第一回を書いてからだいぶ経ってしまいました。もとい、内容が内容だけに身バレしそうなので控えていたのですが、再開しようと思い立ちました。もうだいぶ経ってしまったので自分の中でも時系列に不安はあるのですが、思い出をつらつらと書き連ねて行こうと思います。
前回一晩交えてから新宿の某つるとんたんで彼女の笑顔に一目惚れしてしまってから数日。
交換したラインでたわいもない会話をして、【他人以上友達未満】みたいな状況が続いておりました。
セックスしたいな、という感情は勿論、もっと彼女の事を知りたいな、と思っていました。
そんな折、行きつけのバーでまたもやレア出勤の彼女が出るという連絡があり。
自分の店も暇だったし、ちょうど飲みに行けるなというタイミングもあり、店仕舞いしてから行くことに。
別にその日また一夜を伴にしようという魂胆は無かったのですが(ほ、ほんとだよ!)、運命の神様のイタズラなのか、客は僕1人という状況に。
0時を回っても僕しか客が居ない状況で、何気無く彼女も看板の灯りも消しはじめ。
前回一晩伴にした際に、こういうの久しぶりで緊張していてうまくできなかったという事を打ち明けると、彼女もそうだったと言ってくれた事に内心ホットして。
「そろそろお店閉めようかな〜?」という言葉に内心ガッツポーズを決めながら、ゴールデン街の後はまたもや深夜の新宿のラが付く街へ。
「安いからここにしましょうか」と新宿のホテル事情はよくわからない僕はいう通りにそこへ。
「ここ前にも来たんですよねぇ」という、男がホテルに来た時に言われて一番萎えるパワーワードを言われたのはさておき。
そのホテルは安くて入りやすいのですが、部屋がぼろくてイマイチ盛り上がらないのと、1階の受付前の部屋だった為、従業員の声がモロ聞こえで雰囲気台無しな感じ。
1回戦目、僕が果てる前に向こうが果ててしまい終わってしまったのでもう一回!!!と思っていたのですが、ドアの向こうのおばちゃん達の声がせかせか聞こえてくる中、とてもそういう雰囲気まで持っていけず眠る事に・・・。
目覚めると、ちょっと不機嫌そうな彼女。
どうやら僕の【いびき】がうるさすぎてほとんど眠れなかったらしい。なんでも横で象が寝ているほどだったとか…。
親戚皆いびき一家な僕は、少しは自分もあると自覚していたのですが、そこまでとは思っていませんでした。ご丁寧にしっかり撮影された動画を見て思い知る事になるのですが。
起きてチェックアウトした後やはりセックスした後は腹が減るよなと思い、ランチに「なんか食うか」と最寄りのご飯屋さんを探す事に。(俺イってないけどな)
そこで初めて火鍋なるものを食べたのですが、辛いもの好きの自分にはたまらない旨さでした。やっぱり鍋は誰かと食べるのが良いですね。
飲んで、おセッセして、仮眠して、飯食って、「じゃ〜帰るか」となり。
駅までの道がワカンねぇな。と思っていたら「ウチ駅の方なんですよねぇ」と彼女が言ったので、じゃあそこまでついて行こうかなとなり。。。
15分くらい歩いてたどり着いたのが彼女のアパートでした。
んん?おかしいな?俺は確か駅に向かっていたはずが。。。
「君、しれっと家まで付いてきたね・・・」
「ええええええ!?いやいやいや、俺はただ駅までついて行こうとしただけで???やけに道のり長いなぁああと!?!?!?亜qwせdrftgyふじこlp;」
という動揺していたら「まぁ・・・茶でも飲んでいけば?」と言ってもらい。(うっかりラッキー内心ガッツポーズ二日目突入)
愛しさと切なさと申し訳なさと共にお邪魔する事に。
初めて上がった彼女の部屋の印象は、なんというか、不思議な空間だったと思う・・・。
自分の今までの価値観とは違う、ちょっと幻想的な雰囲気。
さすが芸大出身でデザイナーというだけあった。
成り行きの不可抗力とはいえ、いきなり女子の家に押しかけてしまった罪悪感もあり、早々に出ようかな、という事を言ったら、
「せっかく来たんだから、もう少し居たら?」
と言ってくれた。優しい。ありがてぇ。
テレビのない部屋でiMacでアマプラのトリックとか2人で見ている内に、彼女は夜の仕事もあるので仮眠を取り始め。
自分も一緒に同じ毛布にくるまって寝ていた。そりゃ前日の夜からなかなかハードだったし、なんか一緒に横になっていて、とても心地よかった・・・。
その後起きて、駅まで一緒に行って、電車を先に降りて見送る際、なんとなく彼女の寂しそうな顔と、見送っている僕に対して気づいた時の【セフレ以上恋人未満】みたいな笑顔の後味の悪さは、なんとなく覚えている。
つづく