こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も
 

想像力と
2017年のアーカイブ

 

 

というテーマで
 

今年一年の自分のブログを
 

振り返ってみたいと思います。






自分なりのテーマを作り


100本の映画を紹介してみて思った事。






それは
 

特定ジャンルの映画を紹介するには
自分の知識は少な過ぎる!

 

という事でした。





これは恐らく
 

初級者を卒業したからこそ気づけた
 

リアルな自分の実力!






けれどだからこそ
 

心の底から

もっと映画に詳しくなりたい!
 

と思えるようになりました。






映画初心者だった以前のような
 

どの映画を観れば良いのか

わからない
 

という抽象的な不安は既になく
 

様々なジャンルの映画には

どんな作品があるのかを知りたい
 

という具体的な疑問!
 

 

 

 

 

そして、その答えを探していると

 

日本は

特定のジャンルの映画紹介本が

想像以上にたくさんある国だ
 

という事に改めて気づくことができたのです
 

\(^▽^)/





恐らくこれは日本人特有の
 

凝り性とかマニア気質に由来するもの。






自分の気に入ったジャンル映画を

 

こよなく愛している方々が書いた紹介本の数は

 

世界屈指の多さだと思います。

 




フランス映画に詳しくなりたい時は

 

中条省平氏のフランス映画史の誘惑と

 

決定版!フランス映画200選で

 

映画が誕生した当時の状況から

 

フランス映画が時代の変遷と共に変化したのかを

 

詳しく教えてくれます。

 

↑フランス映画の流れをつかむにはコチラ!

 

 

↑時代別の有名映画の解説はコチラ!

 

 

 

 

 

 

洋泉社さんの解説書は

 

自分たちの知っている知識を

 

惜しみなく伝えてくれるライターさんたちによる

 

ニッチな解説書の宝庫!

 

 

 

 

 

世界が滅んでいく

 

様々なシチュエーションを網羅した

 

デストピア聖典や

 

女優一人一人にスポットをあてて

 

徹底解説しているスターすっぱだか列伝など

 

手に取るのは躊躇しますが

 

内容の濃い解説書がいっぱいです。

 

↑世界の破滅を

シチュエーション別に分類している

デストピア聖典

 

 

↑タイトルはアレですが

女優分析はなかりシッカリしているので

映画中級者におススメ!

 

 

 

 

 

また、洋泉社のムックで

 

彼らの好きなジャンルの映画を

 

時代順に100本ずつセレクトしている

 

映画の必修科目シリーズは

 

映画が詳しくなりたい人にとっては

 

読んで損はない労作です。

 

↑洋泉社らしいジャンルのセレクトは

他の出版社では

まず紹介されない作品も網羅しています。

「仰天カルト・ムービー100」

 

 

↑韓国のどす黒い“恨流”映画を集めた

「激辛韓流映画100」

 

 

↑男と男の友情の様々なカタチを紹介する

「激アツ 男の友情映画100」

他、シリーズは現在16まで出版されており

1600作の映画が

テーマ別に紹介されています。

 

 

 

 

 

芸術新聞社からは

 

フィルムをとおして時代を見る

 

というテーマで

 

60年代から00年代までのアメリカ映画を

 

各100ずつ紹介している

 

○○年代のアメリカ映画100シリーズは

 

流行り物の映画を一切排除し

 

公開後に評価が高まっていった作品も

 

キチンを選出している研究書。

 

 

 

 

 

このシリーズは

 

自分の知らない映画の存在を教えてくれる

 

歴史的な視点でアプローチしている

 

読み応えのある本です。

 

↑面白い事に

最初に出版されたのは00年代!

「00年代のアメリカ映画100」

 

 

↑以降10年ずつ時代を遡り

60年代のニューシネマの萌芽期までを

帰納法的に紹介しています。

 

それぞれの本の巻末には

選外となった100本が加えられていますので

5冊で200本=1000本です!

 

 

 

 

 

また、女性の方の優れたエッセイ系の

 

映画紹介本も見逃せません

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

 

故吉野朔美さんの映画エッセイは

 

彼女自身の感じたままの映画解説と

 

マンガ家でいらっしゃった

 

彼女のイラストで彩られた美麗な世界。

 

 

 

 

 

 

この本でしか紹介されていない

 

繊細な映画も多く

 

ミニシアター系にも造詣が深く

 

作り手の視線を想像するようなアプローチは

 

他にない語り口だと思います。

 

 

↑彼女の出版された映画紹介本2冊は

私にとって衝撃的な

映画紹介のアプローチでした…

「吉野朔美のシネマガイド シネコン111」

と「こんな映画が、」

 

 

 

 

 

 

美術評論家の中野京子さんの

 

恐怖と愛の映画102は

 

「怖い絵」シリーズと同じように

 

映画の細部に隠れた秘密を暴くような

 

その映画を観たくなるテイスト!

 

 

 

 

 

 

細部まで描かずに

 

彼女の注目したポイントを語る方法は

 

私がブログを書く上で参考させて頂いてる

 

映画の応援団のようなテイストです。

 

↑彼女が語る「恐怖」や「愛」にも

様々な切り口があるのです。

「恐怖と愛の映画102」

 

 

 

 

 

 

と、ご紹介させて頂いた本も

 

日本における映画紹介本のほんの一部!

 

 

 

 

 

 

このような映画上級者の方々による

 

自分が愛した映画の伝承が試みられている

 

日本の映画本の世界は

 

恐らく、少し映画が詳しくなった方々を

 

より深く楽しませてくれると思います。

 

 

 

 

 

そして、彼らが紹介してくれた

 

1000を軽く超える未見の映画があるのなら

 

恐らく私の目的であった

 

一生かけても終わらない

趣味を見つける

 

 

映画を鑑賞する事

 

でOKなんだと思います

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

 

そして私も及ばずながら

 

多くの指導し頂ける方の紹介で

 

普通の人より少しは

 

映画についてご紹介できるようになり

 

このブログも続けられているのです。

 

 

 

 

 

人から何かを教わり

それをまた

自分の言葉で他者に伝えていく

 

 

 

 

 

古来人間の行ってきた伝承というのものは

 

ブログでも可能ではないかと思うのです…

 

 

 

 

 

と言う訳で次回からは

 

2017年の1月からの紹介した作品を

 

セレクトした理由と共に

 

改めて紹介してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします

 

(*´∇`*)

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑劇場公開が終わった映画は

「伝承を必要とする作品」となります。

 

誰かが語り続ければ

その映画は永遠に残りますが

人々に忘れられた時

映画は死んでしまうのです…

 

ブログの時代は、そんな儚い映画たちを

有志方々の力で

永遠の命を与えられる時代なんですよね。