先日発売されたサッカー批評に最近の流行について書かれていた。
興味を持ったの、セリエAにおける4-2-4と、ドイツブンデスリーガにおける上位陣の守備の戦術について。
4-2-4といえば昔のブラジルのフォーメーションであるが、それを現代風にモデルチェンジした戦術。エッセンスとしては、4-2-1-3から4-2-3-1が生まれたのと似ている部分がある。それは、ブラジル流4-2-4のWGの選手に守備のタスクを足したという点である。逆に言えば、フラットな4-4-2の両SHを攻撃的にした感じ。ただ、最新たるゆえんは攻撃時にある。攻撃の際には両SBが中盤まで上がり、CBがサイドに開き、CHが縦の関係になるのである。つまり、2-1-2-1-4のような形になる。常に相手を引きつけながらパスを回すことで、最終的にバイタルエリアの近くで、味方のFW4枚vs相手のDF4枚という数的同数を作るのが目的である。
しかし、これってマンチェスターUの戦い方のように思う。以前からマンUの攻撃の機能性に注目してたんだけど、ようやく流行り始めたのかっていう感じ。正直この戦術が最終形だと思っている。
守備戦術に関しては、まとめると、選手の攻撃守備のベクトルを図などで明確にする、CFは下がり過ぎないといった点。難しいことは1つもなく、基本的なこと。ただ守備ではそれが大事。あとは走ること。
今度この戦術が一番合いそうなJリーグのチームを探してみようかな。