こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/







本日も
 

想像力と貴君の名は。
 

というテーマで
 

パプリカ
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






前回ご紹介させて頂いた
 

パーフェクトブルーを製作した今敏監督は

アニメという表現は
どんなジャンルにも応用できるから
今までになかった
色々なジャンルのアニメが
生み出されて良い!


という想いの下
 

様々な伝説的アニメを作られた方。






彼の作品の特徴は
 

現実と非現実の境界線が曖昧となる
シュールな世界の映像化!






頭の中で観ている夢を
 

他者に口で説明するのが難しいように
 

非現実的な世界を映像化するのは

 

とても難しい事なのです。


↑ご存知サルバドール・ダリは

自分の見ている夢の世界を資格化できた事で

高く評価された画家です。





このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。




推薦理由①
精神医療をベースにした
リアルなストーリーと
もし他者の夢にシンクロできたら?
というSF的な要素が
巧みに融合された映画だから







本作の主人公はパプリカと名乗る
 

謎のサイコ・セラピスト。


↑ミステリアスな少女のパプリカ。






彼女の治療法は
 

DCミニという特殊な機械を使って
 

患者の見ている夢にシンクロし
 

相手の夢を録画して分析するというもの。


↑夢の中で、こういう感覚になる事ってありませんか?

 

でも、この感覚を言葉で伝えるのは

ちょっと難しい事ですね!

 






おおっ。

w川・o・川w






これなら患者が夢を説明できなくても
 

第三者的な視点で夢を観察できますから
 

精神分析には大いに役立ちますね!


↑じ、自分の顔がいっぱい出て来たんです!

 

患者の夢を録画して一緒に検証する事で

夢の分析が出来るのです!







けれど、この医療行為は
 

まだ社会的には認可されておらず
 

パプリカは臨床実験のために
 

秘密裏に精神治療を行っていたのです。


↑秘密の実験なので

患者に会う時のパプリカは変装した姿。

パプリカの正体は、精神医療研究所に勤めている

千葉敦子という女性です。







けれどある日
 

厳重に保管されていたはずの
 

DCミニが3台盗まれてしまったのです!


↑DCミニは、頭に接触させる

ヘッドホンや聴診器のような機械です。






他者の過去に夢の中に入れる
 

DCミニを使えば
 

患者の心の中にシンクロして
 

自分が見ている夢を見させる事も可能!






DCミニを盗んだ犯人は
 

狙った相手が起きている時にも
 

強制的に頭の中に入り込み
 

自分の誇大妄想的な悪夢の世界に
 

引きずり込んでいきます!


↑とても正常とは思えない犯人の頭の中。






さて、この悪夢を見ている犯人は
 

誰なのでしょう?






そして一体何のために
 

他者に悪夢を見させているのでしょう?





それは是非、皆さん自身の目で
 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑敦子の上司の島寅太郎は

起きている時、突然意味不明な事を喋り出し

窓から飛び降りてしまいます!

 

↑敦子がパプリカになって頭の中に入ってみると

島は、狂気の夢の登場人物として取り込まれていました!

どうするパプリカ!?

 

 

 

 

 

本作はサイコサスペンス映画。

 

 

 

 

 

 

映画の後半で

 

犯人の真意が分かって来ると

 

夢という極めて個人的な世界が

 

やがては、他者と共有化したり

 

管理されるかもしれない

 

開かれた世界になるかもしれないという

 

複雑な気持ちになっていきます。

 

↑夢では何でもできますよね!

 

↑でも逆に言えば夢を自在に操れるなら

夢の中で相手を殺す事だって可能かもしれません!

 

 

 

 

 

推薦理由②

未来の科学では

夢の世界が

個人の領域とは限らない

 

 

 

 

 

 

と、いう事は怖いホラー系の映画?

 

 

 

 

 

いいえ。

 

 

 

 

 

一概にそうとも言えないのです。

 

 

 

 

 

パプリカは、映画の中で

 

粉川という刑事がよく見ている悪夢の

 

原因を探っています。

 

 

 

 

 

 

けれど分析ていくと、それは悪夢ではなく

 

粉川自身がずっと昔に忘れていた

 

若い頃の想いだった事が分かって来るのです。

 

↑粉川の夢の中のゴーストタウン。

一見不気味ですが

良く観ると、さまざまな映画が!!

 

 

 

 

 

 

粉川は自分の過去を思い出す事で

 

悪夢が終わるだけではなく

 

目指していた自分のあるべき姿も

 

思い出していきます。

 

↑粉川の夢には

女の子がギターで黒服の男を殴る夢が…

 

↑このシーンはもちろん

「ローマの休日」の船上乱闘シーンですよね!

粉川は一体何を夢見ていたのでしょう?

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

人間にとって夢は、人生を輝かせていく

 

素敵な宝物でもあるのです

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

推薦理由③

夢で観ている事は

ずっと昔に忘れてしまっていた

自分のやりたいとこ

なのかもしれない

 

 

 

 

 

 

ちなみに2006年公開の本作は

4年後に公開された

有名な作品に影響を与えた可能性があるのです…

 

↑夢の中で別の場所に移動するパプリカ。

 

そして他者の夢の中を移動する映画と言えば…

 

そう!

「インセプション」です。

 

 

 

 

2010年のインセプションに

本作が影響を与えたかどうかの真偽は

分からないのですが

私としては

演出の参考にされたのは
間違いないのでは?


と思うのですが
 

皆様はどう思われますか?

 

 

 

 
と言う訳で次回は
 

今敏監督の作品の中で

 

まだ誰も参考していない作品として

 リスペクトの映像化

というテーマで

千年女優

という映画を解説してみたいと思いますので

どうぞよろしくお願いいたします。
 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑夢というのは、とりとめの無いものので

潜在的な想いがあるからこそ生まれて来るもの!

 

なぜならば人の想像力は

自分が今まで見たものを通してしか

構築できないものなのですから

(*´∇`*)

 

 

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