こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力とマカロニ大活劇というテーマで
大西部無頼列伝
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
本作の原題はアディオス・サバタ(ADIOS, SABATA)またはサバタ2(SABATA 2)。
…つまり、SABATAという名の前作があるという事??
はい。
お察しの通り本作は、前回ご紹介させて頂いた西部悪人伝の続編!!
悪人伝の次作が無頼列伝となる理由はよく分かりませんが、本作に登場するサバタは、色々な意味で前作より強烈になっているのです😄
↑前作のサバタも強烈でしたが…
↑今回のサバタは…あれっ!顔が違う!!!
↑さらに無敵度も120%UP!!!
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
ぜ、前作が“西部のジェームズ・ボンド”という解説だったのに、今回は"ねずみ小僧"!?
それに内容を一切解説していないというのは、ちょっと哀しい感じです😟
本作の主役は、前作の西部悪人伝と同じサバタという名の男。
ただし前作のサバタが謎の人物だったのに対して、本作のサバタは、メキシコ革命において農民たちの味方をしている正義の男!
前作同様、漆黒のファッションで身を固めているのでインディオ・ブラックとも呼ばれているようです。
↑漆黒のインディオ・ブラック、サバタ!!
彼が敵対しているのは、ハプスブルグ家の末裔で、メキシコの独立運動を鎮圧して一時的にメキシコ皇帝を名乗っていたマクシミリアンの部下たち!
↑遊び半分でメキシコ人を殺すオーストリアの駐屯軍!
革命軍の武装蜂起によって劣勢になりつつあったオーストリア軍の軍資金の輸送計画を知ったサバタと革命軍のリーダーのエスクドは、軍資金を強奪する事を決意します。
↑メキシコ革命に命を懸けているエスクドー!
サバタと6人の部下を引き連れたエスクドは、荒野で軍資金の輸送部隊を待ち伏せる事にしますが、なんと輸送部隊は、サバタたちが攻撃するより前に別のメキシコ人らしき集団に襲撃され、その上、オーストリア軍の中にも襲撃者に呼応して自軍を攻撃する者も現れたのです!
↑メキシコ人らしき集団によって輸送隊が襲撃されると…
↑輸送部隊の中に、オーストリア軍を攻撃する人間が
現れたのです!
あっという間にオーストリア軍を全滅させた謎の襲撃者たちは、サバタたちの存在に気づき攻撃を仕掛けてきますが、サバタの連射可能なカセットを装着したライフルによって襲撃者は返り討ちに会い、サバタたちは軍資金を手に入れる事に成功するのです!
↑サバタの必殺技は、シガレットケースのような銃庫!
↑これを装着すれば連射ライフルに早変わりです!
けれど、不可思議な輸送隊の襲撃者は、一体何者だったのでしょうか?そして、オーストリア軍の軍資金は無事にサバタとエスクドーたちのものになったのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑サバタたちに軍の資金を奪われたにもかかわらず
遠くから様子を見ている怪しいオーストリア人も登場!
…謎が謎を呼ぶ展開です
本作の後半は、そんな軍資金を巡るやり取りを通して、真の敵の存在が次第に明らかになってゆく謎解き系の映画!!
もちろんサバタ・シリーズなので、サバタの銃のようなスーパー兵器や、謎の超絶技巧を持つ武術の達人たちも登場するエキサイティングな展開も楽しめる作品!!
あまり多くを説明してしまうと、観る楽しみを奪ってしまいますので詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、私がお気に入りなのは、セプテンブレとギターノというエスクドの2人の腹心!
セプテンブレの必殺技は、鉄球を靴に乗せて、超スピードの足技で敵にぶつける暗器攻撃!!
↑暗殺鉄球を靴で打ち込むセプテンブレ!!
そしてギターノの必殺技は…その名も死のフラメンコ!!!
死のフラメンコは、観客の想像力を遥かに超えてゆく驚天動地の必殺技なのです!
↑敵の前で突然フラメンコを踊り出すギターノ!!
ご覧になった方の記憶に一生残るような死のフラメンコを目撃するだけでも、本作を観る価値はあるかもしれませんね😁
という訳で次回は
嗚呼サバタ3部作!
というテーマで
西部決闘史
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆