こんばんは。
ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
本シリーズの概要はコチラ
前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~285までの作品。
★製作国での分類 ( )は前回追加分
アメリカ映画 190作品
イギリス映画 017作品
香港映画 011作品
米・英合作映画 004作品
フランス映画 013作品
伊・西合作映画 002作品
スウェーデン映画 002作品
イタリア映画 003作品
伊・西・西独合作映画 001作品
伊・仏合作映画 004作品
伊・米合作映画 002作品 (+1)
英・伊合作映画 001作品
西独・英合作映画 001作品
仏・米合作映画 001作品
独・米合作映画 002作品
スペイン映画 001作品
スイス映画 001作品
西ドイツ映画 001作品
香港台湾合作映画 001作品
イラン映画 001作品
英・仏合作映画 002作品
英・仏・マケドニア合作映画 001作品
ベルギー・仏・独合作映画 001作品
西独・仏合作映画 002作品
伊・仏・西独合作映画 002作品
フィンランド・仏・独合作映画 001作品
仏・独・ハンガリー合作映画 001作品
中・香合作映画 001作品
西・メキシコ合作映画 001作品
ソビエト映画 002作品
メキシコ映画 001作品
伊・仏・ベルギー合作映画 001作品
ブラジル・米合作映画 001作品
デンマーク映画 001作品
ポーランド映画 001作品
仏・独合作映画 001作品
米・西独合作映画 001作品
日・英合作映画 001作品
フィンランド映画 003作品 (+3)
芬・瑞合作映画 001作品 (+1) ※芬蘭=フィンランド 瑞典=スウェーデン
★公開年での分類 (計285作品)
1940年代 000作品
1950年代 013作品
1960年代 027作品
1970年代 080作品 (+1)
1980年代 059作品 (+1)
1990年代 082作品 (+3)
2000年代 023作品
2010年代 001作品
★allcinemaのジャンル分類(重複あり)
ドラマ 118作品 (+2)
サスペンス 076作品 (+1)
アクション 048作品
コメディ 043作品 (+4)
犯罪 041作品
ロマンス 023作品
西部劇 012作品
SF 013作品
ミステリー 012作品
スポーツ 007作品
ホラー 009作品
アドベンチャー 006作品
ファンタジー 007作品
戦争 007作品
ミュージカル 003作品
パニック 006作品 (+1)
ファミリー 003作品
ギャンブル・賭博 002作品
青春 007作品
音楽 005作品
歴史劇 003作品
伝記 002作品
任侠・ヤクザ 001作品
料理・グルメ 001作品
エロティック 002作品
学園 001作品
モンド 001作品
★私の分類(重複あり)
人生哲学 107作品 (+5)
サイコ 031作品
社会不信 031作品
群像劇 023作品
スーパーエージェント 015作品
法廷劇 008作品
奇妙な愛 018作品
女性の人生 006作品
テロリストとの対決 007作品
モノクロ 022作品 (+1)
デストピア 011作品
戦争の現実 010作品
プリズンブレイク 005作品
マカロニ・ウェスタン 004作品
ワンカット 002作品
ユニーク 003作品
コミカルホラー 005作品
という結果になっております。
生成AIによる
「レニングラード・カウボーイズ」のように
バラライカを演奏するモルモットたち画像
本日ご紹介させて頂くのはTSUTAYA発掘良品の第45弾と第46弾でセレクトされていた286~290までの5作品になります。
作品No.286 ピアノ・レッスン (1993)
(原題 THE PIANO 濠・仏合作映画)
allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ 音楽
私のジャンル分類 : 人生哲学
監督 : ジェーン・カンピオン
冒頭の展開
・主人公のエイダはスコットランドの名家の娘ですが、父親が決めた見ず知らずの結婚相手の元へと嫁ぐためにニュージーランドへと向かう事になりました。
・エイダは6歳の時から喋るのを止めてしまった風変わりな女性。喋らなくなった理由はエイダ自身も分からないと彼女はモノローグで語っているのですが、彼女が見知らぬ夫と結婚するために遠いニュージーランドへと送られる事になった理由は、彼女の行動を見ていると何となく分かってきます。
・恐らくですが理由はエイダは未婚であるにも関わらず娘がいたから。娘の父親が誰なのかは劇中では語られませんが、エイダは家族に祝福されない恋をして娘を産んだのであろう推察され、ニュージーランドに嫁ぐ事になった理由も、良家としての面目を潰されてたエイダの父親が放逐したからだと想像できるのです…
口をきかない代わりに
ピアノを弾き続けていたエイダは
強い意志を持った女性でした!
★一口ポイント 本作の原題は「THE PIANO (そのピアノ)」。
ちなみに本作における「そのピアノ」とはニュージーランドの海岸の波打ち際に置き去りにされてしまったピアノの事!
邦題がピアノ・レッスンなのでピアノをレッスンする映画だと思われる方も少なくないと思いますが、原題は「そのピアノ」である以上、そのピアノとという言葉は何を指しているのかを考える事も大切なのではないかと思います😊
ある日突然口をきく事をやめてしまった、ピアノが得意なエイダという女性が心の中で想っている事を想像できると、「そのピアノ」は楽器ではなくエイダ自身なのだという事が分かって来るのです…
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作品No.287 ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩(うた)~ (2009)
(原題 BRIGHT STAR 英・濠合作映画)
allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ ロマンス 伝記
私のジャンル分類 : 人世哲学
監督 : ジェーン・カンピオン
冒頭の展開
・【前提】本作品は「ピアノ・レッスン」で女性の心の想いを映像化させる事ができたジェーン・カンピオン監督による、薄命の詩人ジョン・キーツと彼に恋した女性の生み出した詩の世界を描いた、詩的な美しさが堪能できる映画です。
・本作は史実に基づいたラブストーリー。ほとんど無名のまま25歳で亡くなったジョン・キーツの人生を記録していたのは、当時の恋人のファニー・ブローン。ロンドン郊外の裕福な家庭で育ったファニー・ブローンという女性と恋に堕ちたキーツは、手紙のやり取りをしていたのです。
・ですがキーツとファニーの恋は周囲から祝福されたものではありませんでした。資産家の家の娘のファニーと赤貧の詩人キーツとでは、身分違いが違い過ぎて当時の慣習では結婚することは不可能であり、その上キーツには後援者のブラウンという編集者がつきまとっており、キーツとファニーが愛し合う事に対して嫉妬にも似た感情で邪魔し続けていたのです!
ファニーによって保管されていた恋文によって
キーツの心境は後世に伝えられたのです…
★一口ポイント 赤貧に苦しみ、わずか25歳で夭折したジョン・キーツは繊細にして情熱的なオードと呼ばれる長い抒情詩(頌歌)を得意とした英国の詩人。
英語で綴られた抒情詩を日本人が感覚として理解する事はかなり難しいと思いますが、本作でカンピオン監督によって生み出したジョン・キーツの世界観、言葉を超えてキーツの詩をご覧頂く事で、リリカルなキーツの詩の魅力がご理解できるのではないかと思います。
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作品No.288 こわれゆく女 (1974)
(原題 A WOMAN UNDER THE INFLUENCE アメリカ映画)
allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ
私のジャンル分類 : 人世哲学 奇妙な愛
監督 : ジョン・カサヴェテス
冒頭の展開
・本作は、精神のバランスを崩していく主婦メイベルの姿を描く人間ドラマ。と言ってもメイベルは変人でも悪人でも変わり者でもありません。メイベルは家族と夫を愛し、家族と仲良く幸せな日々を送りたいと願っている善良な主婦でした。
・ですが問題は、エイベルがやりたい事を行うと夫ニックや周囲の人々と意見が衝突したり、彼女の願いが叶わなかったりする事が少なくなかったのです。
・思っていた事が上手くいかない時に精神的にストレスをため込んでいってしまう性格のメイベルは、いつしか奇行を繰り返すようになってしまうのです。
いようと…あああああああああああ
★一口ポイント 本作は、我々の社会に存在している"あまり見たくない現実"を描くのを得意としているジョン・カサヴェテス監督の作品。
発掘良品でセレクトされている「グロリア」や「アメリカを斬る」というジョン・カサヴェテス監督作品は、楽しいエンターテイメント系作品ではなくアメリカ社会で暮らしている一般の人々生活が生々しく描かれた社会派の映画です。
本作で描かれているのは"ごく普通の夫婦に訪れる危機"。
ニックの事を深く愛しながらも精神のバランスを崩していく主婦メイベルと、メイベルを心配する事に疲れ、同じように壊れて行く夫のニック。
神経症が酷くなり常軌を逸した行動を取るようになるメイベルの姿は、観ていて辛くなるのです…
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作品No.289 チャイニーズ・ブッキーを殺した男 (1976)
(原題 THE KILLING OF A CHINESE BOOKIE アメリカ映画)
allcinemaさんのジャンル分類 : 犯罪 ドラマ
私のジャンル分類 : 人世哲学
監督 : ジョン・カサヴェテス
冒頭の展開
・主人公のコズモはLAにあるクラブのオーナー。と言ってもコズモのクラブは借金で購入したものなので、借入金を返済し終えるまではコズモは正式なオーナーとは言えませんでしたが、本作の冒頭にコズモは最後の借金を返済し終え、名実ともにクラブのオーナーになる事ができました。
・借金完済を祝おうと考えたコズモは、クラブで働く女の子たちと一緒に楽しもうと街のカジノに乗り込んで一儲けする事にしましたが、気が大きくなっていたコズモは大金をつぎ込んで勝負をして大負けし、カジノを経営しているマフィアに2万3千ドルもの借金をしてしまいます。
・2万3千ドルの借金なんてコズモのクラブを売り払ったとしても支払える金額ではありません。
だからマフィアは借金を帳消しにする代わりに、自分たちの商売敵である中国人ブックメイカー(ノミ屋)の老人の家に侵入して、彼を射殺して来るようコズモを脅迫して来たのです!
カジノに向かったコズモは
この世の無常を体験するのです!
★一口ポイント 本作で描かれるのは、ささやかな幸福を求めていた男が一夜のうちに転落してゆく過酷な現実。
ですが本作は"あまり見たくない現実"が描かれているにも関わらずラストは絶望的なものではなく、心がほっこりするような不思議な後味の作品。
たかが我が人生、されど我が人生なのです。
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ここから第46弾
作品No.290 エクスタミネーター (1980)
(原題 THE EXTERMINATOR アメリカ映画)
allcinemaさんのジャンル分類 : アクション
私のジャンル分類 : スーパーエージェント
監督 : ジェームズ・グリッケンハウス
冒頭の展開
・ベトナム戦争で敵に捕まった主人公のジャックは、処刑される寸前に友人のマイケルに命を助けられ親友となり、戦地から戻った後も同じ職場で働いていましたが、ある日、彼等の職場に倉庫荒らしが侵入しました。
・2人はベトナム仕込みの格闘術で難なく倉庫荒らしたちを撃退しますが、事件の数日後、逆恨みした倉庫荒らしたちはマイケルを待ち伏せして大怪我を負わせてしまいます。
・怒りに震えたジャックは命の恩人のマイケルの復讐をすべく、倉庫荒らしたちのアジトを襲撃し不在だったリーダー格の2人以外のメンバーを全滅させましたが、その後もジャックは悪党退治を辞めず、街で見かけた悪人たちを次々と処刑するようになっていったのです!
捕らえた悪党たちを捕らえた時
マイケルの心の中にはベトナムの体験が
フラッシュバックします。
その後、マイケルは殺人が止められず
次々と悪党を計私刑に処すようになりました。
お前のような奴は人間ミンチだ!
★一口ポイント ベトナムで命を助けられた友人を救えなかったジャックは、NYにも戦場と同様に非道な人間が息づいている場所だと知り、私刑執行人となってしまいます。
悪・即・漸の80年代のアクション映画は、ベトナム戦争のフラッシュバックを描いたエクストリームな作品なのです!!
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という訳で次回は発掘良品第46弾と第47弾のラインナップから
作品No.291 シンプルメン
作品No.292 はなしかわって
作品No.293 アンビリーバブル・トゥルース
作品No.294 愛 アマチュア
作品No.295 戦慄!昆虫パニック
という5つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
どうぞよろしくお願いいたします。