序章
まず、突然の自己紹介だが、俺は坂上 章(17)だ。
こんな、ただ俺の日常を記述しただけのものを読んでくれるやつがいるとは。
物好きもいたもんだ。第一なんでこの俺が世界の守護者なんだ?
え?いきなり何を言ってるんだって?あ、そうか、まだそこまでの成り行きは皆知らないんだっけ?
じゃあ書いていくとしよう。
第一章
こいつのせいだ
俺はとある普通の高校二年生。坂上 章(17)だ。
俺は巻き髪高校というところに通っている。成績はいつも中のなかの中。
自分で言うのもなんだが、ルックスも中のなかの中。
いたって平凡な日々をすごしていた。
俺が普通に高校に登校したある日、一人の女が転校してきた。
その女はとてもきれいな女だった。今思えば、俺がこんなことになったのも全部こいつのせいだ。
その女が日本刀のような物を腰に下げていたのも納得がいく。
「旋風高校から来ました。中野 日子(にちこ)です。どうぞ今後ともよろしくお願いします。」
女が自己紹介をした。皆なんとも普通の表情である。腰にぶら下がっている日本刀は気にならないのか!日子が机の間を通り過ぎても皆まったく無視である。今思えばこの日本刀も俺にしか見えていなかったのだろう。
日子は俺の隣の席に座った。か、かんわいい!!!!!!!
そう思えたのはこのときだけである。
「よろしくね。」
日子がかわいく言った。
「あ、ああ」
っち、何が「あ、ああ」だ。返事なんかしなきゃよかった。
そして普通に学校は終わった。
俺は家に帰った。ちなみに俺は一人暮らしだ。小さいときに親父もおかんも死んでる。
今は叔父に金をもらってなんとか生きている。いや、今は、でわなく、「そのときは生きていた」
の方が正しいだろう。
家に帰ってきた俺は眠たかったから布団でも敷いて寝ようと思い、居間に向かった。
「うわ!!!!」
なんとそこには、日子がいた。
「うわ、とはなんです。失礼な」
どっちが失礼だ。勝手に人の家に上がりこみやがって。不法侵入も甚だしい。
「お前、なんでここに居るんだ!」
「なんでって、別にいいじゃないですか。じゃあ、あなたのことが好きと言う理由でここに来ました。」
「じゃ、じゃあって、お前はストーカーか!」
「とりあえず、お腹が空いたんですけど。何か作っていただけますか?」
「はあ?アホかてめえは!誰が不法侵入したやつに飯なんか・・・・」
「!!!!!!!!」
に、日本刀!こいつ常に常備してるのか!
「わかりました。作らせていただきまーす!」
「?」
日子はくびを傾げている。
俺は適当にチャーハンを作ってやった。ああ、俺の分の飯が!
こいつ!うまそうにがつがつと食いやがって!
「ぷはー。ごちそうさまでした。」
ぷはーって、お前はおっさんか!
と言う突っ込みは挿されちゃ嫌だから心の中にしまっておいてっと。
「あのー作っていただいたお詫びと言っちゃなんですがー」
と言いながら日子の顔が俺の顔の方に近づいてきた。え?ま、まさか!接吻!!!!!!!!
目を閉じたその瞬間、唇に感触があったのではなく、グサッという音がした。
「グサッ?」
胸元を見ると、俺の体を日本刀が貫通していた。