こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/
 

 

 

 

 

本日も


想像力と
かいぶつぞろぞろ

 

というテーマで

 

ザ・ヴァンパイア
~残酷な牙を持つ少女~

 

 

という映画を

 

ご紹介させて頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

ハリウッドといえばアメリカ映画!

 

↑映画の都、ハリウッド!

 

 

 

 

 

 

けれど

 

アメリカ映画=ハリウッド

 

と言う訳ではありません。

 

 

 

 

 

 

ハリウッドで作られる映画の多くは

 

商業主義的なアメリカ映画。

 

 

 

 

 

 

簡単に言えば

 

収益を上げる事を目的に作られた映画です

 

 

 

 

 

けれど、ヒットする事より

 

監督が描きたかった事を映像化するために

 

作られた映画もあります。

 

 

 

 

 

 

アメリカは、そんなタイプの作品は

 

ハリウッドではなく

 

ニューヨークを拠点にする監督たちによって

 

作られており

 

彼らはニューヨーク派と呼ばれています。

 

↑ヒット作という感じではなく

独自の視点で描かれた世界を描くのが

ニューヨーク派。

 

ジム・ジャームッシュ監督などが有名ですね。

(ストレンジャー・ザン・パラダイス)

 

 

 

 

 

 

ニューヨーク派の特徴は

 

明快にストーリーを説明するのではなく
 

登場人物の心の動きを
 

ちょっとした仕草や映像で見せていくもの。

 

↑ただ黙って立っている二人。

このシーンから皆さんは

二人の心の中をどんな想像をしますか?

 

 

 

 

 

一見、とっつきにくいタイプの作品ですが
 

慣れてくると、様々な映像や光景がずっと記憶に残る

 

味わい深い作品として楽しめるのです。

 

↑猫の目のアップ!

 

 

↑空のよどみ

 

 

↑一人踊る少女。

どのシーンも印象的です。

 

 

 

 

 

 

このシリーズで

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。

 

 

 

推薦理由①
ニューヨーク派テイストの
ヴァンパイア映画という
珍しい作品だから

 

↑メチャクチャカッコいいポスター!

 

 

 

 

 

 

 

本作の舞台はイラン。

 

主人公はアラシュという名の青年です。

 

↑青年アシュラン。

 

 

 

 

 

 

アシュランは7年間一生懸命働き

 

カッコいいスポーツカーを手に入れますが

 

麻薬中毒の父親が売人に多額の借金をしていたため

 

車を取り上げられてしまいます。

 

↑売人は、とっても怖いタイプ!

 

 

 

 

 

 

どうしても車を取り返したいアラシュは

 

売人の家に直談判しに向かいますが

 

家に入ってみると売人は殺されていたのです!

 

 

 

 

 

 

殺したのは、彼が売人の家に到着した直後に

 

家から出ていった少女のようすが

 

アラシュにとっては、そんな事はどうでもいい事!

 

 

 

 

 

 

自分の車のカギを取り返し

 

ついでに売人の持っていた大量の麻薬も

 

持ち帰る事にします。

 

 

 

 

 

 

さて、アラシュはこの後

 

一体どうなっていくのでしょう?

 

 

 

 

 

 

そして謎の少女は

 

なぜ売人を殺したのでしょう?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑夜中に売人の家にいた少女は

全身を覆い隠す黒い大きな布(チャドル)を

着ていました。

 

 

 

 

先ほどの書きました通り

 

この映画はストーリーというよりも

 

登場人物の心の動きを想像して楽しむ作品。

 

 

 

 

 

皆様がご想像の通り

 

この映画におけるヴァンパイアは少女です。

 

↑チャドルを着たヴァンパイアは怖いですね!

 

 

 

 

 

 

少女は一人で暮らしのヴァンパイア。

 

吸血鬼だから当然

 

人間の血を吸いたいのですが

 

できれば悪い人間の血を吸いたいらしく

 

夜中に歩き回って

 

不要な人間を探して回っているのです。

 

↑夜中に徘徊する少女

 

 

↑あの人はどう?

 

 

 

 

 

そんな少女は、恋をしたこともなければ

 

財産などの価値も感じません。

 

 

 

 

 

 

一方のアラシュは

 

売人の麻薬を売る事で利益を得ますが

 

だからといって幸せにはなれません。

 

 

 

 

 

 

父親を麻薬から解放させようとしても

 

父親の心の中の苦しみが分からないので

 

二人の間も上手くいきません。

 

 

 

 

 

 

彼にとっても人生は

 

孤独で辛いものでしかないのです。

 

 

 

 

 

 

そんな二人が再開したのは

 

やっぱり真夜中。

 

 

 

 

 

仮装パーティの帰り道

 

酔っ払っていたアラシュの前に

 

少女が現れますが

 

アラシュは、彼女の危険な雰囲気を察せず

 

楽しく語り掛けてきたのです。

 

↑偶然にも、アラシュの仮装はドラキュラ!

 

夜中に本物のヴァンパイアの前で

「ボク、ドラキュラ!」と言うアラシュは

少女にとって初めて出会うタイプだったのです。

 

 

 

推薦理由②

ヴァンパイアだって

孤独に生き続けるのは

楽しい事ではない

 

↑少女の部屋には

ロックのポスターなどが貼ってありますが

一緒に聴いてくれる人は

彼女にはいたのでしょうか…

 

 

 

 

 

そんな二人は幸せになれるのか?

 

 

 

 

 

孤独な人間は

 

上手くやっていけるのでしょうか?

 

 

 

 

 

そして上手くやっていけるのだとしたら

 

孤独なヴァンパイアと人間は

 

上手くやっていけるのでしょうか?

 

↑酔っ払っていたから

何気なく少女を抱き上げたアラシュ。

 

けれど、この体験は

少女の心を激しく動かしたのです…

 

 

 

 

 

 

 

そんな事を想像しながら観るこの作品は

 

不思議な後味の残る

 

スタイリッシュな青春映画なのです。

 

 

 

 

推薦理由③

映画の行間を読めば

自分なりの想像で楽しめる

 

↑夜中にスケボーとアラシュで徘徊する少女は

不気味?それともカワイイ?

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

トワイライト以降の

ヴァンパイア

 

というテーマで

 

ヴァンパイア・アカデミー

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

 

↑本作の原題は

「A GIRL WALKS HOME ALONE AT NIGHT」

(少女は、真夜中に一人で家に帰る)

 

この映画はヴァンパイア映画というより

一人ぼっちの寂しい少女のお話なのかもしれません。