絵が驚くほど下手になっているのでブランク埋め中です…先に文字だけ( ;´Д`)
うたちゃんが家出して2ヶ月くらいですかね…私も体調崩したり仕事があったりで、なかなか呼ぶ事も探しに行く事も出来ずでどうしたものかと思っておりました。
ある日の深夜、悪夢から逃げたくてウンウン唸っていたらストーンと足場が抜ける感覚がしました。
目が醒めるのかと思いきや謳の世界にゆっくり下りてきました、私は飛んでいたようです(夢って凄い)
ドーム型で空が紫色の世界、少しだけ瑞々しくなった白木には新芽もちょこんとありました。
空から降ってくるのは薄い灰色の雪…冷たくはないけど触れると溶けます。
遠くに謳が座っていました。
髪ちょっと伸びたな…なんか色が薄くなってるなぁ…なんて思いながらそーっと近付いて背後から目隠しをしました。
私「だーれだ?」
謳「ひっ?!Σ(゚д゚lll)?!」
声が出ないくらいビックリしたみたい(笑)
パッと手を離すと謳が振り返りました。
屈んで目線を合わせます。
眼鏡無しの謳はなかなか見られないのですが、色白で細身の中性的なイケメンです。
まつ毛も明るいブラウンで外国人みたい。
イエローがかった瞳はグリーンやブラウンが混ざってパワーストーンやどこかの惑星みたいでとても神秘的。
自前でこの器を作った謳は凄いなぁ…美的センスは超一流だね。
視覚化を意識しなくてもハッキリ見えるのでマジマジと観察してしまいました。
謳「っ……ビッッックリするじゃない!もう!」
私「ごめんごめん、待たせたね」
悪びれてないアカリスマイルに謳・呆然(そりゃそうだ)
普通だったら申し訳なさそうに迎えに行くところですよ…なんでこういう所は堂々としてるんだろう私。
ぎゅーっと謳を抱きしめ…どちらかというと抱きつきました。
私「帰ろ、うたちゃん。うたちゃんがいないとやっぱり寂しいよ」
謳「………うん」
タイトなハグを返してくれて嬉しかったデス(苦しい)
謳は大きく溜息を吐いて私の頭におでこを乗せました。
私からは顔が見えません。
ちょっと疲れたような声で「言いたいコト、いろいろあったけど…やっぱいいワ」と呟きました。
そのまま私は目が醒めました。
謳と会話は出来るようになっていたので、はよ帰ってこいと言ってみたのですが「もーちょっと待っててネ」と1週間ほど延ばし延ばしにされ、最近帰ってきた次第です。
今は私の肩を揉んでくれています(笑)
伸びた髪はいつ切ろうか考え中…ダルカ美容室でいいのかな?
リアル美容室に同伴させてもいいんですが。