が死ぬまでここに残るんです。

これをずっしり背負って行くのは年齢がお若い方達です。

この不幸な事故が起こったのは一年以上前です。
事故直後は誰が悪いだのなんだのは無く、ただただ不安でございました。当時職場の同僚は、次々に日本を離れて行きました。
フランスは自国の国民を非難させる為にチャーター便まで用意していました。
わたくしは東京におりましたわ。放射能の知識などさほども無く報道もされない中で自分で基準を決めて新宿のモニタリングポストと都内に設置されているガイガーカウンターの数値がここまできたら東京を離れようと限界値を決めて、ひととおり身の回りの物はまとめておりました。
幸いにも非難するまでには至りませんでした。その後も情報が開示されない事により随分と不安な思いを致しまいた。

あれから一年、時間が経つにつれ事故の内容がどんどん悪くなって行きます。

過ぎた事だからといって忘れて無かった事にする。。というわけにはいかない事故ですが、当時の対応や起こった事を云々言うというよりも、もうきちんと対応してほしいという思いが強いのです。
ずるずるといい加減な対応をする事はもうしまいにしてほしいと心から思います。
きちんとした計算をして速やかに開示しそしてこれにどう対応して行くか考える。考えた先から行動して行かないといけない問題です。
過去にあったカドミウム汚染などもそうですが、ぐずぐずやっていて苦しむのは被害者です。それも時間がたってから対応したが為に体に生涯を抱える人達を結局放置することになってしまいました。わたくしたちは過去の教訓から学べるはずです。
今はまだ被害の全容がみえていません。
放射能は目身見えないので厄介です。症状も5年から10年経ってからですからともすると忘れてしまいそうです。だって、見えないんですから。でも、体に症状が現れてからでは遅いのです。ですから防げる事、可能な努力は将来の後悔をなくす為にしておかなければなりません。

マスコミの方には政府は電力会社が出した数字がどういう意味なのかきちんと報道して頂きたいと強く思います。

数字の意味が分からないのなら、分るまで聞いてこい!
それが「取材」じゃろうがぁぁ。

本日はただただ文句ばかりの記事になってしまいました事をお詫びいたします。また、文中興奮のあまり乱暴な表現になりました事も重ねてお詫びいたします。

それでは、みなさまごきげんよう。