昔、見た夢
中学の頃に見た夢
近所の仲間と
見知らぬ男の子
『不確か』な言動の
夢の中で彼だけが
『確か』な存在であるように
彼だけが違った
名前は
『雨音-あまね』
不確かな行動で遊び話す仲間達
彼は笑って見ていた
いつまでも
いつまでも
遊んでいたのに
楽しかったのに
呼ばれて振り返ると
彼は青い炎の中に居て
彼は
『もう行かなきゃ...楽しかった...』
そう言った
俺は手を伸ばして
炎の中に消え行く彼の手を
必死に掴もうとしたが
もう届かなくて
彼は寂しそうに
微笑んでいた
『また逢えるよね?!また逢おうよ!!』
そう彼に叫んだが
彼は変わらず笑んだまま
消えてしまった
 
目が覚めた時
涙が溢れていた
まるで...
彼が...雨音が...
俺の夢の中に現れた
別の人間のように感じた
 
何故あんなに寂しそうに笑っていたのだろう
もう逢えないからだろうか
『また逢おう』って
声は届いたのだろうか
あれから10年以上の月日が流れた今も
その夢が忘れられない
 
『きっと...また逢えるよね...雨音』
雨音が聞こえるたび
君を想う...
 
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