RUSH プライドと友情
あーやっぱり無理しても劇場に見に行くべきだった!!!!
RUSH プライドと友情」をようやくDVDで鑑賞した。
感動したとか、泣いたとか、そんなの通り越して、
とにかくかっけーんだ!ジェームスハントとニキラウダの二人がよ!
こ、興奮しすぎた。すいません。ハァ、ハァ。
1976年のF1グランプリで激闘を演じたジェームス・ハントとニキ・ラウダの二人の天才レーシングドライバーを描いた実話。
自由奔放、豪放磊落なジェームス。準備周到、冷静なニキ。
全く正反対の性格の二人の男が、お互いを嫉妬ときにはリスペクトしながらも、結局自分のやり方を通すことでしか生きられないというさまが迫力のレースシーンとともに描かれている。
女大好きジェームスハントがそこいらの女の子とやりまくるシーンがたくさん出てくるので、意外に思うかもしれないが、実はこの映画において女性は添え物でしかなく、男だけにしか分からない男祭りになっているのである。
二人が会話を交わすシーンは作中5,6回しかない。
基本的にお互い敵として憎み合っているからというのもあるけれど、彼らは
実際のレースで会話している
ように見えるのだ。
あーだめだ説明が下手だ。町山さんあとお願いします。



男なら号泣必至の映画だ。
これで泣けなきゃお前さんのことは男とは認めねえぜ。
F1のことはおれ自身も詳しくはないし、史実も調べず真っ白な状態で観たけど、そういった知識は全くなくても大丈夫。
こういう「男祭り」的な名作映画をいろいろ思い出してるところなんだけど、おれ的にはもしかしたらティーンエイジの時に何十回と見た「麻雀放浪記」以来の傑作かもしれぬ。
ちなみにおれがこの「RUSH」一番ぐっときたシーンを紹介しよう。
ネタばれになるからちょっと行を開ける。



ニキラウダはドイツGPで瀕死の重傷を負うが、わずか数週間でレースに復帰することになる。
しかし、レース中の事故による火傷で顔はボロボロ。
その記者会見において、ある記者が「そんな顔になってしまって結婚生活は続けられますか?」という無礼極まる質問をする。
静かに会見場を後にするニキ。
その様を黙って見ていたジェームスハントが、会見終了後にその記者を小部屋に連れ込んでボッコボッコにするのである。
泣くだろこれ。あー思い出しただけで泣けてきた。
こりゃ今年ベストワン来ちゃったかもしれない。
男泣きしたい人はぜひ見てください。