こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
どことなくなんとなく
というテーマで
襲い狂う呪い
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
★どことなくポイント★
襲い!狂う!呪い!
…すごいタイトルですね
( ̄□ ̄;)
けれどこれは例によって
日本で勝手につけたタイトル。
↑原題は「DIE, MONSTER, DIE」です。
なぜこんなタイトルとなったかを
勝手に推測させて頂くと
以前にご紹介させて頂いた
呪い襲い殺すと同様、
本作の原作となった小説の内容が
日本であまり馴染みがなかったために
どんなタイトルにしてよいか
分からなかったためだと思われます。
↑原題はウィジャ・ボードの「OUIJA」ですが
日本人には馴染みがないから
「呪い襲い殺す」というタイトルにしてみました!
「呪い襲い殺す」の回はコチラ
本作の原作小説は
H・P・ラヴクラフト氏の
宇宙からの色
(The Colour Out of Space)
そして、ラヴクラフト氏の小説こそ
どことなんとなく
名状しがたき不気味さを
描いた恐怖譚
なのです!
↑どことなんとなく、こわ~い雰囲気の作品です。
★アバウトなストーリー★
主人公はアメリカ人の青年ステーブン。
彼はイギリスのアーカムという村に住む
ガールフレンドのスーザンから
自分の屋敷に来て欲しいという手紙をもらい
遠路イギリスへとやって来ました。
けれどスーザンの家の場所を
アーカムの住人たちに尋ねると
彼らは全員血相を変えて
青年と関わる事を拒否されてしまい
彼は村人の協力なしで
徒歩で彼女の屋敷へ行くことになります。
↑あの~。スーザンの家ににどうやって行けば…?
…あんたに話す事は何もない!!
スーザンの屋敷は人里離れた場所。
屋敷へ行く道程には
謎の巨大なクレーターがあり
不穏な空気が漂います…
↑ものすごく大きなクレーターが!
なんだか不気味です。
屋敷に到着すると
荒れ果てた屋敷の主人であり
娘の父親のウィットリー氏があらわれ
招かれざる客はさっさと立ち去れ!
ステープは困惑していた時
スーザンが現れて
二人は再会を喜びますが
ウィットリー氏の態度は覆らず
スティーブに対して
一刻も早く帰るよう告げるのです。
↑久しぶりの再会を喜び二人ですが…
↑ウィットリー氏の態度は変わりませんでした!
スーザンはスティーブに
母があなたに会いたがっていると言って
寝たきりの母親の部屋へと
彼を案内するのですが
スーザンの母親の姿はカーテンに遮られ
一切見る事ができません。
↑お母さんは病気で、直接お会いできないの!
そんなスーザンの母は
実はスティーブに手紙を出したのは私で
娘を屋敷から連れ出して欲しい
一刻も早く、娘を連れだして!!
…この展開、ひたすら怪しいですね!!
(-"-;A
さて、ウィットリー氏の館では
一体何が起こっていたのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑屋敷の外にあるウィットリー氏の温室は
夜中に怪しい緑の光が!!
★作品を愉しんで頂くために★
本作の原作者であるH・P・ラヴクラフト氏は
人間では対処できない何かによって
被害者がなすすべもなく破滅していくという
コズミック・ホラー
(宇宙的な恐怖)
というジャンルの先駆者的な作家。
↑人間が頑張れば退治できるようなものではない
怪物たちが出てくるコズミック・ホラー。
ですので本作のストーリーも
スティーブやスーザンが
悪を退治するような内容ではなく
名状しがたき恐怖から逃走するお話!
本作における恐怖は
空から落下してきた何かです!
↑クレーターのところには何が落ちてたの?
と言っても、空から落ちてきたのは
恐ろしいものではなく
植物を巨大化させる不思議な鉱石!
↑緑色の鉱石は
植物をすくすくと巨大化させました!
そして、そんな不思議な鉱石を発見した
ウィットリー氏は考えたのです!
この鉱石を研究すれば
村をもっと豊かにして
没落しつつあるウィットリー家を
再び輝かせられるかも
と…
↑これは天命かも…
けれど、未知の物質を扱えば
どんな結果になるのかは未知数です。
ウィットリー氏の抱いた儚い希望は
宇宙的な恐怖によって
望んでいたものとは全く異なった
悲劇を生んでいくのです。
↑ワシは、ワシは、ワシは…
みんなを幸せにしようとしただけなんじゃ!!
映画のラストで
物語は一応の帰結はするのですが
ウィットリー氏の温室は
そのままの状態で、残されています。
そして、そこには…
そう。
もし温室の中にいた何かが
ウィットリー氏亡き後も
存在していていたとしたら…
そう考えると本作は
どことなくなんとくなく
観客の心に不安が残り続ける
後味の悪いラスト
となっているのです…
↑ウィットリー氏の夢見た巨大植物は
温室に存在していましたが
それ以外のモノも存在していたのです!
…あれは一体どうなったの?
と言う訳で次回は
大人にならない
子供の最後
というテーマで
恐るべき子供たち
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑ラグクラフト氏の小説は
彼の死後にクトゥルー神話体系として
まとめられていきます。
彼の小説の中に存在する怪物は
人類とは相容れる事のない存在なのです…
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