ご訪問ありがとうございます。
28日に発生した地震により、私や源九郎とよさんの安否を心配してくださりありがとうございます。
メッセージをくださった方には直接無事をお伝えしたのですが、私も源九郎とよさんも怪我もなく何の被害もなかったことをおつてしておきます。
2日経って、被害の全容が徐々に明らかになってきています。
今回バンコクで発生した地震は、「長周期地震動」というタイプの地震のようで、震源地のミャンマーから長い周期で地震の揺れが1000㎞離れたバンコクに伝わったようです。
ミャンマーから伝わる振動が、ゆるやかな長い揺れになるため、低層階の建物の揺れは小さく、高層ビルは共振して大きな揺れ幅で長く続くのが特徴だそうです。
そのため、私の同僚でバンコクの高層マンションに住む方なんですが、阪神大震災を経験されているため
「同じくらいのすごい揺れだったので、これはヤバいと思い、パンツ一丁で外に飛び出した」
と言っておられました。
地震の経験が豊富な日本人でさえ大慌てしたくらいなので、地震を経験したことがないタイ人の多くはパニックになり、まだ揺れている最中に外に飛び出そうとするので、自分から転んで怪我をした人なども続出したようです。
ただ、タイ人の凄いところは、事態を掌握した後は、冷静さを取り戻し落ち着いて日常生活に戻れるところです。
隣近所との助け合い精神が、日本の昭和時代のように息づいているタイでは「自分さえ助かれば」「自分さえ無事であれば」という考えを持つ人は少ないです。
なので、地震後に数時間安全のためマンション内に入れず、暑い中外で待機させられている時も、どこからともなく椅子が運ばれ、飲料水が配られ、冷たいおしぼりが配られといった光景が、いたるところで見られました。
日本人も震災時の助け合い精神や節度のある行動が素晴らしい民族ですが、タイ人も同じような精神性を持っていることを、今回の地震でしっかりと見せていただきました。
私としては、そのどちらの血も自分に流れていることが誇りに思いました。
高層マンション等では、破壊的な被害を受けたところもあり、退去命令が出ている人も多く、田舎へ避難するためにバスターミナルは大混雑しているそうです。
ただ、容易にタイ国内で頼れる親戚などがいない日本人の方々は、今後どうしていこうかと不安になっている人がたくさんおられるのも現状です。
とくに、日本人が多く住むエリアのマンション等の被害はひどいみたいです。
地震のない国だから大丈夫という神話は、今回のことで崩れ去りました。
どこにいても「大丈夫」という確信はないと思います。
常に、リスクマネジメントを持ちながら、何があっても不思議ではないという思いで、日頃の備えや心構えは必要だと思います。
特に、地震大国の日本は、いつ、どこで地震が起きても不思議ではありません。
なので、バンコクのことをきっかけに、みなさんには、さらに備えを強化していただき、隣近所の絆を深めてほしいと思います。
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