彼の姿を見た日から一ヶ月


私達は

実はよく

偶然に会う事が多いのです


他の友人や知り合いには

私が気付いてないだけかもしれませんが

滅多に会いません


そんな事も

私を彼から離れさせない何かを

感じさせてしまうのかも

いいえ

私がそう思いたいだけかも

などなど

考えていました



夏の宴会の知らせが来ました


共通の友人達も多いので

もしかしたら彼も

思いながら参加してみました


自分の気持ちを

試してみたかったのです



会った時

嫌な気分になるのか

もっと近づきたいと思うのか


自分が感じるままが

最も正解に近いはず



実際に

彼を見ると

やっぱりどきどきして

私の気持ちは

正直に

彼に向かっているようでした



宴の終わり


私は足早に

会場を出ました


付き合っている間でも

こんな風に

先に帰れば

いつもそのまま連絡も来ません

私から

電話を入れても

出てくれないのが常


わかっていたので

彼の動きを待つ事は

すがるみたいで

今回はしないと決めました


振り切るように

今回はさっさと帰ろうと思ったのです


綺麗な月を眺めながら

足取りは

逃げるように早足で




待ってと

遠くから声がしました


振り返ると


二次会を思案中の友人達を置いて


私を探して

走ってきた


彼でした