こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と
人形たちの夜

 

というテーマで
 

トイズ
 

 

という映画を


ご紹介させて頂ければと思います。






🎃出てくる人形はどんな感じ?


本日の作品に登場するのは
 

ブリキのおもちゃ!






ブリキのおもちゃは

 

懐かしさを感じる人もいれば
 

硬質な外観に、ちょっと不気味さを感じる人も

 

いるかもしれません…

 

↑可愛さと怖さが同居するブリキの人形。






そんなブリキのおもちゃが
 

巨大な工場で作られていたとしたら
 

一体どんな雰囲気なのでしょう?





本作は、不思議な工場で起こった
 

シュールな出来事が描かれる
 

観た後で不思議な気持ちになる

 

奇妙な映画なのです。






👻アバウトなストーリー



本作の舞台は、大草原にポツンと建つ
 

不思議なおもちゃ工場


↑これが工場!!





この工場では長年に渡って

 

子供たちに愛されるおもちゃを作っていましたが


高齢のために経営者が亡くなり
 

次の社長には社長の息子のレスリーではなく
 

レスリーの叔父さん就任します。






父親の想いとしては
 

レスリーはおもちゃが大好きなのですが
 

経営意欲が乏しいため
 

まずは軍人である叔父に任せ
 

経営者としての資質が育った後に
 

社長になれば良いと考えていたようです。


↑叔父さんは軍人なので

おもちゃ工場に全く興味を持っていません。





けれど経営権を握った叔父さんは
 

昔懐かしいおもちゃを作っている
 

兄の工場に魅力を感じず
 

おもちゃと兵器の融合を夢見始めます。


↑何、この変な工場!!

それも作ってるのは古いおもちゃばかり!

戦車や戦闘機は!?





ベトナム戦争後
 

払い箱にされていた叔父さんは
 

おもちゃで軍隊を作り
 

自分の価値を軍に再評価してもらおうと
 

考え始めるのです。


↑人を殺せるおもちゃを作って

TVゲームで好成績を収める子どもたちに

モニターで操作してもらえば

安全な場所から戦争を指揮できるぞ!

なんとナイスアイディア!!





その計画の実行のためには

 

平和なおもちゃが大好きなレスリーが邪魔!

 

 

 

 


ですが幸いなことにレスリーは
 

争い事が大きらい。

 

↑レスリーの愛する工場は

遊び心いっぱいの奇妙な仕掛けがいっぱい!

レスリーは楽しそうですが

叔父さんは、やってられません!

 




叔父さんはレスリーとの直接対決をさけ

なんやかんやと理由をつけて
 

レスリーに本心を知られないようにしながら
 

少しずつ工場の中を
 

武器製造工場へと変えてしまいます。


↑あれれ!

おもちゃ研究室がなんだか狭くなってる!
叔父さんは、レスリーに黙って

工場の内部を改造してしまっていたのです!







さて、兵器工場では
 

一体何が作られていたのでしょう?






そしてレスリーは


おもちゃ工場が無くなってしまうのを
 

黙認するのしょうか?





それは是非、皆さん自身の目で
 

ご覧になって頂ければと思います。


↑レスリーと妹のアルセイシアが住むのは

夢の世界のような不思議な家。

 


↑二人は、この世界で楽しく過ごしますが

工場はどんどん変わってしまいます。



↑レスリーは、叔父と戦う決意が

できるのでしょうか?





👻作品を愉しんで頂くために



本作は、鑑賞後の好悪が

 

大きく分かれる作品!






好きな人の理由は
 

暴力的なおもちゃがあふれている
 

社会批判が描かれている映画だから
 

というものが多く

嫌いな人の理由は
 

暴力的な社会に対する批判にも関わらず

 

レスリーも、ブリキおもちゃたちに

 

戦うことを命じているので

 

何が言いたいのか分からない作品になっている
 

というのが多い気がいたします。


↑映画のラストでレスリーは

おじさんの作った実弾入りの戦車に対して

ブリキのおもちゃを向かわせますが

当然ですがその結果は…汗






けれど、もし本作が
 

嫌いな方の批判している
 

何が言いたいのか

分からない作品
 

というのを目指して作られたとしたら…






???

 

(-"-;A


どういう意味?

 





えっと…

これはあくまでも私の推測なのですが本作は

おもちゃ工場を舞台に
シュルレアリズム的な世界を

描こうとした作品

 

なのかもしれないのです。


↑反戦的なメッセージよりも

シュルレアリズム的な表現を目指した

絵画的な作品かも…





本作は、断片的なシーンが多いのですが
 

それぞれのシーンはとても絵画的!


↑妹の寝室はアヒルの天蓋!



↑きせかえ人形開発担当者は

服も衣装もきせかえ人形と同じデザイン!


↑ちなみに、着せ替え人形開発室は

こんな感じ!

う~ん。シュールですね!!





こらの造形はまるで

このシーンはどう?

と、観客に感じてもらうために
 

わざわざ作ったのでは?
 

という場面がいっぱいなのです

 

\(^▽^)/

 


↑草原にゾウの形の父の墓!

このシーンってどう?




更にレスリーがかぶっている帽子は
 

シュルレアリズム絵画の巨匠
 

ルネ・マグリットの帽子の男の絵にソックリ!









さらに、マグリットに意識した


MTVも途中で挿入されているのです!


↑マグリットの「The false mirror」


↑劇中のシーン!






恐らくこれは、本作を
 

マグリットの絵を鑑賞するように
見て欲しいという

 

監督からのメッセージ!


↑マグリットの絵

 


↑トイズのシーン!






不思議な絵だけど引き込まれるね…
 

というのがマグリットの絵の魅力だとするなら
 

本作の鑑賞後の感想は、ほぼ同じ!





だからこそ
 

不思議だったり、怖かったり
 

何だろうと首を傾げて
 

何度も見直してみたくなるというのが
 

本作の魅力なのかもしれません

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

そんなトイズのおもちゃたちで

ハロウィンで仮装するなら、

 

等身大の着せ替え人形!!

 

 

 

 

 

 

ちょっときゃりーぱみゅぱみゅみたいな

 

お菓子系の着せ替え人形は

 

ひょっとして今のほうが

 

時代にマッチしているかもしれませんね!

 

↑替えの服も用意しておけば、更にGOOD!

 

 

 

 

 

というわけで次回は

 

愛する子の面影

 

というテーマで

 

ザ・ボーイ

~人形少年の館~

 

という映画をご紹介したいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑シュールな世界への皆様のおいでを

心よりお待ちしております…

 

 

 

 

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