日航は8月末に提出した更生計画案で今年度中に1万6千人を削減する計画を盛り込んでいる。大西賢社長ら経営側はこれまで削減方法について「希望退職に全力を投入する」などと説明し、解雇を避ける意向を示していた。
ただ、9月3日から全職種のおおむね45歳以上を対象に希望退職の募集を始めたが、職種によっては予定の半数に達していないという。整理解雇も辞さない姿勢を示すことで、希望退職への応募を増やす思惑もありそうだ。日航は航空路線を減らすなどのリストラを進めており、特にパイロットや客室乗務員を削減する狙いがあるとみられる。
整理解雇は、経営難に陥った会社が人件費を削る目的で行う。会社都合による解雇のため、「人員削減が必要か」「解雇を回避する努力をしたか」「解雇される従業員の人選は妥当か」「解雇の手続きは妥当か」など四つの要件を満たす必要がある。