桑名市にある「六華苑」(ろっかえん)です。正式には「旧諸戸清六邸」という国重文。現在、明治以降の建築で重要文化財~国宝となっているものは全国で300棟近くあり、近くでは「明治村」に10棟もあったりしますので、それほど珍しいものでもないかもしれません。ところがここは洋館と和館(「わかん」っていう言い方はあまりしないと思うけど)が自然に融合しており、庭は回遊式日本庭園というまあ、「金閣寺」みたいな感じです。駐車場は入口横と堤防沿いにたっぷり。

 

駐車場と入口

 

庭園は思ったよりもよく整備されていて綺麗で広大だし、内部もゆっくり見学できます。入場料が310円(JAF割引あり)の割には、そのへんの「庭園を自慢する割にはイマイチで拝観料が無茶高い○○」などより、よっぽど見ごたえがあるのでおすすめ。ちょっと変わった石塔もあり。

 

 

なお、諸戸清六氏というのは山林王と呼ばれた桑名の実業家で、ここの洋館部分を手掛けたのは鹿鳴館などを設計したジョサイア・コンドルという人ということです。