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本日は円高を重しに売られて、引き続き円高進行を警戒した展開か。
ただ、決算発表を材料に個別重視が強まっていくところにもある。
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前週末(18日)の米株市場が休場だったなかで、東京市場は円高を嫌気して売りが先行した。
日経平均は三桁安で寄り付き、300円超下げたところでは、いったん鋭角的に切り返した。
しかし、場中も円高基調が続く中では戻りは続かずに売り直されると下値模索の展開に。
10時過ぎには下落幅を400円超まで拡大、前場は安値圏で429.93円安の34300.35円で終えていた。
後場も円高を重しに軟調にスタート、直後の12時30分に513.30円安の34216.98円まで下落、この日の安値を付けた。
その後は下げ渋ったが戻りも鈍く、安値圏での推移が続いて、この日の取引は450.36円の34279.92円で終了した。
さて、4月に入ってからの荒い値動きが落ち着いてきた感のあった前週の日経平均だが、週明けの本日はやや下に値幅が出た。
売られる要因となったのは為替相場でドル/円が円高に振れたこと、引き続きドル安円高進行への警戒が意識されそうだ。
注目されるのは、23日以降に開催が予定されている日米財務相会合で、「円安是正」が議論される公算は大きい。
ただ、国内では決算発表がスタートし、米国では決算発表が本格化、個別重視の様相が強まっていくと予想される。
日本企業の本決算に関しては、見通しを保守的、もしくは非開示とする企業が多くなる可能性がある。
ただ、今の環境ではある程度織り込みも進んでいると思われ、まだ安値圏で推移している銘柄も多く、値ごろ感はある。
決算後に買われる銘柄は多くなると期待され、好材料により強く反応、全体としても下げづらく上げやすい地合いとなっていくか。
米国では、17日夕に1-3月期決算を発表したネットフリックス<NFLX>は、4-9月期見通しともに市場予想を上回る内容だった。
祝日明けの米国市場ではこれを評価した展開が見込まれる。
しかし、17日の米国では予想を下回る決算を発表したユナイテッドヘルス・グループが22％超下落し、NYダウの下落につながっていた。
今週は22日にテスラ<TSLA>、23日にIBM<IBM>、ラムリサーチ<LRCX>、24日にインテル<INTC>、アルファベット<GOOGL>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>などが発表を予定しており、個別の決算の影響には注意したいところ。
国内では23日にファナック<6954>、24日にニデック<6594>、25日に信越化学<4063>、アドバンテスト<6857>などの決算発表が予定される。
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