こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日想像力と貴女(きみ)の名はというテーマで

 

AVA/エヴァ(2020)

(原題:AVA)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

★想像力と貴女(きみ)の名は、とは?

 

男性名の映画に比べ、女性の名を冠した作品の数はほぼ無限!!

 

ですが、あまりにも多すぎる事が災いして、近年では女性の名のついた作品名を言っても「誰それ?」と言われてしまう事も少なくありませんので、本シリーズでは過去の様々な女性名の映画をご紹介しながら「女性が活躍する映画って、こんなに沢山あったんだ」と認知して頂ければと思っております😊

 

 

 

 

想像力と貴女(きみ)の名はエヴァ

 

本作に登場する貴女の名前はエヴァ・フォークナー

 

エヴァは謎の暗殺組織に所属している凄腕のエージェント。

 

と言っても彼女は、幼い頃から組織に育てられた天涯孤独のエージェントではありません。

 

 

エヴァには実家に帰れば母や妹もいる、かつての職場を解雇された後に暗殺組織にスカウトされた、キャリアアップ型転職の暗殺者だったのです!!

 

前職をクビになったエヴァは

殺し屋に転職してキャリアアップ!!

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば、本作の解説は以下の通り。

 

「女神の見えざる手」のジェシカ・チャステインが、女暗殺者に扮したアクション。

完璧な容姿と知性、そして圧倒的な戦闘能力を持つ暗殺者エヴァ。

組織の言いなりに任務をこなしてきた彼女だったが、人を殺す事への葛藤に苦しみ、やがて命令に背いて反旗を翻す。

共演は「ハンターキラー 潜航せよ」のコモン、「RED レッド」シリーズのジョン・マルコヴィッチ、「ダンボ(2019)」のコリン・ファレル。

監督は「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のテイト・テイラー。

 

 

 

 

はい。

 

解説にある通り、主人公のエヴァは完璧な容姿と知性、そして圧倒的な戦闘能力を持つ暗殺者!

 

映画の冒頭ハイヤーの運転手に扮したエヴァは、空港でターゲットのビジネスマンを車に乗せて人里離れた森へと連れて行き、指令通りに射殺します。

 

おっ!美人運転手がお迎えだ!

と喜んでいたエリートビジネスマンは

森の中で抹殺されてしまいます。

 

暗殺後に車を始末し、その場を立ち去ったエヴァの仕事ぶりは文字通り完璧だったのですが、そんなエヴァの仕事でのやり取りを密かに盗聴していた同僚の女エージェントは、エヴァがターゲットを射殺する前に「自分が殺される理由は何だと思う?」と尋ねたのを知り、組織内で厳命されている「個人的に余計な情報を入手しない」という服務規程に反していると報告された事で、組織の中堅幹部のサイモンから命を狙われる事になってしまたのです!!

 

難なく任務をこなしたエヴァでしたが

仕事内容を盗聴していた仲間にチクられて

命を狙われる事に…

 

 

さて、仲間から命を狙われる事になったエヴァは、果たして生き残る事ができたのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

エヴァの次のターゲットは

サウジアラビアで暗躍している

ドイツ軍人の暗殺!

 

けれどホテルの部屋で

ターゲットを抹殺した直後に

ドイツ軍から襲撃が!?

どうして情報が洩れてるのか??

 

 
【私の感想】転職はつらいよ!

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作は本格的でハードなスパイ映画がお好きな方にとっては、若干納得できない伏線が散見される可能性がある作品。

 

組織の命令に従って暗殺を繰り返しているエヴァですが、彼女に実家がある事も母や妹、そし元恋人などがいる事などは周知の時事のようであり、エヴァ自身も入院した母を見舞うために実家に戻ったりもしており、暗殺組織に身を置いている人間としては、かなり脇が甘いような気がいたします。

 

母のお見舞いに病院に訪れるエヴァ。

家族も彼女をエヴァと呼んでいますので

本名で暗殺をしているの?

 

 

ですが、本作をよくある女暗殺者映画ではなく、才能を生かして転職した女性に待ち受けている職場トラブルの映画としてご覧になったとしたらいかがでしょうか?

 

 

そう。

 

恐らくですが、転職した際に古参の人間と有能な転職者との間には軋轢が発生するもの。

 

海兵隊を除名されたエヴァを

組織にスカウトしたのはボスのデューク。

ですがボスが才能を評価して

直接スカウトした来た有能な新人は

どんな組織でも疎まれるものなのです!

 

 

エヴァが有能で、美人で、経験権豊富であればあるほど、古参の構成員たちは彼女と敵対し、遂にはボスに黙って暗殺する事を決意すのです!!

 

夜中にマラソンしているだけで

命を狙われてしまうエヴァ!

有能な転職者はウチは死んでくれ!!

 

 

私見ですがそんな本作はキネマ旬報社さんの解説のような組織の言いなりに任務をこなしてきた彼女だったが、人を殺す事への葛藤に苦しみ、やがて命令に背いて反旗を翻すエヴァの映画ではなく有能な転職者が成果を出せば出すほど古参の組織員から嫌われた挙句、遂には集団で排除されるようになる“転職者の受難”を描いた暗殺者映画ではないかと思うのですが、皆様はどう思われるでしょうか?

 

仮に古参から攻撃を撃退しても

他の古参からの攻撃は増えるばかり!

 

有能な転職者の問題は

最後には経営者と古参の内紛にまで

発展する事も多いのです…

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

貴女(きみ)の名はニキータ

 

というテーマで

 

ニキータ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

★おまけ★

併せて観たい“自分以上の才能と出会う”映画

「EMMA/エマ デッド・オア・キル 」

 

人気のない南アフリカの荒野で

偶然殺人を目撃してしまったエマは、

無法者たちに追われる事に!

 

ですが人間狩りを楽しもうと

エマを襲撃した無法者たちは、

彼女の思わぬスキルによって、

逆に狩られてゆく事になるのです…