こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と貴君の名は。
というテーマで
花とアリス殺人事件
という作品を
ご紹介させて頂ければと思います。
アニメではよく作られるのに
実写では、まず作られない映画とは
一体なんだと思いますか?
答えは
プリクウェル
(前日譚)。
人間が演じる実写映画では
ヒット映画の前日譚を作ろうとしても
役者さんを若返らせる事が困難なため
登場人物の若き日を描いた続編は
なかなか作れないのです。
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
10年前に作られた
実写作品のプリクウェルを
アニメ化する事で
成功させた映画だから
花とアリスとは
有栖川徹子(アリス)と
荒井花(花)という二人の中学生の
友情と恋を描いた実写映画。
↑2004年公開の「花とアリス」
全ての事にちょっと強引な花と
どんな事も飄々と受け入れてしまうアリスの
全然タイプ違いの二人の少女が
花が恋した男の子がアリスを恋したことで
微妙な関係となっていくラブコメディ。
↑仲の良かった二人の関係は、どうなってしまうの?
そんな花とアリスは
二人の少女の魅了的な描写や
岩井監督ならではの美しい映像美によって
女の子たちの永遠の名作として
日本映画史に刻まれる事となりました。
↑花を演じたのは鈴木杏さん。
アリスは蒼井優さんです。
本作は2004年に公開された
花とアリスの前日譚。
前作では描かれていなかった
花とアリスの出会いや
二人が何故友達になるキッカケを描いた
前作ファンにはたまらない映画!
本作のラストシーンは
前作の直前と重なっているのです!
↑前作のスタートシーンは二人のバレエポーズ。
↑そして本作のラストシーン。
前回、説明されなかった二人の朝の挨拶は
こうして始まったのです
\(^▽^)/
本作における二人の性格やセリフは
10年前そのまま!
ストーリーは
最近引っ越して来たアリスが
隣の家で引きこもっていた花と一緒に
過去にアリスの教室で起こった
ユダ殺人事件の真相を突き止めるというお話。
↑転向してきたアリスの机は
1年前に殺されたと噂されている学生の机でした。
あっ!封印されていた机が!!
というと、名探偵コナンみたいな
殺人ミステリー!?
いいえ。
そんなハードな映画ではありません。
ユダ殺人事件の噂は
もう卒業した去年の3年生の話。
1年前なので、今のクラスメイトは
本当に殺人事件があったのかも知りませんが
噂が噂を呼んで
学校の怪談みたいになっていたのです。
ユダ殺人事件の真相を知っているのは
去年の暮れから引きこもっていて
出席日数が足らずに留年してしまった花だけ。
↑この町に引っ越して来たアリスの家の隣が花の家。
彼女は、ずっと窓から外を見ています。
さて、ユダ殺人事件の真相とは?
そして互いを知らない花とアリスは
一体どうやって仲良くなったのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
推薦理由②
多くの人に愛された作品は
登場人物の人生が付加さていく
↑この映画の後、二人が仲良くなるのは
前作を観た人なら知っています。
↑でも二人は、一体どんなキッカケで
親友になれたのでしょう?
前日譚である「モンスターズ・ユニバーシティ」と
同様の手法ですね!
そんな本作ですが
一体どうして、アニメだったのでしょう?
私見ですがそれは
花とアリスり世界観を
守りたかったから
ではないかと思います。
当時、この作品で花とアリスを演じた
鈴木杏さんも蒼井優さんも
今では若手ではなくベテランの女優さん!
もし彼女たちが
前作の二人を実写で演じたとしたら
きっと演技が上手すぎて
以前の二人のような空気感は
出せなかったと思います。
けれどもし
別の女優さんに演じたとすれば
二人だから出せた絶妙な空気感は出せず
違うテイストの作品となってしまいます。
そう。
人間が持っている
今の私の雰囲気
というものは、保てないものなのです!
けれどアニメなら
当時の雰囲気を再現可能です
\(^▽^)/
本作は、前作の二人をCGで処理し
花とアリスの二人を再生していきます!
↑バレエを習っていたアリスは
↑以前と同じように踊る事ができます!
また、岩井俊二監督ならではの
美しい光彩や、映像処理も
アニメによって再現する事が可能です!
↑現実にはありえないような美しい色合い!
↑そんな色合いは、アニメでも健在です!!
そして本作が成功した事は
アニメという媒体に新しい可能性が誕生した事を
示唆しています。
その可能性とは…
今まで不可能だった
実写映画のプリクウェルが
アニメやCGの発達によって
可能になるかもしれない
という事!
もしかすると将来、アニメ映画というのは
愛されてきた映画の魂を
引き継いでいく役割を担っていくのかも
しれませんね
ヽ(=´▽`=)ノ
推薦理由③
アニメという媒体には
過去の実写映画の
プリクウェルを生み出す
可能性を持つ!
↑10年前の花とアリスの出会っていた頃を
再び映像にする事ができるなら…
他の多くの名作たちも
アニメによって過去を語ってもらえることを
待っているかもしれませんね!
と言う訳で次回は
読み解く楽しさ!
というテーマで
ガラスの花と壊す世界
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑あの頃のアリスは
↑今も、そしてきっと10年後でも
アニメとなって私たちの前で踊ってくれるのです
ヽ(=´▽`=)ノ