こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力としりとり映画旅というテーマで

 

天使の宿り木

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ヴァネッサ・パラディに関する一抹の不安…

 

本日の作品は2004年に公開されたヴァネッサ・パラディ主演作!

 

けれど、2004年のヴァネッサ・パラディ主演と言えば「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」というトンデモ作品が有名ですね(えっ!有名じゃない?)

 

↑原題は「アトミック・サーカス」!

 

「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」は邦題の迷走も手伝って、常人には理解できない作品として評価されているカルト作品!!

 

↑私個人としては結構好きな作品ですが…汗

 

 

この作品とほぼ同時期に作られたヴァネッサ・パラディ主演作という事で、一抹の不安を感じられる方もいらっしゃると思いますが、本日の作品は、どちらかというと「アメリ」や「グロリア」にレオス・カラックス監督のテイストを混ぜたような、日本人に好まれるタイプの良作なのです😄

 

↑不思議な魅力のあるフランス風ロード・ムービーなのです!

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

『橋の上の娘』の脚本を手掛けたセルジュ・フリードマンと主演のヴァネッサ・パラディが再びタッグを組んだ純愛ドラマ。娼婦・コレットは見知らぬ女から、孤児院にいる息子・ビリーを自分の代わりに引き取りに行ってほしいという依頼を受ける。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:セルジュ・フリードマン 撮影:ヴィルコ・フィラチ 音楽:コリン・タウンズ 美術:ピエール=フランソワ・ランボッシュ 出演:ヴァネッサ・パラディ/ヴァンサン・ロティエ/エドゥアルド・ノリエガ

 

…見知らぬ女の息子を孤児院から引き取る??

 

 

はい。

 

 

先ほどの書きましたが本作は「レオン」や「グロリア」と同じく、主人公のコレットが自分とは何の関係もない子供を引き取る事になる物語。

 

ただし、本作でコレットが引き取る事になるビリーは、レオンのマチルダやグロリアのフィルのような小さな子供ではなく青年なのですあせる

 

↑少女マチルダの涙は、助けてあげたくなりますが…

 

↑結構大きなビリー青年の涙には、コレットも困惑します。

 

 

だけど、どうしてコレットは見ず知らずの女性の子供を引き取る事になったの?

 

それは、単なる偶然から!!

 

 

 

娼婦のコレットは、ベルギーの飾り窓に部屋を与えられて、本日が初仕事!

 

↑誰か来ないかしら…

 

 

そんな彼女に初めてのお客が付いた時、部屋の中の電話が鳴り響きます。

 

何かと思ってコレットが電話に出ると、電話の主は以前コレットの部屋を使っていた娼婦の女性。

 

彼女はコレットに向かって、自分はこれから留置所を出所するので、病院にいる息子を連れ出して駅まで連れて来て欲しいと強引に頼まれてしまったのです!

 

↑突然電話をかけて来て、無茶な要求をした見知らぬ女性!

 

 

当然ですが要求を拒否したコレットですが、電話の女は、自分の息子のビリーために稼いだお金を隠し持っており、それに気づいた胴元の男が、彼女の出所を待って金を強奪しようとしているので、もしコレットが断れば私は殺されると懇願されてしまい、何となく断れず、彼女の頼みを聞いて、ビリーを駅まで連れて行く事にします。

 

 

けれど、子供が入院していると伝えられた病院へ行ってみると、そこは子供たちが入院している精神病院。

 

ビリーは、そんな小さい子供の病院内にずっと取り残されて大きくなった青年だったのですあせる

 

↑「どの子がビリー?」「あの荷物を持ってる子」「!!!」

 

 

さて、自分とは何の関係もないビリーと一緒に、見知らぬ母親を探す事になったコレットは、一体どうなってしまうのでしょう?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑何で私が、こんな子の世話をしなきゃならないのよむかっむかっ

 

 

 

子供に関する天啓

 

と、ここまでの解説だと、なんだかとりとめのないドタバタ・コメディーのようなのですが、コレットが娼婦になろうと思った理由が分かってくると、本作が描こうとしているテーマが見えてきます。

 

コレットが娼婦になろうと思った理由は、妊娠したかったから!

 

 

彼女は最近、愛していた彼氏に別れ話を告げられ、彼の愛を取り戻したくて、妊娠を告げて復縁しようと考えていたのです!

 

 

飾り窓で目的を達成できなかったコレットは、ビリーを連れて行く途中で何度も、行きずりの男性を誘惑しますが、事が成就する前に必ず子供たちが現れ、コレットの妊娠計画は、未達成に終わってしまうのですあせる

 

↑ねぇあなた。子供と待ち合わせしてるの?

  だったら5分だけでいいから、私とラブラブラブラブラブラブ

 

↑あ…汗汗タイム・オーバーねあせる

 

 

…でも、子供って、そんな安易な気持ちで作ってもいいのでしょうか?

 

 

そう。

 

 

本作は、そんな子供を作る事の大切さと、子供を育てる責任と、素晴らしさを観客に伝えようとしている作品なのです😊

 

↑コレットが誘惑しようとする度に現れる子供たち…

 

 

 

映画の冒頭、安易に子供を作ろうと考えていたコレットですが、まるで神からの啓示のように子供たちの姿が見え隠れするビリーとの旅をつづけるうちに、自分の考えている事がおかしい事に気づいていきます。

 

そしてそんなコレットはやがて、実の母の愛を受ける事なく育ったビリーに対しても、母親のように接する優しに芽生えてゆくのです…

 

↑精神的に幼いビリーは、何事もダイレクトコレットに尋ねます。

 「ねぇ。お母さんに本を読んでもらった事ある?」

 …コレットはビリーと出会って、子供の想いを理解できたのです😊

 

 

 

という訳で次回は

 

天使の宿り木の「ぎ」

 

というテーマで

 

ギリーは首ったけ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

合格備考:これまでの「しりとり」が…

 

① リータ:バトル・エンジェル → 「る」

② ビー・スパークス → 「す」

③ ガラムルディの魔女 → 「じょ」

④ ジョジョ・ラビット → 「と」

⑤ ースト  幸せになるためのレシピ → 「ぴ」

⑥ ンチクリフ グランプリ → 「り」

⑦ リオム → 「む」
⑧ タフカズ → 「ず」
⑨ 々しい奴 → 「つ」
⑩ 撃者 → 「しゃ」

⑪ シャッター アイランド →「ど」

⑫ アロック → 「く」

⑬ リスチーネ・F → 「ふ」
⑭ ァーザーズ・デイ/野獣のはらわた → 「た」
⑮ ワーリング・インフェルノ → 「の」
⑯ ーラ・ジョイス 或る小説家の妻 → 「ま」
⑰ イ・ブックショップ → 「ぷ」

⑱ リズン・ランペイジ → 「じ」

⑲ キル博士とハイド嬢 → 「う」

⑳ ェディング → 「ぐ」

㉑ ッド・ライ いちばん優しい嘘 → 「そ」

㉒ して、デブノーの森へ → 「へ」

㉓ ルタースケルター → 「たー」

㉔ ターナー、光に愛を求めて → 「て」

㉕ 使の宿り木 → 「ぎ」

 

 

となっておりますので、以降使えない最初の文字は赤字の26文字です…

 い  え お

か き  け こ

が ぎ  げ ご

さ し  せ 

ざ   ぜ ぞ

 ち   

だ ぢ づ で 

な に ぬ ね 

は ひ   ほ

ば び  べ ぼ

ぱ  ぷ ぺ ぽ

 み  め も

や   ゆ   よ

ら   れ ろ

わ 

 

しゃ しゅ しょ

じゃ じゅ じょ

たー

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

合格まけ合格

 

①選外となってしまった「て」の映画(その1)
「テッド」

理由:ああ残念!語尾が「ど」なので選外に…あせる

 

 

②選外となってしまった「て」の映画(その2)
「帝都大戦」

理由:こちらも残念!語尾が「ん」なので選外に…あせる

 

 

③選外となってしまった「て」の映画(その3)
「天国から来たチャンピオン」

理由:う~ん残念!こちらも語尾が「ん」なので選外に…あせる