こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
人形たちの夜
というテーマで
9<ナイン>
9番目の奇妙な人形
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
🎃出てくる人形はどんな感じ?
本日の映画の舞台は
人類が絶滅した後の世界。
人類が絶滅したとしても
地球が無くなるとは限りませんので
人類が絶滅した後の地球は
人間以外の存在に
委ねられる事になるはずです。
では、もし地球の未来を委ねられたのが
人類が自分たちの記憶を委ねた
人形だったとしたら…
本作は、ちょっと寂しい
人類の終焉を描いた作品なのです
(ノ_-。)
👻アバウトなストーリー
本作の主人公は
背中に9と書かれたロボット。
9は外観が麻袋で作られた
小さなロボットです。
↑麻袋を縫い付けたような外観の9。
ちょっとミニオンに似てますね!
↑ちなみに「怪盗グルーの月泥棒」は2010年の作品。
本作は2009年ですが
ベースとなった短編アニメは2005年なので
ミニオンの方が影響を受けた可能性が高いと思います。
人間の研究室で目覚めた9でしたが
そこの人間は死亡しており
9は、状況が全く分からないままに
廃墟となった世界へ
足を踏み入れる事となったのです。
↑よく分からないけど、外に出よう…
外は廃墟。
けれど、そんな廃墟の中で9は
自分と似た2というロボットに出合います。
↑電球の帽子をかぶっている2。
2は、声が出なかった9を修理して
仲間のところへ連れて行こうとしますが
その途中で、2がモンスターと呼んで恐れていた
犬型のロボットに襲われて
さらわれてしまったのです!
↑怖い犬のようなロボットに連れ去られてしまう2。
再び途方に暮れた9ですが
その後、片目の5や
戦闘能力に長けた7などに出会い
9は、2が連れ去れた
黒煙をあげる工場へと向かう事にします。
↑あの工場に2は連れ去られた!
助けに行こう!!
さて、9と仲間たちは
2を助ける事ができるのでしょうか?
そして、1~9までの番号のロボットは
どんな目的で作られたものだったのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑5や7は、2を助けようとしますが
リーダー格の1は
外へ出る事自体を禁止しています。
ロボットたちには、それぞれに個性があり
一枚岩ではないのです。
👻作品を愉しんで頂くために
本作は、様々な読み解き方がある
観客の感想が別れる映画。
↑う~ん。この映画は、どういう意味だろう?
ネット上でのレビューや感想でも
人によって様々ですので
今回は僭越ですが、私としての観方を
ご紹介させて頂ければと思います
ヽ(=´▽`=)ノ
映画の後半で明かされますが
人類が滅亡した理由は
A.Iロボットを兵器として使った代償。
↑9を作った博士が開発した自律型ロボットを
強引に兵器開発ロボにした結果
人類に敵対するロボを開発し始めたのです!
ロボットは猛毒ガスを散布した結果
人類は滅亡する事になりますが
博士は
私達の世界は終わろうとしている。
しかし、命は続いていく
という思いで
人類を破滅させたロボットに足りない
人間としての感情を
9体のロボットに分散して入力したのです。
↑僕らは、人間の感情なんだ…
確かに9体のロボットは
モンスターたちに比べてずっと人間的!
↑モンスターはシンプルに襲うだけ!
↑それに比べて9体は個性豊かです。
最後のロボットである9に
自分の感情を転送させた博士は
命を落としますが
9には、メッセージを残しており
命を途絶えさせない大切なものとして
小さな機械を残しています。
↑9よ、人間の感情をみんなで伝承してくれ。
↑で、この小さな機械は何?
この機械については
人間の芸術的感性を受け継いだらしい
6のロボットも気にしていたもの。
↑9に出合うずっと前から
機械に書いてある文字を書き続けていた6。
と、いう事は
この機械を使ってハッピーエンド?
いいえ。
そうではありません。
この機械にピッタリとはまる場所があり
9がそこに機械をはめると
作動停止していた人類を破滅させたロボが
再び動き始めて
ロボットたちの魂を吸い出し始めたのです!
↑魂を吸われたロボはカラッポに…
執拗に9たちを追って来るロボに
戦いを挑もうとする7ですが
それを6は制止し
ロボの中に
仲間たちの魂がいる
と訴えたのです!
↑あのロボット、壊しちゃダメ!!
つまり、どういう事?
はい。恐らくですが9体のロボットは
人類を滅亡させたロボに
人間の感情をインプットするための
パーツのような存在。
人間的でないロボットの内部に
9つの人間的な感情が芽生えれば
殺戮ロボは人間の代理として
魂を受け継ぐ存在となっていくのではと
博士は考えたのだと思います。
↑お前たちの人間らしさを
殺戮ロボットに注入するのじゃ!
けれど、それは
人間らしい感情を持った9たちに
死ねという事!
人間というのは
自分で考えて生きのびてきた事で
魂を受け継いだ生物。
だからこそ博士の
非人間的な要求を9は拒否して
ロボットを破壊する事を決意します!
えっ
( ̄Д ̄;;
じゃあ、博士がせっかく作った
人類の魂の継承は成功しないの!?
はい。
9たちは既に人間ではなく
自律した感情を持った別の存在!
だからこそ、彼らがどう決断するかは
彼ら自身に委ねるべきなのです!
↑バラバラになった人間の感情だけど
それでも僕らは生きている!
ラストまで生き残るロボットは4体だけ!
だから博士の目的は達成されず
これからの地球は
生き残ったロボットたちの感情だけで
人類とは全くちがった文明を
築いていくのではないでしょうか?
そして、もしかするとその文明は
世界を破滅させてしまった人類よりも
もっと良い未来を
築けるかもしれないのです。
人類の歴史が終わってしまったとしても
地球の終わりではないのです…
↑さよなら人類。
と言う訳で次回は
ホラーゲームと人形
というテーマで
サイレント・ヒル
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑ハロウィンで仮装するなら
麻袋を加工するだけで衣装が作れる
本作のロボットはっても簡単!
↑ちょっとダークなテイストですが
憎めない感じなのです
ヽ(=´▽`=)ノ