こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

 

本日も

 

想像力と

発掘良品の再発掘

 

というテーマで

 

コーマ

 

 

という映画を

 

解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 


本日の映画は

 

発掘良品の第一弾における

 

ただならぬ雰囲気を持つ作品の最後の一作。

 

 

 

 

 

 

本作は、ポスターからも

 

ただならぬ雰囲気が漂っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

吊り下げられた無数の人たち。

 

↑吊り下げられた人間の群れ。

 

 

 

 

 

 

ちなみにコーマ(COMA)とは

 

昏睡という意味。

 

 

 

 

 

 

吊り下げられて昏睡しているって

 

一体どういう状況なのでしょう?

 

 

 

 

 


実はこの映画は

 

世にも恐ろしい企業犯罪を描いた

 

70年代らしいダークな雰囲気の作品なのです。

 

 

 

 

 


このシリーズで

 

本作品の推薦理由は3つ。

 

 

推薦理由①

1970年代らしい

大企業への不信感が漂う

映画だから

 

 

 


1960年代から始まった

 

利潤を追求する強欲な企業の陰謀や

 

政府が情報を操作して

 

不都合な真実を隠蔽している事を告発する運動は

 

怒れる青年たちによる革命運動となって

 

60年代後半を席巻していきます。

 

↑企業による環境汚染を告発した

「沈黙の春」(1962年)

 

大企業を信じるな!!!

 

 

 

 

 

 

 

当然、このムーブメントは映画にも反映され

 

映画で描かれる企業や政府は

 

利潤のためなら

非人間的な事でも平気で行う

悪の組織

 

として描かれるようになります。

 

 

 

 

 

 

70年代の映画には

 

そんな悪の組織と戦う一般人を描いた

 

ダークなテイストの作品が少なくありません。

 

 

 

 

 


政府の隠匿している秘密を

知ってしまった!
 

大企業の非合法な活動に

気づいてしまった!

 

 

そんな一般人たちは権力者の手にかかり

 

人知れず抹殺されていきます。

 

 

 

 

 


70年代の権力者たちにとっては

 

真実を知ってしまった一般人は
排除すべき存在

 

だったのです。

 

 

 

 

 

 

TSUTAYA発掘良品は

 

そんな70年代の社会的陰謀系の映画を

 

多数ラインナップしているのです。

 

 

 

 

 

 

第35弾の激怒

 

 

音譜激怒の回はコチラ音譜

 

 

 

 

 

 

第16弾の

ジョニーは戦場へ行った

 

 

音譜ジョニーは戦場へ行ったの回はコチラ音譜

 

 

などの作品も

 

70年代の権力者不信映画ですね。

 

 

 

 

 

 

本日のコーマも

 

そんな大企業への不信を描いた作品。

 

 

 

 

 

 

本作で描かれているのは

 

医療業界の陰謀です。

 

 

 

 

 


本作は主人公の医師スーザンが

 

うちの病院、何かがおかしいぞ!

 

と企業の体質を疑う映画。

 

↑スーザンは、ごく普通のお医者さん。

 

 

 

 

 

 

スーザンは大病院に勤めている医師ですが

 

ある日、ショックな出来事に遭遇します。

 

 

 

 

 

 

その出来事とは

 

病院に入院した親友の突然死!

 

↑元気だった友人の突然死!

 

 

 

 

 


高校時代からの大親友が

 

手術中に昏睡状態になってしまい

 

脳死してしまったのです!

 

 

 

 

 


まだ若いのに可哀そうですね

 

(ノ_-。)

 

 

 

 

 

 

彼女の受けた手術の難易度が

 

高かったのでしょうか?

 

 

 

 


いいえ。

 

 

 


彼女が受けた手術は

 

数分で終わる簡単な手術でした。

 

 

 

 


スーザンは疑問に思います。

 

 

 

 


なぜ簡単な手術なのに脳死に至ったのか?

 

 

 

 

 


原因究明に乗り出そうとするスーザンですが


病院側は、手術中の突然死ということで

 

事務的に処理しようとします。

 

↑病院の院長はスーザンに

 

君の友人の死は悲しい事だが

突然死は誰にでも起こる事だから仕方ない

 

と言って原因究明させません。

 

 

 

 


死因も詳しいデータも

 

開示してくれない病院側に対して

 

不信感を抱いたスーザンは

 

規則を無視して独自に調査を行い

 

苦心の末に、病院内で手術中に

 

昏睡状態になった人の一覧表を入手します。

 

 

 

 

 


そこで分かったことは…

 

 

 

 

 


なんと、手術中に昏睡状態になった患者数が
 

1年間に200名を超えていた
 

という事実でした!

 

 

 

 

 

 

1年間に200人が手術中に昏睡するのは

 

ちょっと多すぎですね!

 

( ̄□ ̄;)!!

 

↑コンピュータには、大量の手術中の昏睡による脳死が

記録されていました!

 

 

 

 

 


さて、この不審な大量死は

 

一体なにが原因だったのでしょうか?

 

 

 

 

 


それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑調査して分かった事は

昏睡状態になった患者を手術していた部屋が

いつも同じだったという事です。

 

 

 

 

 

 

本作の恐ろしいのは

 

病院で何が起こっているのかを

 

働いている医師たちも知らないという事。

 

↑スーザンの含め、すべての医師は

普通に仕事をしています。

 

 

 

 

 

 

けれど、彼らは手術を担当する事で

 

結果として昏睡患者を生み出していくのです。

 

 

 

推薦理由②

悪事に加担している人間が

その事を自覚しているとは限らない

 

 

 

 

 

 

昏睡した患者たちは

 

脳死なので厳密には死者ではありません。

 

 

 

 

 

だから患者たちは

 

どこかへ運ばれていきます。

 

 

 

 

 

 

そしてその場所は

 

脳死した肉体を有効活用する

 

世にも恐ろしい施設だったのです…

 

↑昏睡した患者の移送場所を突き止めたスーザンは

見学者たちに交じって

その施設内を案内してもらいます。

 

説明では、昏睡した患者を

安全な状態でコンピュータで管理して

治療方法が発見されるまで

保全し続ける施設という事でしたが…

 

 

 

 

 

病院の上層部に逆らって

 

真実を突き止めようとするスーザンですが

 

彼女だって、友人の死がなければ

 

病院内の陰謀に気づくことはありませんでした。

 

 

 

 

 

 

権力者による陰謀というのは

 

一般大衆に気づかれることないよう

 

何気ない出来事のようなフリをして

 

密やかに行われるていくのです…

 

 

推薦理由③

陰謀とは

もっともらしい嘘によって

隠され続ける

 

↑昏睡状態というのは嘘ではないですが

脳死している以上

回復する事なんてありえませんね!

 

つまりこの施設は

呼吸している死体の倉庫だったのです。

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

発掘良品シリーズ離れて

 

本作同様70年代の社会への不信を描いた

 

無力な市民たち

 

というテーマで

 

呪われた毒々魚

~人類滅亡の危機~

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑もし、新鮮な人間の死体が

常に一定数必要な企業があったとしたら

誰と組めば良いのでしょう?

 

そう。

イリーガルなニーズだって

ビジネスとして成り立つのであれば

陰謀は生まれてくるのです。

 

 

コーマ [DVD] コーマ [DVD]
1,543円
Amazon