こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と世界の写窓からというテーマで

 

マイ・ロボット(2019)

(原題:MOJ DIDA JE PAO S MARSA)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

★世界の写窓からとは?

 

自由に海外旅行を楽しめたのが、遠い昔の様になってしまった2020年代。

 

今海外は、一体どのような状況になっているのでしょうか…

 

「世界の写窓から」は、そんな世界各地の状況を、映画に写った画像を通して観に行こうというコンセプトで映画紹介をしてゆくシリーズです😊

 

↑本日の写窓はクロアチアです😊

 

 

 

クロアチア生まれのSF映画!

 

本作は、2019年に公開されたクロアチア映画。

 

と言っても、本作の製作に協力したのはクロアチア、ルクセンブルク、ノルウェー、チェコ、スロバキア、スロベニア、ボスニア、ヘルツェゴビナという事だそうなので、北東ヨーロッパの国々が総結集して作られたような作品ですね😊

 

↑ソースはコチラです。

 

 

そんな本作は、日本版のキャッチコピーは「世界を守るのは、私たち!」という勇壮なものなのですが、原題は「MY GRANDPA IS AN ALIEN(私のお爺ちゃんは、エイリアン)」という、ちょっとファンタジックなタイトルとなっているのです😘

 

↑私のお爺ちゃんがロボットなのあせるあせる

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

孤独な少女と偏屈なロボットの冒険を描くSFアクションアドベンチャー。

学校に馴染めない少女・ウナの11歳の誕生日、発明家のおじいちゃんがエイリアンに連れ去られてしまう。

ウナは人間の言葉を喋るロボット・ドドと共に、おじいちゃんを救う旅に出る。

【スタッフ&キャスト】監督:マリナ・アンドリー・スコップ/ドラジェン・ジャルコヴィッチ 出演:ラナ・フランジェク/ニルス・オレ・オフテブロ/ペトラ・ポルニショヴァ

出演(声):オズレン・グラヴァリッチ

 

 

 

えっあせるあせる

 

お爺ちゃんが、エイリアンに連れ去られちゃうの!?

 

 

はい。

 

ですが本作はホラーっぽい展開の作品ではなく、子供向け(ジュブナイル)のSF映画!

 

主人公のウーナは、いつも学校でいじめられている友達のいない11歳の女の子。

 

↑意地悪なクラスメイトに

 毎朝カツアゲされているウーナ。

 

 

理系少女で、兄たちからも変わり者だとバカにされているウーナの唯一の心の友は、自宅の地下室で謎の研究をしているお爺ちゃん。

 

そんなある日、天空観察をしていたウーナは、天空にYの字のような不思議な星座がある事を発見してビックリしますが、お爺ちゃんは何かを勘づいた様子!

 

↑お爺ちゃん、あのYの星座は何!?

 

 

その晩、外に誰かいる:気配を感じたウーナが庭を見ると、そこには見た事もない青く光る機会を持ったお爺ちゃんがYの字を観察していました。

 

↑(お爺ちゃんは何をやってるの…汗

 

 

不思議に思ったウーナは庭に降りますが、その時お爺ちゃんの目が青く光ると同時に、宇宙からの赤い光がお爺ちゃんの体を包んで、上空へと連れ去ってしまったのです!!

 

↑青い目のお爺ちゃんは赤い光にアブダクション!

 

 

その時のショックで気を失ってしまったウーナですが、翌朝目を覚ました時にはお爺ちゃんの姿はどこにもなく、その上、お母さんが急病で救急車で搬送されてしまったのです!
 
 
 
さて、独りぼっちになってしまったウーナには、一体どんな運命が待ち受けていたのでしょう?
 
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
 
↑庭に落ちていたのはお爺ちゃんの機械。
 これがきっと謎を解くカギね!
 

 

 

【私の感想】 東ヨーロッパの家族関係

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作は失踪したお爺ちゃんを探す過程で、ウーナが家族や人との関わり方を仕方を覚えてゆく「人間関係構築入門」のような作品😊

 

 

お爺ちゃんの地下室の奥に、秘密の地下堂を見つけたウーナは、そこで喋るロボットに出会い、30年前にお爺ちゃんとお母さんの身に起こった出来事を知り、2人を助けようと考えますが、最初ロボットはウーナに協力する気がなく、逆に彼女を利用しようとします。

 

↑ロボットは「恒星船パイロットKD ZTX DP-11」。

 30年前に地球に墜落したUFOの操縦士でした…

 
 

ですが、ウーナと一緒に行動し、彼女が自分を救うために頑張ってくれた事で、お互いを助けるという感情の心地よさに目覚めてゆくのです。

 

 

そう。

 

利己的な関係よりも、相互補完する関係の方が幸福になれるもの!

 

 

 

私見ですが本作は、小さな国家が林立し、お互いが良好な関係を結ぶのが難しい北東ヨーロッパの子供たちのために作られた「信頼関係を作ると素敵な友情が生まれるよ!」というメッセージが込められた作品ではないかと思うのですが、皆様はどう思われますでしょうか?

 

↑最初は自分を救出しに来たUFOの所へ

 連れて行ってもらった後で

 ウーナを殺そうとしていたロボットでしたが…

 

↑彼がピンチになった時、ウーナは必死になって

 助けようとしてくれたのです!

 …こ、こんな事しもらったの始めてだ🤣

 

↑尚、今ウクライナを助けるために

 世界中の人々が行動を起こしている理由は

 本作と同じマインドではないでしょうか?

 

 目の前で困っている人を助けるのに

 利己的な理由は必要ないのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

本当の抑圧とは?

というテーマで

 

パピチャ 未来へのランウェイ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

★おまけ★

併せて観たい素敵な信頼関係の映画
「犬ヶ島」

 

日本を舞台にした、心温まる犬と人間のストップモーション・アニメ!

ウェス・アンダーソン監督作品は、今までの人生で居場所がなかった人に居場所ができた時の嬉しさを描いた映画ばかり!

ですので本作も、社会で居場所で見つからず捨て鉢になって生きている人にっとて救いとなる映画😊😊😊

飼犬たちが捨てられてしまった犬ヶ島で、孤高の野良犬として生きていたチーフは、自分の飼犬を助けに来た少年アタリと一緒に旅をしながら、信頼しあえる人と出会えた時の喜びを知り、本当の意味での人生をスタートさせてゆくのです!