先々週のタマフル「AKB総選挙ア↑コガレ特集」に引き続き、先週の金曜DIG「グループアイドル特集」を聴いた。
現今のアイドルに全くと言っていいほど知識のないおれのようなおじさんには大変勉強になった。
今をときめくAKB48だが、ほとんど無知に近い。
選挙で1位に返り咲いたという前田敦子(字あってるかな?)は、いつだかの小島慶子の水着グラビアがのった週刊プレイボーイを買った時にたまたまのっていた写真で初めてその顔を知った。
あと、都内を仕事でうろちょろしてるとイーモバイルの看板がそこかしこに立っていて、そこに出てる娘さんが「なかなか可愛い子だな」と思ってたらそれがAKBの板野友美(やっぱり字が不安)という人だということをつい最近知った。
それ以外のメンバーは顔も名前も全く知らない。
その程度しかない知識を前提に、たまたまAKBのDVDかなんかの仕事をしてたという友人と飲んでるときに、カミセブンがどうだの、研究生制度がどうだのというAKBシステム(?)についてのレクチャーを受けたのだが、そもそも興味がないせいもあるが、なんだかさっぱりわからなかった。
グループアイドルといえばおれが中学生くらいの時におニャン子クラブが全盛で、クラスメートの間ではやれ新田エリがどうだの国生さゆりがどうだのと盛り上がっていたが、おれ自身はおニャン子には全くの不感症で、カヤの外だった。
夕焼けニャンニャンはたまに見ていたが、むしろ、おニャン子にマジで蹴りを入れたりセットをぶっ壊したりしてた「常滑川まこと」こと、大竹まことの方に興味がいった。
大竹まことに関しては、なんだかよくわからないが、こういう大人になりたい、とあこがれた覚えがあるな。
パンクとかの音楽に目覚め始めた時期と重なってたこともあるのかもしれない。
それはともかく、こうかくと「子供のころからアイドルなんかに興味を示さない硬派だったおれ」を自己演出しているように思われるかもしれないが、さもあらん。
幼少時は普通にピンクレディーが好きだったし、聖子ちゃんも好きだった。
本田美奈子、山瀬まみ、島田奈美などなど、擦り切れるほどレコードを聴いたものだ。
自分のアイドル嗜好をこうして振り返ると、いくつかの傾向がある。
まず、女子が大人数になった状態が苦手。
よくわからないけど、こわいんだよね。
あと、何らかの秀でた芸がないと駄目。
歌がうまいとか、曲がとにかくいいとか、踊りがすごいとかね。
タダ可愛いだけっていうのには今も昔も全く関心がない。
そういうおれ基準でいくと、Perfumeとか(音楽的コンセプトがはっきりしてて少人数)、ラブマシーンあたりの時期のモーニング娘(とにかく曲のクオリティが高かった)とかは、さすがにCD買ったりはしないけれど、まあいい線いってるんじゃないかという程度。
あ、しょこたんこと中川翔子は好きだな。CDも何枚か買った(ライブに行く元気はない)。
翻って冒頭のラジオでのアイドル特集を聴いていて知識は増えたものの、やっぱりAKBには全く興味が出ないのだが、これはちょっとすごいなと思った。




DIGで大根仁が紹介してて、キラキラで吉田豪なんかも絶賛してたが、確かにこりゃすごい。
偏り過ぎた趣味の映像、むりくりな曲展開、体操を盛り込んだやけくそにも見える振付、すべてがブッ飛んでる。
つっても音源買ったりはないだろうけど、なるほど、アイドルもここまで来たかと感心してしまった。
ももいろクローバーは今はメンバーが一人減って、「ももいろクローバーZ」と改名したらしいが、Zをつけて改名といえば先日も記事にした「Gloove Line Z」をすぐに連想する。
このグループをプロデュースしてる人、ピストン西沢のラジオ、聴いてるんじゃないかね。
アイドルに日常的に夢中になってる人からすると、なんだいまさらという記事になってしまったかもしれないが、おじさんはまたしてもこうしてラジオを通して、今の世の中の流行りものを少し知ったのでありました。