こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と幽霊奇譚
 

というテーマで
 

悪魔の棲む家

(1979年版)
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。





前回のポルターガイストの正体は
 

特定の土地に棲息する幽霊!

 

 

 

 

 

ただし主人公たちの住んでいた場所が

 

かつてどんな土地だったのかは

 

映画のラストになるまで分かりません!

 

↑本来人が住むべきではない場所に

引っ越してしまった家族が遭遇する怪異の映画です。

 





そう。




特定の場所に棲息している幽霊は
 

その場所が判明すると

 

対処方法が分かってしまうのです!

 

↑例:トランシルヴァニアの古城に住む怪異?

だったら杭と十字架とニンニクと聖水と太陽の光と…

 





ですので呪われた土地の映画の多くは
 

映画のラスト近くまで
 

舞台となった場所の情報に関しては

 

明かされない事が多いのです。



このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。

推薦理由①
実際に殺人が起こった家の

惨劇の原因を描いた映画だから

 

 

 

 


本作の舞台となったのは

 

ニューヨーク州アミティビルに実在する
 

殺人事件の起こった

 

オーシャン・アベニュー112番地の家!


↑なんと実在する家が舞台のホラー映画!!






23歳のロナルドという男が

 

両親と4人の兄弟姉妹を射殺するという

 

陰惨な事件のあった家に
 

ジョージとキャシーという夫婦と
 

3人の子供たちが引っ越してきました。


↑19754年に起こった殺人事件の一年後に

引っ越して来た夫婦(実話)。





けれど、彼らが引っ越した翌日から
 

家の中で奇怪な出来事が
 

続発し続けるようになったのです!
 

↑悪意ある顔のような家は

次の犠牲者を求めていたのです!

 

 

 

 

 

冬にも関わらず窓にはハエが群がり

 

引っ越しを祝福に来た神父は

 

激しい悪寒に襲われ

 

家を祝福できずに退散してしまいます。

 

↑神父は祈る事さえできません!!

 

 

 

 

 

末娘は、得体のしれない何者かと

 

会話するようになり

 

椅子はひとりでに動き出します。

 

↑透明な話し相手(イマジナリー・フレンド)は

アメリカの子には珍しくありませんが

末娘の透明な友人は、実在するようなのです…

 

 

 

 

そして、夫のジョージは

 

何かに憑りつかれたような顔つきになり

 

陰気で暴力的に…

 

↑鬼気迫る表情でひたすら薪を割り続けるジョージ。

 

 

 

 

 

さて、そんな不気味な兆しの後に

 

ジョージとキャシーに待ち受けていたのは

 

一体何だったのでしょう?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑夜中に娘を殺すジョージ!

幸いこれはキャシーの夢だったのですが

怪異は彼らの日常を

緊迫した状況へと変えていくのです…

 

 

 

 

ちなみに本作に登場する

 

ジョージとキャシーや3人の子供たちも

 

実在する人物。

 

 

 

 

 

彼らは、家に引っ越して28日後に

 

家を手放してしまうのです!

 

 

 

 

 

!!!

 

( ̄□ ̄;)

 

 

 

 

という事は、この映画の怪異も

 

全部実話なの?

 

↑トイレから突如あふれ出す不気味な黒い水!

こんな呪われた家に住んでたの?

 

 

 

 

 

えっと…

 

 

 

 

本作の舞台となった家で

 

射殺事件があったのは事実なのですが

 

実はジョージたちの遭遇した怪異については

 

ほとんどが創作のようなのです!

 

 

 

 

???

 

(-"-;A

 

えっ。フィクションって事?

 

 

 

 

 

はい。

 

 

 

確かな事実なのは

 

ジョージたちが

家を28日後に手放した

 

という事だけ。

 

 

 

 

 

手放した理由は

 

金銭トラブルだったようです。

 

 

 

 

 

本作が作られた理由の一つは

 

ジョージたち一家を金銭的に救うため!

 

 

 

 

 

 

銃撃事件の一家とジョージ一家の

 

弁護を担当していた弁護士が

 

この二つの事件を

 

悪魔による怪異の仕業

 

という設定の映画にしたらどうかと

 

映画会社持ち掛けて作られたのが本作なのです!

 

 

 

 

 

そして、これによって

 

この家の住人だった二つの家系は

 

救われる事となりました。

 

 

 

 

銃撃事件の犯人は

 

残虐非道な狂人ではなかった!

 

 

 

 

28日で家を手放した男は

 

金銭感覚に甘い失敗者ではなった!

 

 

 

 

彼らはどちらも

 

悪魔の棲む家の犠牲者だった!

 

という認識が広がる事で

 

二つの家の人々は世間の批判から

 

救われる事となったのです…

 

 

推薦理由②

フィクションとは

悲惨な現実を忘れさせる

ファンタジーとなる

 

↑ジョージ一は、ダメな男ではなく

悪魔に憑りつかれそうになったにも関わらず

家族を守った男だったんだ!

 

 

 

 

 

ですので本作の怪異の原因も

 

ジョージたちではなく

 

彼らの家が住んでいた土地の問題!

 

 

 

 

 

土地に棲みつく幽霊たちというのは

 

実は、被害に遭った人々を

 

怪異の当事者にしないようにしてくれる

 

優しい存在なのかもしれません

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

推薦理由③

土地に憑いた幽霊の怪異は

現住人の責任ではない!

 

↑オーシャン・アベニュー112番地には

ジョージたちが知らなかった秘密があったのです!

 

だとしたら家を手放してしまったのも

仕方がない事ですよね!

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

物に棲息する幽霊

 

というテーマで

 

ポゼッション

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑キューブリックの「シャイニング」を

原作者のスティーブン・キングが酷評しているのも

この理由ではないかと思われます。

 

キングの描いた原作小説は

土地の幽霊の犠牲者となった父の悲劇ですが

キューブリックの映画では

父の心の中にある

小説家としての野心が家族を犠牲にするという

人間の救いがたい愚かさが描かれた

作品となっているのです…

 

 

 

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