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本日の株高は先物主導で持続性があるかどうかは判断しづらい。
ただ、日経平均が38500円付近を上抜けたことはポジティブ。
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朝方は米株安から売りが先行して日経平均は三桁安でスタートも、すぐに切り返してプラス圏に浮上した。
しばらくは、小高い水準でもみあうも、じわじわと上げ幅を拡大、直近の高値を上回って勢いづいて上昇。
前場は、寄り付きが安値で高値引けと非常に強い動きを見せて終えていた(前場終値は255.06円高の38791.80円)。
後場は、前場終りとほぼ変わらず水でスタートした後に上振れ、上昇幅を300円超まで拡大した。
朝方に軟調だった米株先物が底堅い動きとなっていることが安心感を誘ったもよう。
その水準では上昇一服感があったものの、高値圏での推移が続くなか、終盤にやや買いが強まり、高値引けとなった。
(日経平均の終値は348.41円高の38885.15円)。
日経平均は前日の米株安を嫌気して三桁安でスタートも、短時間でプラスに転じて上値を伸ばした。
前日の米株は安く、中東情勢の警戒感もある中で、なかなか説明がつかない動きだった。
日本時間の明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見も予定されている。
本日の上昇については、先物主導で持続性があるかどうかは判断しづらい。
ただ、直近上値抵抗帯として意識されていた38500円付近を上抜けたことはポジティブ、チャート状では上に振れやすくなった。
今晩の米株市場は、売り優勢の展開が続くか。
トランプ政権はイスラエルとイランの戦闘激化について対応を議論し始め、特に核開発を進めるイランに対し強硬策を示唆。
米国の介入による中東の混迷が深まると予想され、全般的に売りが出やすい。
連邦公開市場委員会(FOMC)については、政策金利据え置きが見込まれる。
ただ、中東の緊張で原油高に振れ今後の政策決定に影響を与える可能性が示されれば指数の下押し要因になる。
全般的に不透明感が深まり、19日の休場を前に売り優勢か。
米株市場が売り優勢で終えたとして、本日のように日本株への買いが続くか、売られるか注目される。
買い優勢となった場合、日経平均は節目39000円を突破する動きとなって一段と騰勢を強めるか。
いっぽう売り優勢となった場合、38500円、5日移動平均線(38348円)を維持できるかどうかが焦点。
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