こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日は想像力とレイト・ナイト・テイルズというテーマで
デッド・ドント・ダイ
(THE DEAD DON'T DIE)
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
本日の作品はゾンビ映画!!
ゾンビ映画といえば、ほぼ間違いなくデストピア映画ですよね
↑「ゾンビーノ」など、デストピアでないゾンビ映画もありますが…
↑本作は正真正銘のデストピア映画です😊
ですが本作はデストピア映画にも拘わらず、観客が傍観者の視点でデストピアを観る事ができる不思議な作品!
登場人物が生き延びられるかをドキドキしながら観るのではなく、有名俳優たちが演じる登場人物が殺されていくのを、バードウォッチングのように双眼鏡で眺めていく作品なのです!
↑レッツ・デストピア・ウォッチング!!
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
アメリカの田舎町で、次々と墓場から死者が蘇る事態が発生。
3人だけの警察署で勤務するピーターソン巡査や葬儀屋のゼルダが退治するが、ゾンビは増殖していく。
出演は、「ゴーストバスターズ」のビル・マーレイ、「パターソン」のアダム・ドライバー、「サスペリア」のティルダ・スウィントン、「荒野にて」のクロエ・セヴィニー。
…あ。そうか!
アダム・ドライバーは、スターウォーズのカイロ・レンでしたね
↑そりゃあ強い訳です!!
↑そんなロイのキー・ホルダーは帝国戦艦!
ゾンビとなるのは、「コーヒー&シガレッツ」に出演していたイギー・ポップ!
↑イギー・ポップが遂にゾンビに!?
イギーのゾンビが死後もコーヒーに執着している理由はもちろん「コーヒー&シガレッツ」に出演したからですし、彼と共にダイナーに現れた女性のゾンビを演じたサラ・ドライヴァーは「ストレンジャー・ザン・パラダイス」で製作を担当した方!
そう。
本作は、どんな登場人物が、どんな役で登場して死んでいくのかを楽しむコメディ作品なのです😆
↑ビル・マーレイに「あいつはイヤな奴だから死んでもいい」
と言われたのは「ファーゴ」に出演のスティーブ・ブシェミ!
二人とも「コーヒー&シガレッツ」に出てたのに、ヒドイ
こんなテイストの本作は、昼間に観るより、夜に観るのにおススメの作品!
他のゾンビ映画とちがい、登場人物たちはあっさりと殺されゾンビになっていきますが、それもまた諸行無常の理です!
↑超豪華メンバーのゾンビ映画!!
本作を観て笑うのもよし。
自分は死んだらどんなゾンビになるのか考えるのもよし。
彼らの死に“もののあはれ”を感じるもよし。
本作は、そんなマルチな楽しめ方ができる、ベテランとなったジム・ジャームッシュ監督によって作られた、オフビートなゾンビ映画の傑作だと思います😊
↑…街に越してきた葬儀屋さんがメッチャ強いんですが…
↑葬儀屋さんを演じたティルダ・スウィントンさんは、
「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」のヴァンパイア!
だから強いんですよ!きっと😆😆😆
おまけ
今宵のレイト・ナイト・サウンドトラック (late night soundtrack)
本作のタイトルは「デッド・ドント・ダイ」ですが、劇中で同名の曲が流れます!
死者が動き回る世界を歌ったスタージル・シンプソンのウェスタン・メロディーは、切ないような楽しいようなテイスト!
もちろん、この曲のテイストは、本作のイメージにピッタリなのです😆
レイト・ナイトに死者が歩くウェスタンを聞く!
これぞオフ・ビートな夜の愉しみ方ではないでしょうか?
↑それでは、スタージル・シンプソンさんが歌う本作の主題歌をお聞きください😊
という訳で次回は
精神的デストピア
というテーマで
泳ぐひと
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆