こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
というテーマで
ある愛の詩
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
私としての
本作品のお勧めポイントは3つ!
お勧めポイント①
タイトルに込められた
硬派で哲学的なメッセージ!
本作は、あまりにも有名なので
映画を観ていなくても
内容を知っているような気がする作品!
↑映画を観ていなくても
内容を知っているような気がする作品の例
「フラッシュダンス」
↑様々な作品に引用された作品の原作は
観ていなくても
内容を知っている気がしてきます!
もうお腹いっぱいな感じになりますよね
ヽ(=´▽`=)ノ
(「デッドプール2」より)
フランシス・レイによるメインテーマは
今でも電話の待ち受け音等で多用されており
ああ、あの曲の映画でしょ!
と認識されている方も多いと思います。
↑聞いた事がない人はいないと思われる
本作のメインテーマ!
だからきっと、本作を観ていない方々が
想像している本作の内容は
ラブラブな超王道のデート用映画!
↑こんな感じの展開がすっと続く
ラブラブ映画だよね!
ちなみにアバウトなストーリーは
若い二人が恋に堕ち
男性は父の反対を振り切って結婚し
幸せな暮らしを始めたが
妻は若くして白血病を発症して
若い二人の愛は
死によって終わりを告げる
というもの。
おおっ!
w( ̄Д ̄;)w
皆さんが想像した通りの
王道ラブストーリーじゃないですか?
ある愛の詩
というタイトルも
若い二人にとっての
愛の物語
という意味では
秀逸なタイトルのような気がいたします
↑恋愛映画の見本のようなポスター!
…けれど
なんと本作の原題は
ある愛の詩
(A story of some love)
ではないのです!
原題はシンプルに
ラブ・ストーリー
(LOVE STORY)
つまり本作は
ある愛
(Some love)
という特定の愛の話ではなく
愛というものについての
普遍的な定義
を描いた、骨太な内容なのです!
お勧めポイント②
辛い決断を迫られた時に
愛の定義が問われる
先ほど、ご説明した通り
本作はオリバーとジェニーという
二人の若者の愛の顛末を描いたもの。
↑オリバーとジェニー。
と言っても二人の恋愛は
楽しいものではありません!
オリバーは超名家の子息。
父親の財産と人脈のおかげで
有名大学にも入学でき
将来は弁護士になれるオリバーですが
大学生の生活を通して
自分の生き方を模索し始めたオリバーは
全てをコントロールしようとする父親は
憎しみの対象となっていました。
そんなある日時、オリバーは
自分の意志を持って生きている
ジェニファーと出合って恋に堕ちます。
必死でジェニファーを口説き
恋人となった二人ですが
オリバーがジェニファーを両親に合わせた時
身分違いに困惑する父を見て
オリバーは激高し
父との縁を切って生きる事を決意!
↑お屋敷に招かれたジェニファーに
いきなり父親の職業を聞いてきた父に怒るオリバー。
けれど、縁を切ってしまったオリバーは
お金に困窮する事となり
オリバーが大学を卒業する資金のために
ジェニファーは自分の夢を捨てて
仕事に就いて支援する事になるのです。
その上、二人の結婚式には
自由意志を示すために
神には誓わない、人前式を選択!
オリバーの家族を呼ばないのは
もちろんのとこ
娘の神前結婚式を夢見ていた
ジェニファーの父親の夢もぶち壊します。
↑イタリア系カソリックのお父さんは
オリバーり決断に絶句!
そう。
愛を貫こうとするオリバーは
彼の愛の結果として、彼の周囲にいる人々を
困惑させたり落胆させて行くのです!
もちろんジェニファーも
困惑者の一人。
ある日、オリバーの家族に対して
あまりにも頑な態度に
ジェニファーは家を飛び出ししまいます。
必死でジェニファーを探したオリバーが
夜中に家に戻ってみると
ジェニファーは、家の外で待っていて
謝るオリバーに対して
絶対に謝らないで欲しいと言ったのです!
一体なぜ、ジェニファーは
オリバーが謝る事を拒否したのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑なぜ、謝ってはいけないのか?
本作が描く「愛の話」は、この場面で語られます。
お勧めポイント③
人間は、自分なりの
愛についての定義を抱いて
一生を生きる
オリバーは、ジェニファーが語った
彼女なりの愛の定義に感動し
二人は今まで以上に深く愛するようになります。
↑相手の、自分への愛の定義を知ったオリバーは
今まで以上に彼女を好きになります。
愛しているというのは
一見すると耳障りの良い言葉ですが
定義があやふやなので
何を意味しているのか分かりません。
けれど、ジェニファーの
愛についての話を聞いたオリバーは
その考え方を受け入れ
自分もまた、ジェニファーへの愛に対して
同じ定義をしていくのです。
↑ボクにとっての彼女への愛とは…
本作のオープニングは
雪の中で一人座り込むオリバー。
↑よく見ると、オリバーが一人座っています。
映画のラストでオリバーは
たとえ自分の前に
どんな過酷な状況が訪れたとしても
後悔しない強さを持っています。
それはジェニファーとの愛によって育まれた
人生哲学のようなもの。
愛についての話は
人生を生きる上での哲学にも
繋がっていたのです…
↑「謝る」というのは「後悔している」という事。
もし、謝られてしまったら
自分の選んだ選択さえも否定されしまうのです…
と言う訳で次回は
才能と勝敗
というテーマで
ボビー・フィッシャー
を探して
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑この映画を、単純に「かわいそう」とか
「オリバーってワガママ」という感想で観てしまうと
あまり面白くないかもしれません。
けれど、もし自分が人を本気で愛したなら
彼らのような状況の時
愛をどう定義して行動すべきるかを考えると
愛について深く考えさせられる
哲学的な映画となっていくのです…
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