めんどくせーけど、仕方ねー。

観た映画を並べてありますよ。

ネタばれもあるからお気を付けを。

誰に頼まれてるわけじゃないけど、続行。


桃(タオ)さんのしあわせ


とある家庭の家政婦として、60年間仕え続けてきた桃さんが、病気を患って老人ホームに入るも、主であるロジャー(アンディ・ラウ)やその家族に温かく見守られ亡くなるまでのお話。

徹底的に抑えた演出は見事だが、これだけ淡々とした映画を「いいなこれ」と思えるようになった自分に驚く。

ワシも老いたかのう。

給仕や食事のシーンが多く、「南極料理人」をちょっと思い出した。


高地戦


「フルメタル・ジャケット」が、今まで見た中で最高の戦争映画だったんだけど、それ以上の傑作出ました。

見ているうちにだんだんと、「どうでもいいからもうこれ以上死なないでくれ」と思ってしまったのが何よりの証拠。

必見。



インファナル・アフェア

インファナル・アフェア2

インファナル・アフェア3


「生きるも地獄、死ぬも地獄」、これぞハードボイルド(?)。

ハードボイルドがよくわかってないからこんな言い回し。

スリリングで面白かった。

ただし、評価できるのは初作だけ。

2もまあ、初作の前日譚としてはまあまあだが、3は蛇足だったね。

展開が複雑すぎるうえに、なんだ、妄想かよ、ってね。


ダイ・ハード


何回か見たけど、うん、面白いね。

それ以上でも以下でもなし。


幸せの行方


金さえあれば何でもできる、というのがこの作品のテーマ?

よくわかんない。

ライアン・ゴズリング目当てで見たけど、可もなく不可もなく。

ちなみに、これと同時に、「ドライヴ」も一緒にレンタルしました。

劇場で3回、そして今回DVDで合わせて4回目の鑑賞。

「ドライヴ」は何度見てもイイ。

どうやらおれの中で殿堂入りの映画です。

多分今後も1年に1回くらいは見たくなると思うので、ソフト買わなきゃです。


THE DAY ザ・デイ


非日常の環境の中の日常、という内容。

普通の映画。

今回から、点数をつけるのをやめました。

意味がないと思ったので。



生きる 70点



生と死。

官僚機構と一般市民の間のいかんともしがたい意識の隔絶。

60年以上前の映画にもかかわらず、この作品が心を打つのは、年月を経て、日本の社会も自分自身もいまだなおこれらの問いに答えを出せないでいる現状があらわにされている証拠だ。

今後、古い映画も積極的に観ていこうと思うと同時に、自分も何事かをしなければならないと思う。

この映画の主人公同様、自分にもあまり、時間がない。

ヒロイン(?)役の小田切みきさんがとてもかわいい。


プレデター 55点



なんで最後の最後、プレデターはシュワちゃんにとどめをささずに、仮面を脱ぎすて、わざわざタイマン勝負に持ち込んだんだろう?

で、結局自爆せざるを得なくなっちゃうんだから、余計わけがわからない。

途中まではまあまあ面白かったんだけどな。


博士の異常な愛情 70点


原爆とか水爆とかの存在を知ったのは小学校くらいのときだったろうか。

その時、「もしイカれたやつが軍のお偉いさんの中にいて、そいつが発射ボタンの前にいたら地球はおしまいじゃん」と思ったのを今でも覚えている。

それが映像化されてるのがこれ。

あー怖い。

これを観た次の日、ノースコリアで核実験行われるのニュースを聴いた。

あー怖い。


エイリアン4 75点


なんと「4」にして最高傑作でるとは。

いいですね。

シリーズ物は続けるごとにひどくなるという、なんとなくおれの中にあった意識を吹き飛ばしてくれた。

「人間と人間以外のもののあいのこ」の存在そのものとその悲哀を描くことによって、人間とは何かという哲学的命題を浮かび上がらせている。

マンガ「デビルマン」を読んだ時のように、また。「猿の惑星 創世記」を観た時のように、本来は人類の敵であるエイリアンに対して憐憫を持って観てしまう自分に気付いた時、人間てなんだろう、とやっぱり思ってしまいます。

最初の「エイリアン」を観て、へーこんなもんかと続編を観ていないアナタ、我慢して(?)「エイリアン4」まで観ることを強くお勧めします。


スモーク 50点


この映画の「人生なんてこんなもんだよ」というメッセージに対して、「まあ、そんなもんだろ」というのがおれの感想。

だから、ひたすら、眠かった。

おれは、自分で思っている以上に、おじいさん化しているらしい。


388 40点


「CUBE」の監督、ヴィンチェンゾ・ナタリがかかわってるってことで、観てみたんだが、つまらん。多分観たこともそのうち忘れる。


遊星からの物体X ファースト・コンタクト 70点


カーペンター版の同作品を超えることは絶対ないだろう、と割とクールに観てたからか、意外に面白かった。

前作へのリスペクトがちゃんとあるし、そのうえで、頑張って作ったと思う。

最後に殺したのは本当に「Thing」だったのか、それとも・・・、的な余韻もあって。

主演の女優さんが美人。

カーペンター版好きな人なら、これ観ても損はないと思う。


エイリアン3 60点


すでに、飽きてきたぞ。

このあと、「4」~プレデター~エイリアンVSプレデター等を経由して、プロメテウスまで行くつもりなんだが、そこまでいけるかどうか。


ジョニーは戦場へ行った 70点


戦争で四肢、眼、耳、鼻、口などの器官を奪われたまま生かされるが、本人の意識だけははっきりしている男。

これはつらい。

ひとりの優しい看護婦が、彼の胸に直接指で「MERRY CHRISTMAS」と書くシーンはこの映画最大の号泣ポイント。

四肢を戦争で奪われるということで思い出すのは、山上たつひこのマンガ「光る風」。

本作のジョーと同じように戦争で手足を失ったにもかかわらず、家政婦としてきている女性を犯そうとする場面は壮絶。

結局それはかなわず、彼は家の壁に「大日本帝国万歳」と(おそらく口を使って)筆で書き、池で入水自殺をする。

自殺できただけ、彼の方が幸せかもしれない。

気持ちの持っていき場のない、つらい映画でした。


ザ・レッジ ~12時の死刑台~ 65点


飛び降り自殺をしようとビルの上に立つ男。

こんなコピーから、ミステリーっぽいのかなと思ってみたら、ちょっと風変わりなラブストーリーだった。

キリスト教原理主義者、無神論者の二人の男と、その間で揺れ動く女性。

基本、この3人の間に起きる出来事、心象風景がお話のメイン。

ラストシーンのおれの感想は「あーあ、そうなっちゃうか」。

映画自体は「ブルーバレンタイン」に近い感じもある。

ネタばれになるから詳しくは述べないけど、全体としては、うーん、まあまあかな。

「宗教観とラブロマンス」というテーマ自体はなかなかいいところついてると思うんだけど、もうちょっとだけうまいこと撮れば、かなりいい映画になったような気がするんだけどな。

二人の男の間で揺れ動く女性を演じる女優さんが、小島慶子に似てた。


エイリアン 60点

エイリアン2 75点


エイリアン1匹しか出てこないし、形状がヒト型すぎて、あまり不気味さがない。

エイリアンそのものより、そもそものこのエイリアンとの遭遇の発端になったアンドロイドの方がどっちかっていうと怖かったな。

まあ古典って言われてるから、こんなものなのかな、と、「エイリアン」は、「なんかフツー」って感じで観てた。

でも一応と思って「エイリアン2」を観たら、どっこいこっちの方が燃えるじゃなーい。

うじゃうじゃ出るわ出るわクリーチャーたちが。

戦闘シーンも派手だし、登場人物のキャラも立ってるし、素直に「わーガンバレー」という風にドキドキしてみることができた。

前作では足を引っ張った、というか、そもそもの発端の一翼だったアンドロイドが一転、今度は仲間を救うためにマジで大活躍。

どっかで裏切りがあるかと思ったが…。

ロボットだけど、カッコいいぜ、ビショップ。

それにしてもシガニー・ウィーバー、これほどエロさのかけらもない女優さんも珍しい。


ザ・レイド 70点


最初は情け容赦ない銃撃戦。

弾が切れると今度は刃物でメッタ切り。

それも使えなくなったところでようやく今作の主題(?)、シラットによる肉弾格闘アクションへと変化していくさまが、この単純極まりないストーリー展開に説得力を持たせている。かなり無理やりだけど。

正義側(?)二人対悪人側(???)ひとりという対決シーンもかなり珍しいんじゃないの?

最近の仮面ライダーシリーズにも通ずるような、ってそんなワケないか。

面白かったよ。

再見するかというと?マークがつくけど、次作も絶対見ます。

ある意味ありがたいといえばありがたいけど、それにしてもDVD化早すぎね?