こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力とマッシュアップ!というテーマで

 

エージェント・ゾーハン(2008)

(原題:YOU DON'T MESS WITH THE ZOHAN)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

★想像力とマッシュアップ!とは?

今月は「100 Movies Dance Scenes Mashup」というミュージック・クリップでセレクトされている映画をご紹介してゆくという“2021年の夏休みの自由研究”みたいなシリーズをお送りしております😊😊😊

 

↑素材となる「100 Movies Dance Scenes Mashup」はコチラ!

 

 

 

 

使われているシーンは?

 

「100 Movies Dance Scenes Mashup」で本日の作品が使用されているシーンはコチラ↓↓↓

 

↑本シーンは 1:36あたり!!

 

一瞬誰だか分かりませんでしたが、この妙に古い感じのステップを踏んでいるのはアドム・サンドラー!!

 

本作は、アダム・サンドラーが「がきデカ」クラスの下品なギャグを演じている、中東平和をテーマにしたコメディ映画なのです😆

 

↑か、海岸に変態がいる汗汗汗

 いいえ!これがイスラエルの

 No.1エージェント、ゾーハンなのです!

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

『再会の街で』のアダム・サンドラー主演で贈るアクションコメディ。

イスラエル特殊部隊の凄腕エージェント・ゾーハンは、美容師になるという夢を叶えるためにアメリカへ移住。

その腕前が巷でも評判となるが、かつての宿敵が彼の正体を突き止め…。

【スタッフ&キャスト】監督:デニス・デューガン 脚本:ジャド・アパドー 脚本・出演:アダム・サンドラー 出演:ジョン・タトゥーロ/エマニュエル・シューキー/ニック・スォードソン/マライヤ・キャリー

 

 

美容師になるという夢を叶えるためにアメリカへ移住したイスラエル特殊部隊の凄腕エージェント??
 
 
 
はい。
 
先程もご説明した通りゾーハンは、イスラエルでNo.1の凄腕エージェント!
 
どんなに困難なミッションでも一人でこなしてしまうゾーハンでしたが、本当の夢は美容師になって人々にサラサラ・ヘアーを提供する事!!
 

↑どんなピンチも切り抜けられる

 凄腕エージェントのゾーハンでしたが…

 

↑本当の夢は、アメリカで美容師になる事!!

 

 

ですがエージェントとして優秀過ぎるゾーハンは特殊部隊を辞めさせてもらないため、仕方なく、戦闘中に爆死したように偽装してニューヨークへと逃亡してしまいます!!

 

身一つで憧れの有名美容師のポール・ミッチェルのヘアサロンを訪れ、就職を希望したゾーハンでしたが、実際に人の髪を切ったことがないゾーハンは門前払い。

 

↑夢はNY5番街のポール・ミッチェル

 スタイリストになる事でしたが…

 

↑実経験の無さとヘアスタイルの古さで

 門前払いされてしまいます。

 ゾーハン流の下劣ギャグも通用しませんあせる

 

 

ポール・ミッチェルからの帰り道、トラブルに巻き込まれて困っているユダヤ人の青年を助けたゾーハンは、彼の家に居候しながら働き口を探す事にしますが、スキルがない異国民に厳しいのがニューヨークの掟!!

 

どこの美容室でも採用されず、万策尽きてしまったゾーハンは、偶然NYで出会ったユダヤ人の知人から、近所にあるアラブ人の経営している美容室で働いたらどうかと勧められたのです!

 

↑イスラエルに住んでいたユダヤ人の知人は

 「まもなく閉店」という名の電気屋で働く男!

 

 

ええっ!

 

ユダヤ人がアラブ人の経営している美容室を勧めてくれたの??

 

 

 

はい😊

 

国際間では紛争の絶えないイスラエルとアラブ諸国ですが、ニューヨークの下町では、ユダヤ人とアラブ人たちが隣り合わせで、普通に暮らしていたのです!!!

 

↑ブルックリンを訪れたゾーハンはビックリ!

 な、なんてユダヤ人とアラブ人が隣り合わせで

 普通に暮らしているのあせるあせる

 

 

さて、果たしてエージェント・ゾーハンは、今まで敵対していたアラブ人の経営する美容室で、働くことができたのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑「100 Movies Dance Scenes Mashup」で

 使用されているのは、アラブ人の美容室に向かう

 ゾーハンのミュージカルっぽいシーン!

 ヘアスタイリストへの道はここから始まる?

 

 

 

ユダヤ人とアラブ人は不俱戴天の仇なのか?

 

本作はコメディ映画ですので、これ以上詳細を書くのは差し控えさせて頂きますが、本作が単なるコメディではなく、ユダヤ人とアラブ人との関係について描いた作品である事は察して頂けると思います😊

 

 

歴史上でも政治上でもユダヤ人とアラブ人は、パレスチナ問題を巡っては不俱戴天の仇!!

 

ですので私たちとしては、アラブ人はユダヤ人を見ればすぐに攻撃するテロリストのような存在であり、ユダヤ人は世界規模のネットワークを駆使してパレスチナを手中に収めようとしている存在のように思えるかもしれませんが、それはあくまでも一部の人たちが行っている事!

 

 

 

自身がユダヤ人でもあるアダム・サンドラーは、常にいがみ合っているイメージがある2つの民族が、ニューヨークではお互いを尊重しながら生きている事を世界に伝えたくて本作に出演されたのではないかと思います!

 

 

そう。

 

伝聞は事実とは異なるもの。

 

 

ユダヤ人とアラブ人が、どのように和気藹々と暮らせるかを前向きに提案している本作は、2001年の同時多発テロから7年後に作られた、とても意欲的な作品となっているのです😆😆😆

 

 

注意:ただしアダム・サンドラーの目を覆うようなお下劣ギャグが全編満載の作品ですので、ご覧になる上では、その事だけはどうぞご留意ください!!

 

↑夜な夜な居候している家の母親の頭を借り

 ヘアカットの練習をするゾーハン!

 ん?ところで、ゾーハンが全裸の理由は??

 それはもちろん、別のサービスも提供しているから!

 

 …こういうタイプのギャグがお嫌いな方は

 本作をご覧にならない事をおススメいたします😓😓😓

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

星に願いを

というテーマで

 

テッド

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

★おまけ★

併せて観たい「100 Movies Dance Scenes Mashup」の作品
「アーティスト」

 

不俱戴天の仇と言えばサイレント映画VSトーキー!

 

サイレント映画の帝王は、音声入り映画のトーキーが誕生した時「あんなものはマヤカシだ!」と言いますが、時代の流れはトーキーを選び、サイレント映画は消滅の道を辿ります…

 

本作では、サイレントの俳優が時代にあらがう事を辞め、トーキーの俳優と一緒に映画を作る事にした時の幸せそうな顔が忘れられない作品なのです😘