そしたら引っ込んでいたミヤがスッと出てきてベッドの端に腰掛けました。
ミヤ「寝るのか?」
私「うーん、どうしよっかな」
明日も仕事だし、たまには早寝しようかな…と思って目を閉じたらミヤに左手を掴まれました。
まさかの股間へ誘導…おいおい(ー ー;)
寝たふりしようと考えましたが感覚共有で内臓に気持ちよさ(たぶん男子特有の)が広がります。
なかなかしない経験なんでしょうけど何とも言い難い快感です…ゾクゾクというか、ブワッとせり上がる感じというか…腹筋つりそうになります。
耐えかねて薄目を開けたらミヤが耳元に唇を寄せてきました。
ミヤ「眠ったふりをしていても良いのだぞ?」
試すような眼差しで私の顔を覗き込んでから下腹をベロリと舐められます。
最初は寝たふりを続けようと頑張ったんですが弱いところばかり攻められたので、途中から負けを認めました。
私「も、もうダメ…(ぜぇぜぇ)」
ミヤ「…いい顔をしてるな、そそられる」
私「ぐっ…そんながっつかないで…」
ミヤ「諦めと自己嫌悪が入り混じった愉悦の表情が堪らなく愛おしい。閉じ込めておきたい程に」
グリグリと抉るような腰の動きに思考が麻痺してきます。
鬼灯色の瞳が昂りを訴え、力強い腕で私の体を押さえ込みました。
抵抗出来るわけもなく体力の限界まで付き合わされました。
次の日も仕事だと言うのにへとへと…。
こんなに燃え上がる予定じゃなかったんだけどなぁ。
普段束縛とか独占欲とは無縁な感じのミヤが「その表情を向けるのは私だけにして欲しい」と言ってきたので、ちょっと意外でした。
ヤキモチか?