こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
 

本日は想像力と行き過ぎ?コメディ映画というテーマで

 

弾丸特急ジェット・バス(1976)

(原題:THE BIG BUS)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

好きです!ナンセンス・コメディ①

 

本作は、70~80年代に多く作られたナンセンス・パロディ映画!

 

 

大空港やエアポートという大作が流行ったり、007などのスパイ・アクションが流行ったりすると、それらの作品をパロディ化したようなコメディ映画が産まれていた70~80年代は、世代を超えて共通のコンテンツを楽しんでいた時代!

 

家族も友達もみんなが観ていた人気映画が誕生すれば、その作品をパロディ化した映画もまた、みんなが笑えるコメディとして成立できていた70~80年代のナンセンス・コメディは、パロディ・シーンも超本格的!

 

 

本シリーズでは、そんなナンセンス・パロディ映画を3作セレクトさせて頂き、ご紹介できればと思っています😊

 

↑本日の作品!

 

↑次回の作品!!

 

↑次々回の作品!!!

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

全長50メートル、重量75トンという原子力バスの処女運転で捲き起こるパニックを喜劇タッチで描く。

製作指揮はマイケルとジュリア・フィリップス、監督はTV出身のジェームズ・フローリー、撮影は「ミッドウェイ」のハリー・ストラドリング・ジュニア、音楽はデイヴィッド・シャイア、編集はエドワード・A・ワーシルカ・ジュニアが各々担当。

出演はジョセフ・ボローニャ、ストッカード・チャニング、ジョン・ベック、ルネ・オーベルジョノワ、ネッド・ビーティ、ボブ・ディシー、ホセ・フェラーなど。
 

え?

 

全長50メートルの原子力バス!?

 

 

 

はい。

 

先ほどもご説明させて頂いた通り、本作はナンセンス・パロディ映画ですので現実には50メートルの原子力バスなんて存在しません😆

 

では本作に登場する50メートルの原子力バスは、一体何のパロディなのでしょう?

 

 

 

それはもちろん、超音速ジェット旅客機であるコンコルドのパロディ!!

 

本作が公開された1976年は、イギリスとフランスが協力して作ったコンコルドという超音速旅客機のニューヨーク~ロンドン間の航路が就航した年!

 

↑夢の超音速ジェット・コンコルドは1976年に就航!

 

 

近未来の到来を象徴するような出来事として話題となったコンコルドの就航ですが、何事でも一番が大好きなアメリカは、コンコルドの製造に参加しておらず、ちょっと悔しい気持ちがあったのかもしれません😟

 

ですので本作に登場するのは世界最初の原子力バスであるサイクロプス号!!!

 

↑コンコルドが空の王者ならサイクロプスは陸の王者だ!

 

 

全長50メートルの2階建てバスの内部には、室内プールやボーリングなどの娯楽施設も完備!

 

その上コンコルドの向こうを張って、ニューヨーク~デンバーまでノンストップで突っ走る、夢の超高速仕様です!!

 

↑原子力なので給油は不要!

 ニューヨークからデンバーまでノンストップで突っ走ります!

 

 

 

ん?

 

でも、バスは公道を走るものですから赤信号の時はどうするの?タイヤがパンクした時は?

 

 

もろちんノンストップなのですから、ご意見無用でブッチギリです!!

 

↑タイヤがパンクしたら路肩へ射出!!!

 

↑スペアは自動で補填されるぜ!まかしときぃ!

 

 

 

さて、そんな夢のノンストップバスの記念すべき初運行は、無事にデンバーへと到着する事ができたのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑疾風で道沿いの店舗をぶっ壊して走るサイクロプス号!

 正に弾丸特急です!!

 

 

 

手作りギミックは男のロマン!

 

本作はコメディ映画ですので、これ以上詳細を書くのは差し控えさせて頂きますが、コンコルドの速さとポセイドンアドベンチャーのような豪華仕様のサイクロプス号の就航を快く思わない人間もおり、バスのシャフトに時限爆弾が仕掛けられ乗客たちはパニックに!!

 

…って、バスだから停車すれば良いだけなのですが、ノンストップを謳っている以上、停車なんて許されません!

 

↑バスを走らせながら時限爆弾の解体に挑戦!!

 どっちのコードを切るか?というのは、発掘良品セレクトの

 「ジャガーノート」というパニック映画のパロディ!

 

 

↑ちなみに本作では爆弾解体は見事失敗!!

 ですがバスはノンストップで走り続けるのです😨😨😨

 

 

と、そんなバカバカしい展開の本作なのですが、サイクロプス号はCGではなく本当に作られたもの!!

 

 

 

そう。

 

CGのない時代の本作は、観客を笑わせるために実物のバスを一台作ってしまうという、近年ではなかなか見る事ができない情熱と遊び心が込められたすごいギミックが楽しめる映画でもあるのです😄😄😄

 

↑ノンストップだから洗車も走りながら!!!

 このシーンのためだけに作られたギミックに感動です😆

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

空も大変だ!?

 

というテーマで

 

フライング・ハイ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆