こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と隅っこみっこぐらしというテーマで
南極料理人
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
前回ご紹介させて頂いたククーシュカの舞台は、地球の北の隅っこラップランド!
ですので本日の舞台は、地球の南の隅っこである南極大陸!
と言っても、アザラシやペンギンがいる昭和基地の話ではなく、1995年に解説された標高3810mの高地に作られたドームふじ基地!
生物どころか細菌さえも存在できない絶界の基地で生活する隊員の方々は、間違いなく世界最南端の隅っこぐらしなのです😊
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
南極観測隊の料理担当?
はい。
南極観測隊に参加しているのは研究者だけではありません。
不測の事態に備えて、医師や車両整備を行う人が必要な様に、1年以上に渡る隊員たちの食生活をサポートするために、料理人も必要とされているのです!
主人公の西村は、海上保安庁で船上の調理を担当者。
彼自身は観測所勤務に全く興味がなかったのですが、南極に赴任する予定だった同僚が交通事故にあってしまい、急遽ピンチヒッターとして料理人として出向を命じられてしまいます。
ちなみに西村は、かなり玄人肌の料理人!
↑お仕事は、かなり丁寧です!
自分の料理を美味しそうに食べてくれる人を見るのが大好きな西村は、様々なレパートリーで7人の同僚のために、日夜知恵を絞って美味しい料理を提供していきます。
↑とても南極基地内とは思えない美味しそうな料理!
けれど…
そんな西村の気持ちは、隊員たちに全く届きません
何故ならば参加している隊員は、食事なんて口に入れば何だって良いという、食に対して無頓着なタイプばかりだったからなのです!
↑とりあえず喰えれば何でもいいっす!というタイプの隊員たち。
さて、西村の料理への想いを全く理解してくれない隊員たちとの南極生活は、一体ど?
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑伊勢えびを調達してもエビフライにしろいとう隊員たち!
↑…こんな人たちに1年間料理を作り続けられるのか…
南極基地に滞在している8人の隊員たちは、所属している組織も参加した目的や性格もバラバラ!
昔の氷を調査して、過去の大気を分析したい研究肌のタイプもいれば、会社から無理矢理命じられ、左遷だと嘆き続けている車両担当者まで、モチベーションも様々。
成り行きで南極に来ることとなった西村は、そんな人々をニュートラルな視線で眺めながら、彼らのための食事を作り続けます。
研究のためでもなく、インフラ整備でもなく、医療従事者でもない西村の存在は、一見すると、あまり重要ではない仕事のように思えるかもしれませんが、もし西村のような料理人がいなかったとしたら、隊員たちは外界と一切接触できない状態で、それぞれの仕事を1年以上もやり遂げる事ができたのでしょうか?
そう。
本作は、食事というものの大切さを改めて考えるキッカケとなる映画😊
西村が一度だけ、みんなの料理を作る事を放棄した時に、隊員たちはハッと気づくのです!
おなかがすいた時に、おいしい食事が作ってくれる人がいるっていうのは、とてつもなく幸せな事ではないのではないか…という事に!
↑温かくておいしいおにぎりを握ってくれる人の幸せ
本作を観た後は、なんだか無性に誰かの手料理が食べたくなる作品!
その理由はきっと、普段は忘れてしまっている、自分のために料理を一生懸命作ってくれる人への感謝を思い出すからなのかもしれません…
↑…ありがとう。
という訳で次回は
世界の隅っこで迷子
というテーマで
LION/ライオン
~25年目のただいま~
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
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